Nゲージ  オハ34(スハ33000)  


K0474 オハ34(スハ33000) 組み立てキット  [\3,900+税]  【2023年12月発売】 

●特急「富士」用として昭和10〜11年に登場した三等車オハ34(スハ33000)を模型化。
●煤除けの網戸、開状態の窓枠部品が少量付属。(後者の取付は上級者向け)
●おまけ部品として、木製高窓扉の窓枠有と無が各2枚付属。(オハ34での実例は未確認)
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。
本製品は別付けの二段雨樋を取付けなくても製作できます(二段雨樋は別売となります(K3091))


■別途購入品
【屋根・床板】
 K4030 丸屋根客車屋根セット (2輌分入) 
 または K4033 切妻・丸屋根客車屋根セット (各1輌分入) 
【床下機器】
 K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【ベンチレーター】
 K4037 ガラベンセット (40ヶ入)
【内装】
 K4005 普通車用ボックスシート (2輌分入)

【台車】
 GM製 (5024) TR23台車
【幌】
 GM製<8612>貫通幌(客車・旧国型 グレー)  または <8611>貫通幌(客車・旧国型 ブラック)
【窓セル】
 透明プラ板、塩ビ板など

【インレタ】  
□形式  K3080 W座席車2・食堂車インレタ (スハ33900・スハ33902・スハ33905用 各1輌分入)
     K3084 名士列車インレタ (スハ33906・スハ33910用 各1輌分入)
     (オハ34の場合、K3080の「オハ34 13」を「オハ34 1」に、スハ33000・スハ33980は「スハ33900」等を切り貼り)
□窓下の標記類など[白] (ぶどう色2号以外は必要) 
 K3065 等級標記他インレタ(白)

(任意) 【屋根取付ネジ】
 エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入)
  入手困難な場合キングス製ネジも用意 →K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種)) (10本入)
(任意) 【二段雨樋】
 K3091 雨樋 (6輌分入)
(任意) 【別貼り ウインドシル・ヘッダー】 
 K3103  ウインドシルA(幅広) (7.5輌分入)
 K3105  ウインドヘッダー (9輌分入)
(任意) 【網戸】(本製品には窓16枚分付属するので不足の場合) 
 K3925 客車網戸(イネ・ロネ他)
(任意) 【デッキ扉開放用部品(上級者向け)】 
 K3922 丸屋根客車デッキ開放用部品
(任意) 【側窓開放用部品(上級者向け)】(本製品にも少量付属) 
 K3926 客車開窓枠A(600o幅)


 オハ34形は、特急「富士」用の三等車スハ33000形として昭和10〜11年に12輌が登場しました。
 (昭和10年3月に2輌、12月に1輌、翌11年1月に2輌、2月に5輌、3月に2輌)
 この形式より前に、特急用三等車として登場していた「櫻」用のスハ33900形(後のスハ33形)が一方向固定の腰掛だったのに対し、本形式では向かい合わせの腰掛となりましたが、腰掛間隔については当時の標準的三等車スハ32800形(後のスハ32形)の1455oより広い1600oとなり、定員もスハ33900形と同じ80人となりました。窓配置はスハ32800形と同様の、600o幅の狭窓を2つ1組で並べた配置ですが、腰掛間隔が拡大されたために吹寄せ(窓柱)幅が広くなっているのが特徴です。また、従来の特急用三等車と同じく、二等車並に煤煙除けの網戸、日除けの窓掛装置(ブラインド)、扇風機が取付けられていました。
 登場後、昭和12年3月にはスハ32800形の増備で番号を追われてスハ33900形に形式変更されました。
 (前記の「櫻」用三等車の形式が当初スハ33900形だったため、二代目スハ33900形になります)
 さらにスハ33650形(後のオハ35形)の増備により昭和15年8月にはスハ33980形となりましたが、その後スハ33650形の更なる増備で結局は番号を追い越されています。昭和16年10月にはオハ34形に変更となり、5年ほどの間に3度も形式が変わることになりましたが、これが最終形式となりました。
 オハ34形に戦災廃車や事故廃車はなく、戦後は東海道本線などの普通列車で使用されましたが、晩年は全12輌中10輌が富山に集中配置されて(昭和39年4月時点)主に北陸本線で使用され、他形式への改造も行なわれず、昭和43年10月〜44年2月に廃車となりました。




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