Nゲージ マシ29105〜(スシ37810〜)


K0452 マシ29 105〜(スシ37810〜) 組み立てキット  [予\3,400+税] 【2018年7月発売】 
※従来のキングスホビー客車キットと異なり、台車のほか、屋根や床下機器などのパーツも別売となります。(別途購入品参照)


マシ29の晩年、戦前製食堂車としては稀な青15号塗色となって急行「玄海」で使用された、マシ29 110・201として組立てました。


マシ29 100番代は、標準的なぶどう色1号・2号のほかに、この組立て例の青15号や、淡緑5号(青大将)の車両も存在しました。


車内にプラ内装部品「K4013 食堂車テーブル・イス」を取付けました。
上写真のように斜めから眺めると、テーブルなどがよく見えます。

調理室などの仕切も付属します。
また、屋根上は空調蓋や大小ベンチレーター、屋根水槽水口と足止めなど、冷房付の食堂車ならでは特徴的な配置となっています。



車体(妻板以外)と雨樋、車内の各種仕切、空調蓋、床下冷房、ハシゴ、屋根ステップ、屋根水槽水口は真鍮エッチング板で、本製品に付属します。
妻板・屋根・床板、床下機器、ベンチレーターはプラ製で、別途購入品になります。
本製品は、基本的にキングスホビーの客車キット再生産ですが、車体外板と内板の貼り合わせの際の位置決めガイドを設け、組立てやすくなるよう手直ししたほか、屋根水槽水口を追加しました。


●スシ37800形として登場し、戦前は特急「富士」「燕」「鴎」などに、戦後は特急「さくら」「さちかぜ」や急行「西海」「筑紫」「なにわ」「瀬戸」「玄海」「十和田」などに使用されたマシ29 100番台の内、リベットがないマシ29 105〜110・201を製品化。非冷房のスシ37800(スシ37810〜37817・37819・37820)やスシ28 102などとしても製作できます。
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。
●車内の通路仕切が付属。


本キットの内容です。
※初回品はデッキ天井(右側の部品)が長すぎるので、0.3ミリ程度切るか削る必要があります。
(組むと見えなくなる箇所なので大体の寸法で支障ありません)



別途購入品
【屋根・床板】
 K4030 丸屋根客車屋根セット (2輌分入) 
 または K4033 切妻・丸屋根客車屋根セット (各1輌分入) 
【床下機器】
 K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【ベンチレーター】
 K4023 食堂車用ガラベン・電動発電機 (各3輌分入)
 K4021 ガーランドベンチレーター (30ヶ入)  (スシ37800など空調蓋なしで製作の場合のみ必要)
【内装】
 K4013 食堂車テーブル・イス (2輌分入)
【台車】
 K3060 プラ床板用TR73台車
  ●各社 片側絶縁車輪 6ヶ必要
   (GM製 集電非対応車輪 8631 など)
    ※TR73台車の説明書では『8613』となっていますが誤りです。
  ●各種カプラー いずれか2ヶ必要
   KATO製 カトーカプラーN(黒) 11-702(20ヶ入)
          マグネマティックカプラーMT10 11-711(4ヶ入)
   GM または KATO製 アーノルドカプラー(要スプリング)
【幌】
 GM製 (8611) 貫通幌(客車・旧国型 ブラック) (10ヶ入)
【窓セル】 透明プラ板、塩ビ板など

【インレタ】
 ●形式  そのまま使用可能なものは品切れのため、下記の食堂車用を切り貼りしてください。
  K3012 客車,気動車用インレタNo.1 (標記類の寸法が他より大きめ)  (スシ37740・スシ37758・スシ37 39・スシ37 57 各1両分)
  K3075 十和田・W寝台車インレタ  (マシ29 2・マシ29 4 各1両分)
  K3080 W座席車2・食堂車インレタ  (スシ37700・スシ37754・スシ37746・スシ28 1 各1両分)
  K3083 富士(昭和5年)インレタ  (スシ37748 1両分)
  K3084 名士列車インレタ  (スシ37804 1両分)
  K3094 不定期燕インレタ  (スシ37707・スシ37805 各1両分)
 ●窓下の「食堂」等級標記 白
  K3012 客車,気動車用インレタNo.1(標記類の寸法が他より大きめ)
  K3083 富士(昭和5年)インレタ
  K3084 名士列車インレタ
  K3094 不定期燕インレタ



 マシ29 105〜を含むマシ29 100番台は、昭和8年にスシ37800形として登場し昭和10年までに20輌が製造され、昭和28年6月にマシ29 100番台となったものです。
 基本的にスシ37740形(のちのマシ29 1〜4)の二重屋根を丸屋根に変更した車輌で、37740形で形態上は残されていたデッキが完全になくなっています。昭和8年製の37800〜37809は、車体裾やシル・ヘッダーなどにリベットが残っていましたが、昭和9・10年製の37810〜37817・37819・37820は全溶接となり、リベットが完全になくなりました。
 登場後は特急「富士」「燕」「鴎」や急行17・18列車(名士列車)などで使用され、昭和16年にスシ37 58〜75・77・78(リベットなし:68〜)に形式変更、さらに戦時改造で一部を除いて調理室付座席車のスハシ48形(形式標記に小文字でシの記号付)となり、戦災で1輌(リベットなし)が廃車となっています。
 昭和20・21・26年にスハシ48形の8輌(リベットなし:6輌)が連合軍用としてスシ37形に復旧し、この際に大部分の車輌が冷房を取付けています。スハシ48形のまま残っていた車輌も昭和24年にスシ47形として、昭和27年にはスシ48形として食堂車に復旧しました。スシ47形の内、スシ47 1〜3(リベット付)は戦後初の特急「へいわ」用に整備した車輌ですが、スシ47 11(リベットなし)は連合軍接収時に調理室が拡大され、車端の乗客専務車掌室・喫煙室がなくなっていたため、外国人観光団輸送等のための予備車として整備されました。また、スシ48形は蛍光灯付のためにスシ37形とは別形式とされ、窓配置も若干変更されています。
 連合軍用のスシ37形は昭和24年以降、順次返還されて特急「はと」などに使用され、スシ37・スシ47形は昭和28年6月の称号改正で、冷房付きはマシ29形(リベットなし:105〜110・201)に、冷房なしがスシ28形(リベットなし:102)に分けられ、いずれも丸屋根車は100番台とされましたが、マシ29 201は元スシ47 11で、室内配置が他の車輌と異なるために200番台とされました。このマシ29 201は昭和33年に他の車輌と同様の室内配置に改造されています。
 マシ29 100番台(マシ29 201含む)は、特急「さちかぜ」や急行「瀬戸」「西海」「筑紫」「さつま」「十和田」などに使用され、昭和32年から特急「さくら」・急行「なにわ」に使用されたマシ29 101・107は淡緑5号の青大将色に変更された他、晩年に急行「玄海」で使用された3輌の内、マシ29 109はぶどう色2号のままでしたが、マシ29 110・201は編成他車との塗色を統一するために近代化改造車と同じ青15号に変更されました。
 スシ28 100番台は、急行「高千穂」「みちのく」「十和田」などに使用され、昭和42年までに廃車となり、マシ29 100番台も昭和43年までに廃車となり、マシ29 107は昭和40年の廃車後、交通科学博物館に、スシ28 102は昭和37年の廃車後、青梅鉄道公園に静態保存されましたが、いずれも後に解体されて現存しません。



マシ29として未塗装で組立てた状態です。




■リンク
アルモデル
キングスホビーアーカイブ
アルモデル キングスホビー製品ページ
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