Nゲージ マイネロ37260(マイフ29 3) / マロネフ3811〜
K1020 マイネロ37260(マイフ29 3) 組み立てキット [\4,900+税] 【2024年8月発売】
●函館−釧路間急行401・402列車用として登場し、その後特急「不定期燕」「鴎」で使用されたマイネロ37260形を模型化。
●緩急車化のマイロネフ37260や、戦後に一部の窓が塞がれたマイフ29 3としても製作可。
●区分室通路等の仕切、二重窓(開状態)や鎧戸、網戸も付属。(組立て例では網戸と、給仕室の鎧戸を取付)
おまけ部品として、マロネフ38用の幌蓋も付属。
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。
●本製品は、別付けの二段雨樋を取付けなくても製作できます。(二段雨樋は別売(K3091))
給仕室窓は鎧戸を下した状態にしています。
組立例は、特急「鴎」運用時の姿としています。
テールマークの色調が不明ということもあり(鴎テールマークは群青色地に黄色文字との記述も見られますが、当時のマイネロ37260の写真では明らかに地色より文字色が濃く見えます)、テールマークシート(シールではありません)は不定期燕と鴎が数種類ずつ付属します。
本製品の内容です。(写真のエッチング板のほか、テールマークシートも付属)
煤除けの網戸、通路側や給仕室窓の鎧戸のほか、登場当初、北海道の急行で使用された際に取付けられていたと思われる二重窓(開状態)も付属します。(最下部の部品)
◆車体(妻板以外)と雨樋、明り窓、車内の仕切は真鍮エッチング板で、本製品に付属します。
◆妻板・屋根・床板、床下機器、ベンチレーターはプラ製で、別途購入品になります。
別途購入品
【屋根・妻板・床板・ベンチレーター】
K4036 二重屋根客車プラパーツセット (各2輌分入)
【床下機器】
K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【台車】
K3060 プラ床板用TR73台車
●各社 片側絶縁車輪 6ヶ必要 (中空軸車輪の場合、台車側梁と枕梁の間をテープ等で絶縁し、台車片側は「K3502 プラネジ」で固定)
●各種カプラー いずれか2ヶ必要
KATO製 カトーカプラーN(黒) 11-702 (20ヶ入)
GM または KATO製 アーノルドカプラー (要スプリング)
【幌】
GM製<8612>貫通幌(客車・旧国型 グレー)
または GM製<8611>貫通幌(客車・旧国型 ブラック)
【内装】
K4001 展望車用シート・寝台 K4003 転換クロスシート
【窓セル】
透明プラ板、塩ビ板など
【インレタ】
□形式 K3077 W寝台車2・展望車インレタ (マイネロ37260・マイネロフ29 3用 各1輌分入)
K3094 不定期燕インレタ (マイネロ37263・マイネロフ37262用 各1輌分入、窓下の標記類 白)
□窓下の標記類[白] K3065 等級標記他インレタ
□窓下の標記類[黒] K3073 等級標記・スニ41他インレタ(黒)
(以下任意)
【二段雨樋】
K3091 雨樋 (6輌分入)
【テールレンズ】
K3074 テールレンズ(丸屋根客車他) (12ヶ入) ※孔の開いてないテールライト部品を使用する場合は不要
【屋根取付ネジ】
エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入) ※屋根を接着で固定する場合は不要
入手困難な方にはキングス製ネジもご用意 →K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種)) (10本入)
【別貼り ウインドシル・ヘッダー】
K3103 ウインドシルA(幅広) (7.5輌分入)
K3105 ウインドヘッダー (9輌分入)
【デッキ扉開放用部品(上級者向け)】 K3923 二重屋根客車デッキ開放用部品
マイネロ37260形は、函館−釧路間急行401・402列車用の一等寝台二等車として、昭和6年3月〜8月に4輌が登場しました。
また、マロネフ38 11〜は、このうちの2輌がマイネロフ37260形→マイネロフ37形を経て、28年6月にマロネフ38形(11・12)となった車輌です。
マイネロ37260形の一等側の設備はマイネ37130形(→マイネ38→マロネ49)やマイロネフ37280形(→マイロネフ37→マロネフ38(1〜3)→マロネフ58)に準じたもので、2人用区分室が3室と4人用区分室が1室設けられ、二等側にはスロ30800形(→スロ32)に準じた転換式座席が備えられていました。なお、この形式は二等座席との合造だったためか、他の優等寝台車に備わっていた喫煙室は設けられませんでした。
昭和9年12月、東海道・山陽線以外の一等寝台連結中止によってマイネロ37260形は急行401・402列車から外され、10年から特急「不定期燕」の最後部に連結されるようになり、12年7月には特急「鴎」に転用され、スイテ37050形の連結開始される15年4月まで展望車代用として連結されました。
マイネロ37260形は緩急車設備を設けていないにもかかわらず、特急列車の最後部に連結されてきましたが、昭和15年7月にはマイネロ37260以外の3輌(37261〜37263)が緩急車化改造されてマイネロフ37261〜37263となりました。この改造は、給仕室に緩急車設備を追加した程度ですが、一等側車端の給仕室が車掌室となった関係で、従来とは車輌の前後が逆転しました。また、この際に床下の車軸発電機や機器箱が従来とは反対側に移設されたようです。
改造後のマイネロフ37260形は、不定期特急への連結や、定期特急の増結用などとして使用され、昭和16年10月の称号改正でマイネロ37260はマイネロ37 1に、他の3輌はマイネロフ37 1〜3に形式変更されました。戦後は全車が連合軍に接収されましたが、その後の4輌は最終的に3形式に分かれることになりました。
●マイネロ37 1→マヤ57 1→マヤ37 51→マヤ38 51
唯1輌、緩急車化されずに残ったマイネロ37 1は、昭和25年6月に特別職用車マヤ57 1となり、接収解除後は試験車マヤ37 51を経て昭和28年6月にマヤ38 51とな
りました。この車輌は、事業用ながら貸切扱いの特殊営業にも使用可能で、特別職用車時代の密閉式展望室を最後まで残していましたが、昭和45年3月31日に廃車となりました。
●マイネロフ37 1・2→マイネロフ29 1・2→マロネフ38 11・12
マイネロフ37 1〜3は、講和条約発効後も接収解除されずに駐留軍貸渡車として残り、昭和28年6月にマイネロフ29となりました。その内のマイネロフ29 1・2は、接収解除後の昭和29年3月、特別室付二等寝台車に改造されてマロネフ38 11・12となりました。この改造では、元二等室にレール方向に並ぶ開放寝台が設けられ、元一等区分室のうち中央部の4人用区分室を2人用に改造し、空いた空間に給仕室と喫煙室が設けられ、側窓が1ヶ所追加されました。また、元一等区分室は二等寝台特別室に変更され、区分室内の折畳み洗面器は撤去されました。この改造後は、後に類似の室内改造を行ったマロネ40形や、元マイロネフ37280形の格下げ改造車マロネフ38 1〜3に近い室内配置となり、後者とは定員も同一となって、同形式の10番代に編入されました。その後、昭和30年7月の一等寝台廃止の際、マロネフ38 1〜3は区分室内の折畳み洗面器が残されており、旧一等寝台車相当の設備と見なされたためマロネフ58形に形式変更されましたが(旧一等寝台車は形式の数字を40以上としたため)、マロネフ38 11・12は折畳み洗面器が撤去されていたため、マロネフ38形のまま残ることになりました。
改造後の2輌は臨時列車のほか、急行「北斗」マロネ38の代走の記録も残されていますが、定期列車の所定で使用の際は予備車が確保できないためか、定期運用はされませんでした。しかしその後、昭和34年9月から東京−金沢間急行「能登」(東海道線経由)に連結されるようになり、これは戦前製旧一等寝台車最後の定期運用となりました。(予備車にはマロネフ29形が用いられたようです) なお、「能登」のマロネフ38形は昭和36年10月にオロネ10形に置き換えられる予定でしたが、実際にはオロネ10の新製が遅れたことで、37年1月まではマロネフ38形での運用が続けられました。その後は団体臨時列車などで使用されましたが、同じ目的で残されていた他の戦前製優等寝台車の廃車が進められる中で、この2輌は戦前製旧一等寝台車として、また、二重屋根の寝台車としても最後まで残り、戦後製のマロネ40形の大半が廃車となった後の、昭和42年11月9日に廃車となりました。
●マイネロフ37 3→マイネロフ29 3→マイフ29 3→(オシ17 1)
マイネロフ37 3は、マイネロフ29 3への形式変更後も接収解除されず、昭和30年7月の一等寝台廃止によって形式変更を余儀なくされ、設備はそのままでマイフ293となりました。それから間もない7月11日にはようやく接収解除されましたがマロネフ38に改造されることはなく、昭和31年11月にオシ17形に改造されました。
K1021 マロネフ3811〜 組み立てキット [\4,900+税] 【2024年8月発売】
●マイネロ37260形として登場後、二等寝台緩急車に改造されて急行「能登」などで使用されたマロネフ38 11〜を模型化。
(厳密には号車札挿の位置、明り窓の形態はマロネフ38 11)
●区分室通路等の仕切、鎧戸、網戸が付属。おまけ部品として二重窓(開状態)も付属。
(組立て例では網戸と、車掌室・給仕室の鎧戸を取付けていますが、上写真中央の給仕室窓は改造時に追加されたため、この部分の内側窓枠に鎧戸が付くかは不明です)
●急行「能登」連結時、車掌室側に取り付けられていた、窓のある幌蓋が付属。
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。
●本製品は、別付けの二段雨樋を取付けなくても製作できます。(二段雨樋は別売(K3091))
組立例は、急行「能登」運用時の幌蓋を取付けた状態で末期の、ぶどう色2号・青1号帯としています。
本製品の内容です。
基本的にはマイネロ37260と同様の構成ですが、側板の片側中央に窓が1枚追加されてその周辺には縦のリベットも追加されているほか、区分室が2人分削減されて車内中央に給仕室が追加された関係で、仕切形状が変更されています。
別途購入品
【屋根・妻板・床板・ベンチレーター】
K4036 二重屋根客車プラパーツセット (各2輌分入)
【床下機器】
K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【台車】
K3060 プラ床板用TR73台車
●各社 片側絶縁車輪 6ヶ必要 (中空軸車輪の場合、台車側梁と枕梁の間をテープ等で絶縁し、台車片側は「K3502 プラネジ」で固定)
●各種カプラー いずれか2ヶ必要
KATO製 カトーカプラーN(黒) 11-702 (20ヶ入)
GM または KATO製 アーノルドカプラー (要スプリング)
【幌】
GM製<8612>貫通幌(客車・旧国型 グレー)
または GM製<8611>貫通幌(客車・旧国型 ブラック)
【内装】
K4001 展望車用シート・寝台 K4015 戦前形ロネ用寝台
【窓セル】
透明プラ板、塩ビ板など
【インレタ】
□形式 K3077 W寝台車2・展望車インレタ (マロネフ38 11用 1輌分入)
□窓下の標記類[白] K3065 等級標記他インレタ
□窓下の標記類[黒] (淡緑帯のみ必要) K3073 等級標記・スニ41他インレタ(黒) (実際は青文字なので代用)
(以下任意)
【二段雨樋】
K3091 雨樋 (6輌分入)
【テールレンズ】
K3074 テールレンズ(丸屋根客車他) (12ヶ入) ※孔の開いてないテールライト部品を使用する場合は不要
【屋根取付ネジ】
エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入) ※屋根を接着で固定する場合は不要
入手困難な方にはキングス製ネジもご用意 →K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種)) (10本入)
【別貼り ウインドシル・ヘッダー】
K3103 ウインドシルA(幅広) (7.5輌分入)
K3105 ウインドヘッダー (9輌分入)
【デッキ扉開放用部品(上級者向け)】 K3923 二重屋根客車デッキ開放用部品
■リンク
アルモデル
キングスホビーアーカイブ
アルモデル キングスホビー製品ページ