Nゲージ マロネロ381〜(マロネ37600)


K0416 マロネロ38 1〜(マロネロ37600) 組み立てキット  [\3,400+税] 【2020年5月発売】 
※キングスホビー旧製品と異なり、台車のほか、屋根や床下機器などのパーツも別売となります。(別途購入品参照)

※マロネロ38キット説明書と車体内板の矢印向きが食い違っていました。
 組み立ての際は、車体内板の矢印が逆向きになっていると考えて組んでいただけますようお願いいたします。

二等寝台と二等座席の合造車として登場したマロネロ38のうち、リベット付のマロネロ38 1〜6・21(マロネロ37600〜37625)を模型化しました。

写真は、マロネロ38最後の使用列車となった準急「利尻」の、青15号・淡緑帯の組立例です。
(※末期の「利尻」ではマロネロ38 5・9・10の3輌が使われましたが、全車が青15号となったかは不明です)


戦前製寝台車・優等車で、青15号になったとの記録があるのはこのマロネロ38だけと思われ、丸屋根・3軸台車に青15号・淡緑帯という組み合わせは独特の雰囲気です。


◆車体(妻板以外)と雨樋、車内の仕切、屋根ステップは真鍮エッチング板で、本製品に付属します。
◆妻板・屋根・床板、床下機器、ベンチレーターはプラ製で、別途購入品になります。
●マロネロ38 1〜は、過去にキングスホビーで製品化していましたが、構造を改良するとともに、より多彩な形態で組めるように変更しました。
・晩年に便洗所窓枠を二段窓に更新したマロネロ38 21としても製作可能。
・車体と屋根をネジ止めも可能な構造とし(ネジは別売)、車体外板と内板の貼り合わせの際の位置決めガイドを設けるなど、組み立てやすさにも配慮。
 (既発売の「マロネ29 103〜」と同じ構造)
・原形木製扉のほか、三等車化改造車マハ29 161で見られた木製高窓扉が付属。
●車内通路などの仕切が付属。
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。


キット内容です。
内板の便洗所窓枠3ヶ所を、別部品の二段窓枠に取り換えることで、晩年のマロネロ38 21としても製作できます。
(この二段窓枠は他の窓枠よりも細めのタイプで、マロネ29 103〜キットに付属の太めの二段窓枠とは異なります)
なお、側板左右などに配置されてる扉は、おまけ部品のデッキ仕切扉です。


車内にプラ内装部品「K4015 戦前形ロネ用寝台」「K4003 転換クロスシート」を取付けました。



 ■別途購入品
【屋根・床板】
K4030 丸屋根客車屋根セット (2輌分入) 
または K4033 切妻・丸屋根客車屋根セット (各1輌分入) 
【床下機器】
K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【ベンチレーター】  
K4037 ガラベンセット (40ヶ入)
【内装】 
K4003 転換クロスシート (2輌分入)
K4015 戦前形ロネ用寝台 (1.5輌分入)
【台車】 
K3060 プラ床板用TR73台車
●各社 片側絶縁車輪 6ヶ必要
(GM製 集電非対応車輪 8631 など)
●各種カプラー   いずれか2ヶ必要
  KATO製 カトーカプラーN(黒) 11-702(20ヶ入)
        マグネマティックカプラーMT10 11-711(4ヶ入)
  GM または KATO製 アーノルドカプラー(要スプリング)
【幌】
GM製 (8611) 貫通幌(客車・旧国型 ブラック) (10ヶ入)
【窓セル】
透明プラ板、塩ビ板など

【インレタ】 
□形式 (そのまま使えるものは未発売)
「K3075 十和田・W寝台車インレタ」のマロネフ38 2、「K3077 W寝台車2・展望車インレタ」のマロネフ38 11などから切り貼り
□窓下の標記類など[白](いずれも必要)
K3065 等級標記他インレタ(白)
□窓下の標記類[黒](淡緑帯のみ必要)  
K3073 等級標記・スニ41他インレタ(黒)  (実際は青文字なので代用)

(任意) 【屋根取付ネジ】 エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入) ※屋根を接着で固定する場合は不要
入手困難な方にはキングス製ネジもご用意しました。
→K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種)) (10本入)



 マロネロ38は、昭和11〜14年に亜幹線用にマロネロ37600として35両製造され、昭和16年10月にマロネロ37に、昭和28年6月にマロネロ38に形式変更された二等寝台・二等座席の合造車です。マロネ37400(マロネ29 101〜)とスロ30850(オロ35)に準じて、二等寝台標準のツーリスト形と呼ばれるロングシート状の寝台と、転換クロスシートを備えていました。昭和10〜12年製のマロネロ37600〜37625(マロネロ38 1〜6・21)は側面リベット有、昭和14年製の37626〜37634(マロネロ38 9〜16・22)が全溶接でリベット無しという差異があります。
 登場後は、大阪−青森間急行501・502列車、函館−根室間急行7・8列車などで使用されましたが、戦時改造で16両が3等車に改造されてマハ47となり、その内の12両は昭和28年6月にマハ29に形式変更されて、昭和41年頃まで普通列車で使用されました。マロネロのまま残った車両は戦後、連合軍に接収され、その内の2両は二等車に改造してマロ37に形式変更し、返還後もマロネロには戻らず昭和28年6月にはマロ38 1・2となって、昭和38年頃まで普通列車などで使用されました。その他の返還車は、急行「高千穂」「筑紫」「さつま」「那智」「日本海」「鳥海」、準急「たるまえ」「はまなす」「石北」「利尻」、大阪−大社間普通711・712列車(昭和31年11月以降は717・718列車)などで使用されました。
 マロネロ38は、昭和37年1月のマロネロ38 4を皮切りに、1・2・11〜13が38年2月に廃車となり、本州でのマロネロ38最後の定期運用となった717・718列車が38年10月でスロネ30に置換えられたことにより14〜16が39年に廃車されました。北海道に残る7両の内、3・6・21・22も39年12月に廃車となり、最後まで残った準急「利尻」用の3両も昭和41年2月にオロハネ10に置換えられ、これでCロネ(主にツーリスト形の非冷房ロネ)の定期運用が消滅し、5・9・10が同年に廃車されました。(履歴上ではこの3両の廃車は1月21日となっており矛盾しています)
 マロネロ38は昭和35年度に5両、36年度に2両の計7両の蛍光灯化が行なわれ、21は便洗所窓枠の二段窓への更新も確認できます。また、「利尻」のマロネロ38について『内部近代化改造および外部ブルー塗色が施されていた』との記録もあり、近代化に準じた工事が行なわれたようです。(鉄道ファン58号。同記事のモノクロ写真は通風器が多く、番号は一桁に見えるのでマロネロ38 9と推測)




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