Nゲージ  スハネ30100(スハネ31)  


K0445 スハネ30100(スハネ31) 組み立てキット  [\3,900+税]  【2023年8月発売】 

●戦前の特急「富士」「櫻」や急行、普通列車で幅広く使用された三等寝台車スハネ30100形を模型化。
(厳密には車体裾リベットが2列のスハネ30100〜30143)
本製品は別付けの二段雨樋を取付けなくても製作できます(二段雨樋は別売となります(K3091))
●戦時改造で座席車となったオハ34としても製作可。
●三等寝台車ならではの中段寝台支え・枕止め・ハシゴの部品が付属
●網戸や車内仕切部品付属。
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。


スハネ30100の通路側です。
水タンクが通路側に寄せて取付けられているのも、この形式の特徴です。
組立て例では、この側に網戸を取付けています。



寝台側の真横です。
中段寝台支え・枕止め・ハシゴが目立ちます。


寝台側の「中段寝台支え・枕止め・ハシゴ」の部品は一体のエッチング板なので、容易に取付できます。
(「K4004 10系客車用寝台」に接着)
寝台のプラパーツを茶色と緑色で塗装したり、中段寝台を自作すれば、より実感的にできると思います。


通路側の「中段寝台支え・枕止め」の部品も付属しますが、こちらは1ヶずつ「10系客車用寝台」に接着する形になります。
また、寝台前後の仕切も付属します。
(これらは、旧キングスホビー製品では表現されていなかった部分です)



■別途購入品
【屋根・床板】
 K4030 丸屋根客車屋根セット (2輌分入) 
 または K4033 切妻・丸屋根客車屋根セット (各1輌分入)
【床下機器】
 K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
 K4011 小型タンク (8ヶ入)  (K4029・K4033の切妻屋根にも付属)
【ベンチレーター】
 K4037 ガラベンセット (40ヶ入)
【内装】
  K4004 10系客車用寝台 (4輌分入)
 (オハ34 13〜)K4005 普通車用ボックスシート (2輌分入)
【台車】
 GM製 (5024) TR23台車
【幌】
 GM製<8612>貫通幌(客車・旧国型 グレー)
 または <8611>貫通幌(客車・旧国型 ブラック)
【窓セル】
 透明プラ板、塩ビ板など

【インレタ】  
□形式 
 K3082 富士(昭和5年)インレタ (スハネ30105用1輌分入)
□窓下の標記類など[白] (格下げ車のぶどう色2号以外は必要)
 K3065 等級標記他インレタ(白)

(任意) 【屋根取付ネジ】
 エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入)
 入手困難な方にはキングス製ネジもご用意しました。
 →K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種)) (10本入)
(任意) 【二段雨樋】
 K3091 雨樋 (6輌分入)
(任意) 【別貼り ウインドシル・ヘッダー】 
 K3103  ウインドシルA(幅広) (7.5輌分入)
 K3105  ウインドヘッダー (9輌分入)
(任意) 【デッキ扉開放用部品(上級者向け)】
 K3922 丸屋根客車デッキ開放用部品



 スハネ30100形は、昭和6年に初の三等寝台車として、また鋼製客車初の丸屋根形として登場したスハネ30000形に続いて、7〜12年に110輌が登場しました。 
スハネ30100形はスハネ30000形と窓配置はほぼ同じですが、雨樋高さが変更されるなど各部の構造や寸法が変更され、寝室の設備も改良されたために別形式とされました。形態的には、スハネ30000形が二重屋根車の大半と同じリベットの多い車体だったのに対し、スハネ30100形のリベットはウィンドシル・ヘッダーと車体外周部のみに減少した点が目立ちます。また、スハネ30100〜30143は車体裾のリベットが2列でしたが、昭和9年8月以降に製造のスハネ30144以降は1列に変更されています。
 登場後は特急「富士」「櫻」をはじめ、各地の急行・普通列車で使用され、昭和16年10月にはスハネ31形に形式変更されましたが、同年7月には三等寝台車としての使用が停止されており、翌17年から19年にかけてスハネ30000・30100形の全車が三等座席車に改造され、オハ34 13〜132となりました。この改造は、片側の便所を撤去、洗面所も撤去・移設し、寝台も撤去してボックスシートを窓配置に合わせて備えるなど大掛かりなもので、座席間隔はスハ32・オハ35形などより広く、特急「富士」用の三等車オハ34 1〜12に近い設備となりました。
 オハ34 13〜132は改造後、各地の普通列車などで使用されていましたが、昭和34〜37年に元スハネ30000形の1輌を残して全車が寝台車に再改造されてスハネ30形となりました。当時最新の10系寝台車に準じた設備とされたため、片側の出入台が閉塞されるなど、形態・設備とも大幅に変化しています。このスハネ30形は急行、普通列車から臨時特急まで、各地で幅広く使用されましたが、昭和49年までに全車廃車となりました。




■リンク
アルモデル
アルモデル キングスホビー製品ページ
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