Nゲージ スロハ32(スロハ31550)  


K0442 スロハ32(スロハ31550) 組み立てキット  [\3,900+税]  2023年5月発売
※台車のほか、屋根や床下機器などのパーツも別売となります。(別途購入品参照)
●本製品は別付けの二段雨樋を取付けなくても製作できます(二段雨樋は別売(K3091))


ぶどう色1号・青1号帯(木製高窓扉 中桟有)の組立例です。(標記はインレタそのままのスロハ32 2としていますが、実車の扉形態は不明です)

●普通列車のほか、急行「十和田」「青葉」「伊勢」などでも使用された、広窓の二三等車スロハ32形を模型化。
●原形木製扉の他、木製高窓扉の中桟有と中桟無が選択できるほか、木製高窓扉(窓枠付)も2枚(0.5両分)付属。
●網戸/二重窓の部品付属。
●本製品はハンダ付け推奨ですが、瞬間接着剤・ゴム系接着剤の併用でも組立てできます。


組立例は、別貼りの二段雨樋(K3091)を取付けていますが、本製品の雨樋部は切妻客車製品と同様の構造に変更したため、
二段雨樋を付けずに組み立てることも可能になりました。
(この場合、雨樋が0.2〜0.3ミリほど細くなります)


車内の仕切(薄茶色の部品)も付属します。
また、プラ内装パーツ(白い部品)の取付も可能です。



本製品の内容です。
・煤除けの網戸兼二重窓(開状態)も付属します。(内板の上と右)
 (スロハ32の網戸は、実際には縦の金網抑えも付きますが、実車寸法で幅10ミリと非常に
細いため、製品では省略しています)
・スロハ32の実車では、便所・洗面所窓を更新した車輌は存在しないと思われますが、本製品では更新した状態としても製作できます。



 ■別途購入品
【屋根・床板】
 K4030 丸屋根客車屋根セット (2輌分入) 
 または K4033 切妻・丸屋根客車屋根セット (各1輌分入) 
【床下機器】
 K4034 客車床下機器セット (2輌分入)
【ベンチレーター】
 K4037 ガラベンセット (40ヶ入)
【内装】
 K4005 普通車用ボックスシート (2輌分入)
 K4014 大型ボックスシート (2輌分入)
【台車】
 GM製 (5024) TR23台車
【幌】
 GM製<8612>貫通幌(客車・旧国型 グレー)
 または <8611>貫通幌(客車・旧国型 ブラック)
【窓セル】
 透明プラ板、塩ビ板など
【インレタ】  
□形式  K3063 優等座席車/44系用インレタ (スロハ32 68・スロハ31550用 各1輌分入)
K3075 十和田・W寝台車インレタ (スロハ32 2用 1輌分入)
□窓下の標記類など[白] (格下げ車以外は必要)
K3065 等級標記他インレタ(白)

(任意) 【屋根取付ネジ】
 エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入)
 入手困難な方にはキングス製ネジもご用意しました。
 →K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種)) (10本入)
(任意) 【二段雨樋】
 K3091 雨樋 (6輌分入)
(任意) 【別貼り ウインドシル・ヘッダー】 
 K3103  ウインドシルA(幅広) (7.5輌分入)  
 K3105  ウインドヘッダー (9輌分入)
(任意) 【デッキ扉開放用部品(上級者向け)】
 K3922 丸屋根客車デッキ開放用部品



 スロハ32形は、昭和14〜16年にスロハ31550形として72輌が製造された、二等座席と三等座席の合造車(二三等車)です。基本的に、スロハ31形と同様の室内配置でそれの狭窓を広窓に置換えたもので、二三等車としては唯一の広窓車となりました。なお、この形式は全車が側面にリベットの残る形態でした。
昭和16年10月にスロハ32形に形式変更され、戦災で9輌が廃車となり、戦後に一部が連合軍に接収されましたが、その内5輌は返還後の復元改造で北海道向けに二重窓化などの改造を行なってスロハ32 101〜105となりました。また、昭和21年1月に皇族用としてスロハ32 60・67の二等室に寝台を設置する改造が行なわれ(便所寄りの1区画を線路方向の寝台に改造、二等室との間に仕切設置)、27年に御料車14号が登場するまで使用され、その後は元の設備に復元されました。
 戦後のスロハ32形は、急行「十和田」「青葉」「伊勢」や各地の準急、普通列車で使用され、この形式は近代化改造の対象にはならなかったものの、室内灯の蛍光灯化は昭和36年度に16輌、37年度に3輌施工されました。
昭和38年以降、台枠を流用してオハネ17形に36輌が改造されたほか、昭和40年3〜9月にスロハ32 19・23・29・30以外の23輌は、元の内装のままでスハ50 101〜に格下げされました。
 定期運用される最後の「並ロ」(普通2等車)となったスロハ32形4輌のうち、龍華配置のスロハ32 19は昭和42年10月に廃車、紀伊田辺配置のスロハ32 23・29・30も同年12月に廃車、形式消滅となりました。
 スハ50 101〜となった車輌も、昭和41年からマニ36形への改造(12輌)と廃車が進められ、昭和43年に形式消滅しました。




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