Nゲージ マロネ38(マロネ37480) ●2020.8.4 改良再生産品について追記 (この色の箇所)
K0414 マロネ38(マロネ37480) 組み立てキット [\4,900+税] 【2017年12月発売】
※従来のキングスホビー客車キットと異なり、台車のほか、屋根や床下機器などのパーツも別売となります。(別途購入品参照)
写真は、ぶどう色2号・青1号帯として組んだ完成例です。(※実際にはデッキ横に等級標記が入ります)
本キットは、基本的にキングスホビーの客車キット再生産ですが、各部を組立てやすくなるよう手直ししたほか、車体側面のリベットの並びを改良しました。
●戦前の上野−青森間急行201・202列車と、函館−稚内港間急行1・2列車用に、マロネ37480として登場し、戦後は急行「北斗」「霧島」「伊勢」「大和」などで使用された区分室付二等寝台車マロネ38を製品化。
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。
●車内の通路仕切が付属。
●2020年8月 改良再生産しました。
改良品のキット内容になります。
最新製品と同様の構造に変更し、より組みやすくしたほか、側板のリベットを最新製品と同等の大きさになるよう、若干小さくしました。
別途購入品
【屋根・床板】
K4030 丸屋根客車屋根セット (2輌分入)
または K4033 切妻・丸屋根客車屋根セット (各1輌分入)
【床下機器】
K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【ベンチレーター】
K4037 ガラベンセット (40ヶ入)
【内装】
K4001 展望車用シート・寝台
K4015 戦前形ロネ用寝台
K4003 転換クロスシート (喫煙室座席に2ヶのみ使用)
【台車】
K3060 プラ床板用TR73台車
●各社 片側絶縁車輪 6ヶ必要 (中空軸車輪の場合、台車側梁と枕梁の間をテープ等で絶縁し、台車片側は「K3502 プラネジ」で固定)
●各種カプラー いずれか2ヶ必要
KATO製 カトーカプラーN(黒) 11-702(20ヶ入)
マグネマティックカプラーMT10 11-711(4ヶ入)
GM または KATO製 アーノルドカプラー(要スプリング)
【幌】
GM製 (8611) 貫通幌(客車・旧国型 ブラック) (10ヶ入)
【窓セル】 透明プラ板、塩ビ板など
【インレタ】
□形式
K3062 優等寝台/食堂車用(丸屋根)インレタ
□窓下の標記類など[白](いずれも必要)
K3065 等級標記他インレタ(白)
□窓下の標記類[黒](淡緑帯のみ必要)
K3073 等級標記・スニ41他インレタ(黒) (実際は青文字なので代用)
車体中央の洗面所・喫煙室を境に、開放寝室と区分寝室に分かれているので、合造車的な窓配置が特徴です。
写真手前側は区分寝室のため、車内の通路仕切が目につきます。
左手から、給仕室、区分寝室(4人用2室 2連窓2組)、喫煙室、開放寝室(2連窓4組)、便洗面所の順で配置されています。
通路などの仕切も付属。
未塗装で組立てた状態です。
車体(妻板以外)と雨樋、車内の各種仕切は真鍮エッチング板で本製品に付属します。
妻板・屋根・床板、床下機器、ベンチレーターはプラ製で、別途購入品になります。
スロネ30とマロネ38を連結してみました。
マロネ38は昭和10・11年に、上野−青森間急行201・202列車と、これに接続する函館−稚内港間急行1・2列車用に、マロネ37480として7輌製造され、昭和16年10月にマロネ38に形式変更されました。
一等寝台の代用とするため、4人用の区分室を2室備え、残りの半室には戦前の二等寝台車として標準的な、ツーリスト形と呼ばれるロングシート状の寝台を備えていました。
戦後は連合軍に接収されてマイロネ38に改称しましたが、返還後はマロネ38に戻り、急行「霧島」「雲仙」「伊勢」「大和」などのほか、戦前と同じ上野−青森間急行の「北斗」にも使用されました。
急行「霧島」で昭和36年まで使用されたのちには団臨用となり、昭和38年頃に廃車されました。
■リンク
アルモデル
キングスホビーアーカイブ
アルモデル キングスホビー製品ページ