Nゲージ  スロ50(原形/近代化) / スロ51(原形/近代化)


K0112 スロ50(原形/近代化) 組み立てキット  [\3,900+税]  【2021年7月発売】

●冷房準備工事の空調蓋と、狭窓が特徴の特別二等車スロ50を模型化。
付属の細い窓枠と開閉窓付扉に取り替えることで、近代化改造車として製作できます。
(この場合、屋根の空調蓋は撤去されたため未取付になります) 


スロ50原形として組んだ組立例です。
旧キングスホビーのスロ50キットでは、原形窓枠の車両と、アルミサッシの近代化改造車を分けて製品化していましたが、本キットではいずれも製作可能です。
(発売済のスロ51キットと同様、窓枠や扉を交換しない素組の場合は原形窓枠の車両になります)

 
屋根の空調蓋、雨樋管(縦樋)が妻面ではなく側面に取付といった、近代化改造前の特徴を再現しています。
(組立例は、昭和26年に縦樋下側が短縮された後の形態)
また、近代化改造後の妻板も付属します。


「K4002 リクライニングシート」取付可能です。
スロ50の座席間隔はパーツの間隔よりも0.4ミリ狭いので、一つずつ切り離してから接着しています。

●スロ50は、旧キングスホビーでも製品化していましたが、最近の客車製品と同様、組み立てやすさ向上などの改良も行っています。
・車体と屋根をネジ止めも可能な構造。(ネジは別売)
・車体外板と内板の貼り合わせの際の位置決めガイドを設けるなど、組み立てやすさにも配慮。
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。

キット内容です。
別途購入品については本ページ下のスロ51を参照してください。(形式標記のインレタのみ異なります)


 スロ50形は、スロ60形に続いて昭和25年に10両が登場した特別二等車です。当初、スロ50形は新製の予定でしたが、価格面で折り合いがつかなかったためスロ60形と同様の鋼体化改造に変更され、スロ61形として出場しました。しかし、スロ61形は新製車の予算で施工されたため、形式をスロ50形に変更することとなり、営業に使用する前に標記を書き換え、鋼体化銘板も新製銘板に取り替えられました。
 スロ50形の基本的な仕様はスロ60形とほぼ同様ですが、実際にスロ60形が登場すると1250oのシートピッチは広すぎたため、スロ50形では1100oに変更され、定員はスロ60形よりも4名増加して48名となりました。シートピッチが狭くなったことから、窓幅はスロ60形と同じ1000oとすることは出来ず、700mm幅に変更されたため、外観はスロ60形と大きく異なるものとなりました。なお、冷房準備工事についてはスロ60形と同様に行われ、天井裏に風道を通し、屋根には空気調和器点検用の蓋が2ヶ所設けられました。
 スロ50形は両数が少なく、全車が同年度・同一工場での施工だったため形態差は少ないですが、ウィンドシルの幅が狭い車両(スロ50 1・2・4など、9も細い可能性あり:スロ60・オハ60形と同一)と、広い車輌(スロ50 6・7・8・10など:オハ61形と同一)の2種が存在していたと思われます。
 
 スロ50形は当初、東京−鹿児島間の急行33・34列車に使用され、その後は急行「明星」「彗星」「なにわ」「天草」「桜島」「玄海」「日本海」などで使用され、特急「かもめ」「さくら」に連結される例もありました。しかし、のちに蛍光灯を備えるスロ54形やナロ10形などが登場すると、白熱灯照明のスロ50形は見劣りが目立つようになり、昭和34年に蛍光灯化や側窓のアルミサッシ化などの近代化工事が行なわれました。なお、この改造の際に空調蓋などは撤去され、結局冷房準備の設備は活用されることなく終わりました。
 近代化工事後のスロ50形は、急行「日本海」「立山」「日向」などで使用されましたが、昭和41年から本格化した1等車(旧特別二等車)の冷房改造の対象から外れたため、以後は団臨用などとなりましたが、スロ50 3が昭和42年7月に廃車、スロ50 1が43年1月にマニ36形に改造され、その他の8両は、42年11月〜43年9月にマニ37形に改造され、形式消滅しました。



※等級帯は青1号です。





K0111 スロ51(原形/近代化)  組み立てキット  [\3,400+税] 【2019年4月発売】
※旧キングスホビー客車キットと異なり、台車のほか、屋根や床下機器などのパーツも別売となります。(別途購入品参照)



完全切妻、片デッキ、狭窓にやや太めの吹寄(窓柱)が特徴の特別二等車スロ51を模型化。

旧キングスホビーのスロ51キットでは、原形窓枠の車両と、アルミサッシの近代化改造車を分けて製品化していましたが、本キットではいずれも製作可能です。
(窓枠や扉を交換しない素組の場合、原形窓枠の車両になります)
写真の未塗装組立例は、原形窓枠として組んだもので、雨樋管(縦樋)が妻面ではなく側面に取付けられている特徴も再現しています。
(組立例は、昭和26年に縦樋下側が短縮された後の形態)

車体と雨樋は真鍮エッチング板で、本製品に付属します。
屋根・床板・等級表示灯、床下機器、ベンチレーターはプラ製で、別途購入品になります。



原形窓枠のスロ51の塗装組立例です。(ぶどう色1号・青1号帯)




近代化改造の後、さらに緩急車化改造されたスロフ51の塗装組立例です。(青15号・淡緑6号帯)
スロフ51では、公式側(上写真)のみ、出入台開戸がホーム監視用の落し窓付の扉に取り換えられていることも特徴です。



●特別二等車として最多の60両が製造され、急行用二等車の主力として使用されたスロ51(北海道用はスロ52)を製品化。
●原形窓枠の車両と、アルミサッシの近代化改造車、緩急車化改造車のスロフ51(北海道用はスロフ52)のいずれにも製作可能。
これらに対応して、下記部品の選択できます。
・窓枠2種類 (原形の太い木製窓枠、近代化改装後の細いアルミサッシ)
・妻板3種類 (原形の縦樋なし、近代化改造後の縦樋あり、スロフ51の尾灯他追加 計6枚)
・出入台開戸3種類 (原形の鋼製プレス、Hゴム支持窓、開閉窓付扉(2段窓/落とし窓))
・貫通扉2種類 (原形の木製、Hゴム支持窓)
・側面取付の縦樋は、長短2種類
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。
●車体と屋根をネジ止めも可能な構造。(ネジは別売)
 (既発売の「片上のホハフ2000」「切妻のハネ」と同様の構造)
●車体外板と内板の貼り合わせの際の位置決めガイドを設けるなど、組み立てやすさにも配慮。
 (「片上のホハフ2000」「スロネ30」「切妻のハネ」等と同様)


原形窓枠のスロ51では、縦樋が側面端部に取付けられていますが、近代化改造車では縦樋が妻面に移設されています。

また、緩急車化改造車のスロフ51では、テールライトやステップなどが追加されています。
これの差異を再現するため、妻板は3種類計6枚が付属します。



原形窓枠と、近代化改造後のアルミサッシの太さや形状の違いも再現。


出入台開戸は、写真の原形鋼製プレス、近代化改造後の開閉窓付扉のほか、近代化改造前後いずれにも取付例が存在した、Hゴム支持窓付扉も選択できます。


組立例は「K4002 リクライニングシート」を取付けています。
スロ51の座席間隔はパーツの間隔よりも0.4ミリ狭いので、一つずつ切り離してから接着しています。


別途購入品
【屋根・床板】
 K4029 切妻客車屋根セット (2輌分入)
 または K4033 切妻・丸屋根客車屋根セット (各1輌分入)
【床下機器】
 K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【ベンチレーター】
 K4037 ガラベンセット (40ヶ入)
【内装】
 K4002 リクライニングシート (2輌分入)
 (実車通りの間隔にする場合は一つずつ切り離して取付)
【台車】
 GM製 (5003) TR47
【幌】
 GM製 (8611) 貫通幌(客車・旧国型 ブラック) (10ヶ入)
【窓セル】 透明プラ板、塩ビ板など
【インレタ】
  □形式  下記のいずれかを使用
   K3063 優等座席車/44系用インレタ (スロ51・スロフ51各1輌)
   K3085 まりも・みちのくインレタ (スロ52 1輌)
   (スロ50の場合)  K3079 彗星他インレタ (スロ50 1輌)
  □窓下の標記類など
   K3065 等級標記他インレタ(白) (ぶどう色1号のみ必要)
【グリーン車マーク】 (昭和44年以降に必要)
 KATO製 11-387 グリーン車マーク インレタ
【屋根取付ネジ】 ※屋根を接着で固定する場合は不要
 エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入)
 入手困難な方にはキングス製ネジもご用意しました。 →K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種)) (10本入)


 スロ51は、昭和25年に登場した特別2等車スロ60とスロ50の好評を受けて、急行列車の在来形2等車の置換用として同年に60輌が製造されました。基本的に700mm幅窓の並ぶスロ50に準じた形態ですが、スロ50では冷房準備工事が行なわれていたのに対し、スロ51ではこれを取りやめ、室内配置を変更したために定員が4名増加して52名となっています。
 スロ51の登場により全国の主要急行に特別2等車が連結されるようになりましたが、のちに蛍光灯を備えるスロ54やナロ10などが登場すると、白熱灯照明の特別2等車は見劣りが目立つため、昭和32〜35年に蛍光灯化や側窓のアルミサッシ化などの近代化改造が行なわれました。スロ51については、この際に側面に付いていた縦樋が、他の切妻客車と同様の妻面に移設されています。
 また、昭和27年にスロ51の2輌が北海道向きに二重窓化などの工事を行ないスロ52に形式変更しましたが、この際に北海道向きとして配置されていたスロ51の6輌もスロ52に形式変更されました。その後昭和28年に3輌、昭和30年に1輌、昭和39〜41年に6輌がスロ52に改造されました。これらのスロ52への近代化改造はスロ51よりも遅く、昭和33・36・37・40年に行なわれました。
 昭和41・42年にはスロ51の一部に緩急車化改造が行なわれてスロフ51が8輌と、北海道向け改造を併施したスロフ52が2輌登場しました。
 スロ51・スロ52は昭和41年から本格化した1等車(旧特別2等車)の冷房改造の対象から外れたために、急行での運用から外れて主に団臨用となり、東海道線143・144列車(後の「大垣夜行」の前身)など、普通列車での使用もありましたが、昭和47年までにオハ41 351〜(両デッキ化の上でロングシート化)などに改造、もしくは廃車となりました。

●主な使用列車
スロ51……急行「安芸」「阿蘇」「玄海」「筑紫」「さつま」「西海」「天草」「平戸」「みちのく」「北上」「おいらせ」「青葉」「松島」「吾妻」「鳥海」「白山」「越路」「佐渡」「羽黒」など
(昭和25〜26年頃の「銀河」でも使用された可能性あり)
スロ52……急行「大雪」「アカシヤ」「まりも」「石狩」「ていね」 準急「たるまえ」「石北」など






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