Nゲージ オロ35 1〜(スロ30850) / オロ35 22〜(スロ30871〜)  【いずれも2020年12月発売】


K0433 オロ35 1〜(スロ30850)  原形/近代化 組み立てキット  [\3,900+税] 
※台車のほか、屋根や床下機器などのパーツも別売となります。(別途購入品参照)

原形のスロ30850としての組立例です。
また、『K3922 丸屋根客車デッキ開放部品』を使用して、左側の扉を開けた状態としています。

●オロ35形のうち、昭和9・10年製で車体のリベットのあるオロ35 1〜21を模型化。
●原形を基本としていますが、付属の細い窓枠やHゴム扉(窓の大小2種類付属)を取付けることで、アルミサッシの近代化改造車としても製作できます。
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。


本製品の内容です。



 ■別途購入品 (オロ35 1〜/オロ35 22〜共通)
【屋根・床板】
 K4030 丸屋根客車屋根セット (2輌分入) 
 または K4033 切妻・丸屋根客車屋根セット (各1輌分入) 
【床下機器】
 K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【ベンチレーター】
 K4037 ガラベンセット (40ヶ入)
【内装】
 K4003 転換クロスシート (2輌分入)
【台車】
 GM製 (5024) TR23台車
【幌】
 GM製<8612>貫通幌(客車・旧国型 グレー)
 または <8611>貫通幌(客車・旧国型 ブラック)
【窓セル】
 透明プラ板、塩ビ板など

【インレタ】 
□形式  ○オロ35 22〜の場合、いずれも番号の切り貼りは必要になります。
 K3057 津軽用インレタ  (スロ43 2008用1輌分入)
 K3063 優等座席車/44系用インレタ  (スロ30850・オロ35 8用各1輌分入)
 K3084 名士列車インレタ  (スロ30851用1輌分入)
□窓下の標記類など[白] (格下げ車のオハ55・オハ41以外は必要)
 K3065 等級標記他インレタ(白)

(以下任意)
【屋根取付ネジ】 
 エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入) ※屋根を接着で固定する場合は不要
 入手困難な方にはキングス製ネジもご用意しました。
  →K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種)) (10本入)
【デッキ扉開放用部品(上級者向け)】
 K3922 丸屋根客車デッキ開放用部品



オロ35 主な使用列車
急行10・11レ、1213レ、15・16レ、17・18レ、201・202レ
急行「なにわ」「月光」「出雲」「安芸」「伊勢」「阿蘇」「玄海」「高千穂」「雲仙」「霧島」「筑紫」「さつま」「日本海」
「みちのく」「北上」「おいらせ」「青葉」「津軽」「白山」「北陸」「越路」「大雪」「アカシヤ」「まりも」
準急「南風」「しのぶ」「あぶくま」など
○大半の列車でオロ35 1〜と22〜は共通運用 (「日本海」は基本的に22〜のみ)


 オロ35形は、昭和9〜16年にスロ30850形として70輌が製造された二等車で、基本的にスロ30800形(後のスロ32形)の二重屋根を丸屋根に変更した形式で、転換式腰掛を備えた内装や700o幅の窓が等間隔で並ぶ窓配置も同様です。
 昭和9〜10年製のスロ30850〜30871は側面にリベットの残る形態でしたが、11〜14年・16年製のスロ30871〜30919は溶接構造となってリベットのない姿に変わっています。また、スロ30850〜30862は便所上の通風器がなかった可能性もありそうです。(逆に、オロ35 62は後年にその部分の通風器を撤去と推定)
 登場後は急行や普通列車などで使用され、昭和16年10月にオロ35形(リベット有:1〜21 リベット無:22〜70)に形式変更されました。
その後、戦災などでオロ35 5・17・38・39・53・63の6輌が廃車となり(53は昭和30年に元オロ3533の改番で2代目が登場)、戦後に特別二等車が登場すると見劣りが目立ち、昭和31年1月〜32年3月にオロ35の大部分(7・43・51・60以外)に、側窓のアルミサッシ化、蛍光灯化等の近代化が施工されたため、リクライニングシートを備えていない車輌としては遅くまで急行・準急列車で使用されました。なお、オロ35 51は後に近代化改造に近い内容の更新工事が行なわれましたが、車内はオロ40などと同様の向い合わせの固定式腰掛に変わりました。
 昭和34年3月〜37年3月にオロ35の26輌(リベット有は8輌)に電気暖房取付を行ない、自重増加でスロ43形となりました。(番号は+2000) そのうち4輌は昭和40年2・3月に緩急車化改造されてスロフ43 2001〜2004となっています。(2002は写真からリベット有と確認できますが、種車とされるオロ35 27はリベット無なので、書類ミスか他車との車輌振替が生じた可能性が考えられます) 
 昭和39年3月には近代化未施工のオロ35 7・60、スロ43 2043が内装そのままで格下げされてオハ53・スハ54形となり(番号は従来通り)、他車もスロフ43以外は40年9月に格下げされました。それより少し前の同年中にスロ43 2004・2051はマロ55との台車交換でTR40となっています。また、同年11月〜41年2月にはオハ53の11輌がロングシートの通勤形化改造でオハ41 301〜311(リベット有は308〜310)となり、43年2・3月にはスハ54の3輌が通勤形化でスハ57 2001〜2003(全車リベット無)となりました。
 昭和41・42年には格下げ車とスロフ43全車の46輌がマニ36(44輌)・オヤ36・オハネ17形に改造され、残ったオハ53 50・62は43年6月に、オハ53 35は44年11月、スハ54 2022は45年2月に廃車され、通勤形のオハ41は昭和49年6月〜53年7月に、スハ57も昭和49年2月に廃車となりました。




K0434 オロ35 22〜(スロ30871〜)  原形/近代化 組み立てキット  [\3,900+税] 
※台車のほか、屋根や床下機器などのパーツも別売となります。(オロ35 1〜の別途購入品参照)

近代化改造後のオロ35(ぶどう色2号・淡緑帯)としての組立例です。

●オロ35形のうち、昭和11〜16年製造の、多数派で車体リベットがなくなったオロ35 22〜70を模型化。
●車体のリベット有無以外は基本的にオロ35 1〜と同じ構成です。



■リンク
アルモデル
アルモデル キングスホビー製品ページ
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