Nゲージ マロネ29103〜(マロネ37414〜)


K0452 マロネ29 103〜(マロネ37414〜) 組み立てキット  [\3,400+税] 【2019年7月発売】 
※キングスホビー旧製品と異なり、台車のほか、屋根や床下機器などのパーツも別売となります。(別途購入品参照)


戦前製の代表的寝台車マロネ29のうち、最多数派の、丸屋根で全溶接車体のマロネ29 103〜130(マロネ37414〜37445)を模型化しました。
写真は、晩年のぶどう色2号・淡緑帯のマロネ29 109としての組立例です。
(※実際は窓下に「寝台」標記(青文字)と、出入台横に等級標記の「1」が入ります)
同車は、戦前製ロネとしては珍しく、便所・洗面所窓枠が二段の窓枠に更新されており、急行「まりも」で使用された後は団臨用になったと思われます。


マロネ29 100番代は、上写真右側の洗面所窓配置が変更(デッキ横の窓幅を拡大し、隣の窓は閉塞)された車両が複数確認できますが、マロネ29 109は晩年までこの改造が行われなかったようです。
旧製品のマロネ29 103〜キットは、洗面所窓配置が変更された車両を模型化していましたが、本キットは、原形の車両を基本にしつつ、小加工で洗面所窓配置変更できるようにしました。

◆車体(妻板以外)と雨樋、車内の仕切、屋根ステップは真鍮エッチング板で、本製品に付属します。
◆妻板・屋根・床板、床下機器、ベンチレーターはプラ製で、別途購入品になります。


●マロネ29 103〜は、過去にキングスホビーで製品化していましたが、構造を改良するとともに、より多彩な形態で組めるように変更しました。
・最近の客車製品(スロ51など)と同様、組み立てやすさを向上
・原形の形態を基本としていますが、付属の窓塞ぎ板と窓枠を用いることで、戦後、洗面所窓を1ヶ所埋めた車輌や、緩急車化改造車のマロネフ29 111・112としても製作可能。
・晩年に便洗所窓枠を二段窓に更新した車輌としても製作可能。
・原形木製扉のほか、木製高窓扉4ヶ・Hゴム扉2ヶ・開閉窓付扉2ヶが付属
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。
●車体と屋根をネジ止めも可能な構造。(ネジは別売)
 (既発売の「スロ51」「切妻のハネ」と類似の構造)
●車体外板と内板の貼り合わせの際の位置決めガイドを設けるなど、組み立てやすさにも配慮。
 (「スロ51」「切妻のハネ」「マシ29 105〜」「マロネ38」等と同様)



車内にプラ内装部品「K4015 戦前形ロネ用寝台」を取付けました。
ロングシート状の寝台ですが、寝台間の仕切が目立ちます。



別途購入品
【屋根・床板】
 K4030 丸屋根客車屋根セット (2輌分入) 
 または K4033 切妻・丸屋根客車屋根セット (各1輌分入) 
【床下機器】
 K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【ベンチレーター】
 K4021 ガーランドベンチレーター (30ヶ入)
【内装】
 K4015 戦前形ロネ用寝台 (1.5輌分入)
【台車】
 K3060 プラ床板用TR73台車
  ●各社 片側絶縁車輪 6ヶ必要
   (GM製 集電非対応車輪 8631 など)
    ※TR73台車の説明書では『8613』となっていますが誤りです。
  ●各種カプラー いずれか2ヶ必要
   KATO製 カトーカプラーN(黒) 11-702(20ヶ入)
          マグネマティックカプラーMT10 11-711(4ヶ入)
   GM または KATO製 アーノルドカプラー(要スプリング)
【幌】
 GM製 (8611) 貫通幌(客車・旧国型 ブラック) (10ヶ入)
【窓セル】 透明プラ板、塩ビ板など
【屋根取付ネジ】 ※屋根を接着で固定する場合は不要
 エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入)
 入手困難な方にはキングス製ネジもご用意しました。 →K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種)) (10本入)

【インレタ】
 ●形式  そのまま使用可能なものは品切れのため、下記のマロネ29用を切り貼りしてください。
  K3075 十和田・W寝台車インレタ  (マロネ29 21〜・31 各1両分)
  K3077 W寝台車2・展望車インレタ  (マロネ29 1〜 1両分)
  K3083 富士(昭和5年)インレタ  (マロネ37400 1両分)
  K3094 不定期燕インレタ  (マロネ37400 1両分)
 ●窓下の「食堂」等級標記 白
  K3012 客車,気動車用インレタNo.1(標記類の寸法が他より大きめ)
  K3083 富士(昭和5年)インレタ
  K3084 名士列車インレタ
  K3094 不定期燕インレタ
 ●デッキ横の等級標記、窓下の「寝台」青(黒で代用も可)は他社から発売されています。



 マロネ29 103〜を含むマロネ29 100番代は、昭和10年にマロネ37400形として登場し、昭和16年までに46輌が製造され、昭和16年10月にマロネ37 93〜138を経て、昭和28年6月にマロネ29 101〜130となった車輌です。基本的にマロネ37350形(のちのマロネ29 21〜)の二重屋根を丸屋根に変更した車輌で、700o幅の窓を2つ1組で並べた形態や、戦前の二等寝台車として標準的なツーリスト形と呼ばれるロングシート状の寝台を28人分備える点などは同様です。初期製造の車輌はウィンドシル・ヘッダーなどにリベットの付く形態でしたが、昭和14年以降製造の車輌(以下、後期車)は全溶接構造となってリベットがなくなっています。
 登場後は、特急「富士」「櫻」のほか、全国の急行列車などで使用されましたが、リベット付の初期製造車の大部分と、後期車のうち3輌は戦時改造で座席車のマハ47となり、また戦災で後期車1輌を含む計7輌が廃車となっています。

 戦後、二等寝台車として残っていた30輌は連合軍に接収され、返還後は二等寝台車の主力として幹線の急行列車を中心に使用されましたが、昭和34年のオロネ10登場で、順次これに置換えられ、団臨用となっていきました。
 昭和38年には団臨用の緩急車として、マロネ29 113・114を改造してマロネフ29 111・112が登場しました。この2輌は、洗面器を更新すると共に喫煙室が拡大され、この部分の窓が1ヶ所埋められるなど、外観も変化しましたが、同様の改造例はマロネ29 100番代でも複数見られます。(マロネ29 109は晩年もこの改造が行われなかったことが確認できますが、同車は便洗所窓枠が二段窓に更新されています)
 マロネ29 100番代は昭和38年から廃車が進められ、急行列車での定期運用は昭和40年、新大阪−西鹿児島間の「しろやま」を最後に消滅し、昭和42年までに全車廃車、形式消滅となりました。また、マロネフ29 111・112も昭和43年に廃車されています。


●マロネ29 103〜 主な使用列車
「富士」(推定)
「あさかぜ」「明星」「月光」「瀬戸」「出雲」「阿蘇」「高千穂」「筑紫」「西海」「早鞆」「しろやま」
「北上」「北斗」「十和田」「いわて」「津軽」「北陸」「まりも」など







■リンク
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アルモデル キングスホビー製品ページ
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