■飯田線 クモハ52狭窓4連(スカ色)
  クモハ52001+サハ48021+サハ48024+クモハ52002
 ボディキット(動力・台車・パンタ・カプラー・ベンチレーター等別、インレタ付属)
   E-25B  2007年5月発売 \24,150 (本体)\23,000
 ●完成品(2008.08.27追加)
   S-E-25  2008年8月発売 特別価格 \115,500(本体)\110,000
   ※クモハ52の前部カプラーは、他車と連結できません


クモハ52002+サハ48024+サハ48021+クモハ52001


クモハ52001+サハ48021+サハ48024+クモハ52002


クモハ52001+サハ48021


クモハ52001 公式側


サハ48021 公式側


サハ48021 非公式側

 


クモハ52001前面
前面は、クモハ52001と002の細かい形態差の作り分けと、窓枠の肉厚を薄くするために、窓から下の部分を真鍮エッチング板製としています。
前面上の屋根部とテールライトはホワイトメタル、ヘッドライトはロストワックス製となっています。

 
サハ48021後位側(便所側)妻面
妻面の窓枠が独特の形態となっています。


左:サハ48021 右:クモハ52001




クモハ52002


サハ48024


サハ48021


クモハ52001


 製品の仕様
■第一次流電クモハ52001・002を、飯田線時代末期の形態で製品化。
 昭和53年頃のサハ48021・024を中間に挟んだ、オール2扉・狭窓車の整った編成を再現。
■クモハ52001・002の形態差を再現。
 (前面窓枠形状(各2種類付属)・テールライト位置、ジャンパ栓受有無、側面縦樋位置、ランボード形状、
屋根端部ステップ有無、屋根上/妻面配管、パンタ形式など)
■サハ48021・024の形態差を再現。
 (側扉形態、側面リベット、行先札挿位置、便所側妻面窓形態など)

 製品の構成
○車体、クモハ52前面、床板は真鍮エッチング板。車体は折曲げ済、クモハ52前面は腰板部の曲げ済。
○クモハ52前面上部・テールライト、サハ48屋根両端部・水タンクはホワイトメタル製。
○ヘッドライトはロストワックス製。
○クモハ52動力車の前部カプラーは、台車マウント用のTNカプラーを動力ユニット下面に取付(他車と連結不可)。
○クモハ52非動力車の前部カプラーは、動力車と同じように取付ける方法の他、TNカプラーをGM製台車へ取付ける
 ことで、他車と連結させる事も可能。
○キットには形式のインレタ付属


[別途購入品(キット)]
トミー製
  PS14パンタグラフ<0211>
  PS13パンタグラフ<0224>
  密連形TNカプラ−<0334>
  密連形TNカプラ−<0381> (クモハ52前部用) 
  DT13動力ユニット<0665>
  グローブベンチレーター<PB-104> ×4
  避雷器<PR-001>
GM製
 DT13台車 No.5006
  TR23台車 No.5024 ×2
銀河モデル製
  信号炎管 N-002


 クモハ52001・002は、昭和11年に京阪神間の急行用のモハ52001・002として、中間車サロハ46018・サハ48029と共に、初の固定編成として製造されました。
 モハ52形はモハ43形を基本としていますが、流線形の前部、ノーシル・ノーヘッダー、張上げ屋根の車体となり、車体下部にはスカートを備えるなど、非常に斬新な形態で登場しました。また、モハ43形よりも歯数比を小さくし、台車はコロ軸受を備えるDT12Aに変更され、より高速向きの性能となっていました。
 昭和12年には、第二次流電として2編成8両が増備されましたが、これらは広窓に変更されたため「広窓流電」と呼ばれ、モハ52001・002などの第一次流電は「狭窓流電」と呼ばれるようになりました。
 モハ52001・002は、京阪神間急行に使用されましたが、昭和17年には急行が廃止となり、固定編成は解かれてモハ43形などと共に使用され、昭和24年に京阪神間急行用に復帰しましたが、翌年には阪和線に転属し、昭和28・29年には更新工事で、乗務員扉の新設、ベンチレーターをガーランド形からグローブ形への変更、雨樋取付などの改造が行われ、形態は大きく変化しました。
 昭和32年には飯田線に転属し、間もなく快速での使用を開始し、朱色と青の塗色となりましたが、昭和35年には塗り分けを変更しています。昭和38・39年には湘南色となり、更に飯田線全車のスカ色化に伴って、クモハ52001・002も昭和44・45年にスカ色となって、これが最終的な姿となりました。
 昭和53年には、流電の全車が80系へ置換えられることとなり、クモハ52002は11月7日、001は11月25日の運転が最後となりましたが、クモハ52001は吹田工場で登場時の姿に復元され、静態保存されています。

 サハ48021・024は、横須賀線用のモハ32形の付随車として昭和7年に登場しました。サハ48形としては後期製造のグループのため、車体のリベットがシル・ヘッダー部と扉周囲、車体隅部のみとなっていますが、サハ48021と024とで製造工場が異なるため、リベットの配列が若干異なっていました(後の更新修繕の際に、サハ48024の車体裾のリベットが消滅したと思われます)。
 この2両は、横須賀線・東北線・高崎線・宇野線などで使用された後に、飯田線の4両編成の中間車として使用されるようになりました。狭窓流電と編成を組む事も多く、昭和52年頃〜53年には、クモハ52001・002とサハ48021・024の狭窓車で統一された編成となっていました。
 サハ48021・024は、流電と同時期に80系へ置換えられ、サハ48021は昭和53年11月に、024は昭和54年1月に廃車となりました。




製品紹介に戻る
KINGS SHOP ONLY MENUに戻る
電車の製品リスト

トップページに戻る
inserted by FC2 system