Nゲージ スロ34 1〜(スロ30750)
K1053 スロ34 1〜(スロ30750) 組み立てキット [\3,900＋税] 【2022年8月発売】
●特急｢富士｣｢燕｣や｢名士列車｣などで使用され、戦後の一時期には｢つばめ｣でも使用されたスロ34 1〜10を模型化。
組立て例は、登場当初のスロ30750です。
●車内の便所などの仕切の他、煤除けの網戸が付属します。
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤･ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。
●主な仕様は、最近の客車製品と同様で、車体(妻板以外)と雨樋、明り窓、車内の仕切は真鍮エッチング板で、本製品に付属します。
◆妻板・屋根・床板、床下機器、ベンチレーターはプラ製で、別途購入品になります。
本製品に付属する、煤除けの網戸を付けてみました。(左端の客室窓以外の茶色の枠)
スロ34など優等車の場合、客室窓には鎧戸の代わりに煤除けの網戸が取付けられ、日除けは窓掛装置(巻上カーテン)でした。
(給仕室窓については鎧戸だったと思われます)
実際には網戸は、窓を開けた際に下降させることが多かったので、座席車で窓閉じ・網戸下降となることは少ないと思われますが、寝台車ではその状態も多く見られたようです。(窓掛装置も下降)
「K4003 転換クロスシート」を取付できます。
本キットの内容です。
鎧戸(明り窓部品の内側などに配置)、仕切扉2枚、網戸(右下の板)の600mm窓用(特急用スハ32600用)、車掌室窓枠(700mm窓)などはおまけ部品です。
イベント・通販限定で、エッチングにやや乱れのあるB級品も販売いたします。(\500引で税別\3,400)
裏面のエッチングが浅いため、車体内板の左側窓枠の裏面側が台形になっています。
(ヤスリで削る、デザインナイフで切る等で修正可能)
別途購入品
【屋根・妻板・床板・ベンチレーター】 (半ガラは18ヶ使用)
K4036 二重屋根客車プラパーツセット (各2輌分入)
【床下機器】
K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【内装】
K4003 転換クロスシート
【台車】
ＧＭ製 (5024) ＴＲ23
【幌】
ＧＭ製＜8612＞貫通幌(客車・旧国型 グレー)
または ＧＭ製＜8611＞貫通幌(客車・旧国型 ブラック)
【窓セル】
透明プラ板、塩ビ板など
【インレタ】
□形式
K3026 燕客車用インレタ (スロ30752･30754･30756･30759用 4輌分、窓下の二等標記 2.5輌分入)
K3078 Ｗ座席車インレタ1 (スロ34 4、スロ30750用 各2輌分入)
K3083 富士(昭和5年)インレタ （スロ30751･30753用 各1輌分入）
□窓下の標記類など［白］
K3065 等級標記他インレタ(白)
(以下は任意)
【屋根取付ネジ】
エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入) ※屋根を接着で固定する場合は不要
入手困難な方にはキングス製ネジもご用意しました。 →K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種)) (10本入)
【別貼り ウインドシル・ヘッダー】
K3103 ウインドシルA(幅広) (7.5輌分入)
K3105 ウインドヘッダー (9輌分入)
【デッキ扉開放用部品(上級者向け)】
K3923 二重屋根客車デッキ開放用部品
スロ34 1〜は、昭和5年2月にスロ30750形として登場し、昭和16年10月にスロ34形となった形式です。
スロ30750形は、スロ30800形(後のスロ32形)･スロ31000形(後のスロ33形)に続いて登場した特急用の二等車で、スロ30800形と同じく長距離用として転換式座席を備え、外観もスロ30800形に似た、側窓が等間隔で並ぶものでしたが、この形式は特急用のため給仕室が設けられ、洗面所も1ヶ所多くなったため、定員はスロ30800形の64人から4人減少して60人となりました。
スロ30750形は当初、全車が東京鉄道局に配置され、特急｢富士｣や急行17･18列車(名士列車)で使用され、昭和5年10月に新設された特急｢燕｣にも使用されました。昭和16年10月の称号改正でスロ34 1〜10となりましたが、スロ34 6は昭和18年に事故廃車、スロ34 3が昭和21年に戦災廃車となっています。
戦後、5輌が連合軍に接収されましたが、昭和27年3月までに全車が接収解除となりました。
その後は急行｢北陸｣や普通列車などで使用されたほか、特別二等車の登場前には特急｢つばめ｣でも使用されましたが、昭和37年にはオハネ17形へ5輌、オシ16形に2輌が改造され、最後まで残ったスロ34 1も昭和38年8月にオハネ17形に改造され、元スロ30750形のスロ34形は姿を消しました。
■リンク
アルモデル
キングスホビーアーカイブ
アルモデル キングスホビー製品ページ