■スハフ42 アルミサッシ車A

スハフ42 アルミサッシ車 青15号
写真は試作品です。


スハフ42 2173 高崎仕様 ぶどう色2号


P-164 T 台車別・トータルキット     2005年2月発売
\4,515 (本体 \4,300)
a 青15号 登場時
(昭和46年頃)〜
●デッキ扉 Hゴム小
●貫通扉 鋼製プレス
テールライト点灯
2005年3月発売
\18,375 (本体 \17,500)
b スハフ42 2173 高崎仕様
ぶどう色2号
昭和61年頃以降 ●サッシは塗り潰す前の姿
●デッキ扉 Hゴム大/Hゴム2段
●貫通扉 鋼製プレスなし



スハフ42 2173 高崎仕様 ぶどう色2号 非公式側


写真左:スハフ42 アルミサッシ車 青15号
写真右:スハフ42 2173 高崎仕様 ぶどう色2号
いずれも後位側妻面です。貫通扉形態を作り分けています。

製品の特徴
■昭和46年頃の体質改善工事でアルミサッシ化、便洗所窓がHゴム支持化されたスハフ42を製品化。
■側板・妻板は真鍮エッチング板、屋根・床板がプラパーツの構成。
■Hゴム・窓枠は車体と別部品として塗り分け。
■キットはHゴム扉3種と貫通扉6種から選択可。


[別途購入品(キット)]
 GM製 TR47台車
 当社製 ニセコ用他インレタ (スハフ42 2173・スハフ44 16用 各1輌分入)
      等級標記他インレタ (近年のスハフ42 2173のみ必要)
      普通車用ボックスシート取付可


 スハフ42形は、戦後の急行用標準形3等車スハ43形の緩急車形として昭和26〜30年に335輌製造され、北海道形としてはスハフ44形が27輌製造されました。いずれも完全切妻の車体に、それまでのオハ35・スハ42形などより改良された内装を備え、昭和57年まで各地の急行列車の主力として使用されました。その後も普通列車で昭和61年まで使用されて、現在でも各地に動態保存車が残されています。
 新製後、現在までに多くの改造が行なわれましたが、昭和36年度からは当時の新型車の内装に近付けるための近代化工事が開始され、昭和39年9月26日以降(規定上)の近代化工事施工車は、車体色を青15号に変更されました。さらに昭和45年度からは体質改善工事が施工され、一部の車輌は客室窓をアルミサッシ化すると共に、便所・洗面所窓がHゴム支持窓化され、形態が大きく変化しました。

 本製品はスハフ42 アルミサッシ車のうち、便所・洗面所窓をHゴム支持窓化された車輌を模型化、キットのデッキ扉はHゴム支持窓付扉3種(窓大・窓小・2段窓)、貫通扉は6種(木製大窓・鋼製5種)から選択できます。また、現在も残る動態保存のスハフ42形のうち、高崎に配置のスハフ42 2173と大井川鉄道のスハフ42184は本製品のキットで製作でき、素組みで後者の形態となります。その他、別売の大型電池箱・歯車式発電機を取付けることで北海道形のスハフ44としても製作できます。




■マニ60 101〜

マニ60 101〜 ぶどう色2号 妻窓あり・扉中桟なし


マニ60 101〜 ぶどう色2号 妻窓なし・扉中桟あり
マニ60の一部には荷物扉と車掌室側デッキの窓に中桟が付く車輌が存在しました。
完成品は、この形態の車輌も発売します。

P-312 T 台車別・トータルキット   2005年2月発売
\4,725 (本体 \4,500)
a ぶどう色2号 妻窓あり・扉中桟なし 登場時(昭和35年)〜
形態は昭和40年頃以降(尾灯円板なし)
2005年3月発売
\17,850 (本体 \17,000)
b ぶどう色2号 妻窓なし・扉中桟あり



写真左:マニ60妻窓あり(オハニ61後期形改造車)
写真右:マニ60妻窓なし(オハニ61初期形改造車)
いずれも後位側妻面です


製品の特徴
■多くの形態の車輌が存在するマニ60のうち、昭和35年〜40年にオハニ61・スハニ62を改造して登場した
 マニ60 101〜を製品化。
■側板・妻板は真鍮エッチング板、屋根・床板がプラパーツの構成。
■キットは妻面後方監視窓の有無、各扉中桟の有無と貫通扉窓大小2種を選択可。


[別途購入品(キット)]
 GM製 TR11台車 (マニ61の場合はTR23)
 当社製ニセコ用他インレタ (マニ60 2655・2659用 各1輌分入) または 荷物車用インレタ1 (マニ60 2106用 1輌分入)
      等級標記他インレタ


 マニ60 101〜は、昭和25〜30年に登場した鋼体化客車オハニ61形(登場当初はスハニ61形)・スハニ62形を種車として昭和35〜40年に271輌が改造された荷物車で、多くの形態の車輌が存在するマニ60形の中で最も多数派のグループとなりました。同時期にはオハユニ61・スハユニ62・オハユニ63・64を改造したグループも登場し、これらのマニ60改造車グループは荷物専用列車の全国への拡大や、老朽化した戦災復旧荷物車・17m級荷物車の置換えに充てられました。
 形態的には、昭和28〜30年に登場した新製車体のマニ60形が700o幅の窓を主体としていたのに対し、改造車グループでは種車の1000o幅窓を主体としている点が特徴となっています。また、マニ60 101〜の種車となったオハニ61形には後位側妻面の後方監視窓なし(オハニ61 1〜205)と窓あり(オハニ61 206〜461・501〜514・スハニ62 1〜45)が存在し、マニ60形への改造後もそのままとなっています。
 登場後は各地の急行から普通列車、荷物専用列車まで幅広く使用されましたが、昭和52年以降新製のマニ50形への置換えられるなどして廃車が進行し、昭和61年までに廃車となりました。
 改造車としては昭和40年にマニ60 154の台車をTR23に取替えたマニ61 101が存在し、これはマニ61形としては唯一の1000o幅窓を備えた車輌でしたが、昭和56年に廃車されました。他には救援車オエ61形に改造された車輌も存在しました。



■オユ10 2016〜

オユ10 2016〜ぶどう色2号
完成品の屋根色はいずれも銀色となります。


オユ10 2016〜 青15号


P‐746 T 台車別・トータルキット     2005年2月発売
\5,775 (本体 \5,500)
a ぶどう色2号 登場時(昭和37年〜) ●尾灯円板あり 2005年3月発売
\23,100 (本体 \22,000)
b 青15号 昭和44年頃以降 ●尾灯円板なし



オユ10 2016〜 後位側妻面


製品の特徴
■製造年次による形態変化の多いオユ10のうち、昭和37年〜46年に登場のオユ10 2016〜2058・2501〜2514を製品化。
■車体は真鍮エッチング板折曲げ済、妻板・床板が真鍮エッチング板、床下機器がプラパーツの構成。
■Hゴム・窓枠は車体と別部品として塗り分け。


[別途購入品(キット)]
 GM製  TR50台車
 当社製  郵便車用インレタ1(切妻・10系) (オユ10 2031・2036用 各1輌分入、他に窓下の郵〒便の標記も含まれます)


 オユ10形は昭和32〜46年に一般形58輌と北海道用14輌が製造された軽量構造の郵便車で、昭和28〜30年に登場したスユ42形の同様の室内配置となっていました。
 オユ10形は長期間に渡って製造されたため設計変更が多く、形態的には大きく分けて4種類が存在し、以下のように分類できます。
  ●昭和32年製     オユ10 1〜4 ルーバーあり、便所窓大、荷物扉窓枠中桟なし、荷物扉窓大、各扉窓隅Rなし
  ●昭和34年製     オユ10 5〜10 ルーバーあり、便所窓小、荷物扉窓枠中桟あり、荷物扉窓大、各扉窓隅Rなし
  ●昭和36年製     オユ10 2011〜2015 ルーバーなし、便所窓小、荷物扉窓枠中桟あり、荷物扉窓大、各扉窓隅Rなし
  ●昭和37〜46年製  オユ10 2016〜2058 ルーバーなし、便所窓小、荷物扉窓枠中桟あり、荷物扉窓小、各扉窓隅Rあり
                オユ10 2501〜2514(北海道用)も車体は2016〜2058と同型(床下機器配置が一部異なります)。
 登場後は汐留−門司、隅田川−北海道、大阪−北海道間を中心に、急行列車や荷物専用列車などで郵便車の主力として使用されました。
 昭和48〜54年には一般形38輌に冷房化改造が行なわれ、北海道用についても昭和51〜54年までにその全車と、一般形からの北海道用への改造車3輌が冷房化され、低屋根化のうえ屋上冷房を設置されて形態が大きく変化しました。
 その後、冷房化されずに残っていた車輌から廃車が進められ、非冷房車は昭和59年までに全車廃車、冷房車も鉄道郵便輸送廃止に伴なって昭和61年までに廃車されましたが、冷房車の2輌が現在も静態保存されています。



■オユ12 / スユ13

オユ12 ぶどう色1号


スユ13ぶどう色2号
完成品の屋根色はいずれも銀色となります。


スユ13 青15号



P‐746 T 台車別・トータルキット     2005年2月発売
\5,775 (本体 \5,500)
a オユ12 ぶどう色1号 オユ12 1〜14 登場時(昭和33年〜) ●尾灯円板あり 2005年3月発売
\21,000 (本体 \20,000)
b スユ13 ぶどう色2号 上記車輌以外の登場時(昭和36年〜) ●尾灯円板なし ●電暖付
c スユ13 青15号 昭和44年頃以降 ●尾灯円板なし ●電暖付


製品の特徴
■オユ12・スユ13のうち、昭和33年〜36年に登場のオユ12 1〜14・20〜28、スユ13 2015〜2019を製品化。
■Hゴム・窓枠は車体と別部品として塗り分け。
■車体は真鍮エッチング板折曲げ済、妻板・床板が真鍮エッチング板、床下機器がプラパーツの構成。


[別途購入品(キット)]
 GM製  TR50台車
 当社製  郵便車用インレタ1(切妻・10系) (オユ12 7・スユ13 2018用 各1輌分入、他に窓下の郵〒便・車掌の標記も含まれます)


 オユ12形は昭和33〜37年に26輌が製造された軽量構造の護送便専用郵便車で、昭和34〜38年には電気暖房付のために自重が増加し形式が変更されたスユ13形も13輌が製造され、いずれも昭和31年に登場したスユ43形と同様の室内配置となっていました。
 オユ12・スユ13形は、形態的には大きく分けて2種類が存在し、以下のように分類できます。
  ●昭和33〜36年製  オユ12 1〜14・20〜28、スユ13 2015〜2019 荷物扉窓大、各扉窓隅Rなし
  ●昭和37・38年製   オユ12 33〜35、スユ13 2029〜2032・2036〜2039 荷物扉窓小、各扉窓隅Rあり
 オユ12形は登場後、東京−四国・九州間を中心に、急行列車や荷物専用列車などで使用されましたが、オユ12形は昭和56年までに全車廃車、スユ13形も昭和59年までに廃車されました。




■スロ62 (キットと通常完成品は後期形です。初期形完成品は当店のみで発売中です)


スロ62青15号¥淡緑帯
アルミサッシは銀色、デッキ扉は2段開閉窓付扉となっているため、急行ニセコ編成のスロ62とは印象が異なります。

スロ62の完成品各種写真はこちらをご覧ください。


P‐762 T 台車別・トータルキット     2005年2月発売
\5,775 (本体 \5,500)
a 青15号¥淡緑帯 登場時(昭和42年〜) ●デッキ側便洗所窓Hゴム支持
●雨樋位置高
2005年3月発売
\18,900 (本体 \18,000)
b 青15号・帯なし 昭和53年頃以降
c スロフ62青15号¥淡緑帯 登場時(昭和42年〜) ●デッキ側便洗所窓Hゴム支持
●非公式側デッキ扉は落し窓付扉
●雨樋位置高
d スロフ62青15号・帯なし 昭和53年頃以降
SP‐762 e スロ62初期形青15号¥淡緑帯
(当店のみ販売)
登場時(昭和42年〜) ●デッキ側便洗所窓アルミサッシ
●雨樋位置低
f スロ62初期形青15号・帯なし
(当店のみ販売)
昭和53年頃以降



写真左:スロ62 後位側
写真中:スロフ62 後位側
写真右:スロフ62 前位側




製品の特徴
■スロ62のうち多数派の、オロ61後期形改造のスロ62 2022〜を製品化 (※スロ62初期形完成品は当店のみで発売します)。
■クーラーは丸型(AU13A)。
■Hゴム・窓枠は車体と別部品として塗り分け。デッキ扉は開閉窓付扉で、窓枠は客室窓枠と共に銀色となります。
■車体は真鍮エッチング板折曲げ済、妻板・床板が真鍮エッチング板、床下機器がプラパーツの構成。
■キットはデッキ扉2種を選択できるほか、スロフ62としても製作出来ます。


[別途購入品(キット)]
 GM製  TR50台車
       グリーン車マーク インレタ
 当社製  ニセコ用他インレタ (スロ62 501・503・2004、スロフ62 2017用 各1輌分入)
       リクライニングシート取付可


 スロ62形は、昭和34〜37年にオハ61形を改造して登場したオロ61形に昭和42・43年に冷房取付工事を行なって100輌が生まれた形式で、低屋根化のうえ屋上冷房を設置されたため形態が大きく変化しています。同時期にオロフ61形を冷房化したスロフ62形も15輌が登場し、昭和43〜45年にはスロ62形を緩急車化して更に18輌が登場しました。スロ62 101・102・106の3輌以外は全車電暖付で登場しましたが、この3輌は昭和44年に北海道用に改造されてスロ62 501〜503となり、昭和50年にはスロ62 2041・2096・2110が北海道用に改造されてスロ62 504〜506となりました。
 スロ62・スロフ62形の登場後は、客車急行の1等車(のちのグリーン車)の主力として使用され、特に上野口の客車急行の1等車はこの2形式に統一されましたが、スロ62形は昭和58年までに、スロフ62形は昭和59年までに、廃車または改造されました。
 スロ62・スロフ62形の他形式への改造車としては、昭和46〜54年に和式客車となったスロ81・スロフ81形が存在し、このうちの6輌は国鉄分割民営化後も引き継がれ、最晩年にはオロ61形当時を思わせるぶどう色2号に淡緑帯の姿となりましたが、平成3年に廃車されました。他に、教習車オヤ61 2021や試験車スヤ61 2001、新幹線用の工事車939-202に改造された車輌も存在しました。




■マニ36 元オロ40戦後形鋼板屋根
  (キットと通常完成品は雨樋の細い車輌です。雨樋の太い車輌の完成品は当店のみで発売中です)

マニ36 元オロ40戦後形鋼板屋根 ぶどう色2号



マニ36 元オロ40戦後形鋼板屋根 太雨樋・扉中桟なし ぶどう色2号 (当店のみ販売)


マニ36 元オロ40戦後形鋼板屋根 太雨樋・扉中桟あり ぶどう色2号 (当店のみ販売)


P‐808 T 台車別・トータルキット   2005年2月発売
\5,775 (本体 \5,500)
a ぶどう色2号 ●マニ36 204・2211に該当 2005年3月発売
\19,950 (本体 \19,000)
SP‐808 b 太雨樋・扉中桟なし ぶどう色2号
(当店のみ販売)
●マニ36 2202・206に該当
c 太雨樋・扉中桟あり ぶどう色2号
(当店のみ販売)
●マニ36 207に該当


製品の特徴
■多くの形態の車輌が存在するマニ36のうち、昭和41・42年にオロ40戦後形鋼板屋根車を改造したマニ36 2201〜2211を模型化。
 より厳密には雨樋の細いマニ36 204・2211となります(※雨樋の太い車輌の完成品2種は当店のみで発売します)。
■車体は真鍮エッチング板折曲げ済、妻板・床板が真鍮エッチング板、床下機器がプラパーツの構成。
■キットには妻面のキャンバス押さえが付属しますので、別売の雨といを取付けることで元オロ40戦後形キャンバス屋根車
 (マニ36 2061〜2072)としても製作出来ます(厳密には鋼板屋根車とキャンバス屋根車では屋根Rが異なります)。


[別途購入品(キット)]
 GM製  DT13台車 (元オロ40戦後形キャンバス屋根車の場合はTR23)
 当社製  ニセコ用他インレタ (マニ36 2211・204・2202用 各1輌分入)
       等級標記他インレタ


 マニ36形は、昭和41〜52年に余剰の優等車などを改造した荷物車で、種車となった形式はスロネ30・スロ34・オロ35・オロ36・オロ40・スロ50・スロ60・スロハ31・スロハ32・スハ32・オハ35・スハニ35の12形式にのぼり、計237輌(書類上)が登場しました。
 このうちオロ40形(一部は格下げされオハ55形)を改造した車輌は昭和41・42年に37輌が登場し、種車形態によって大きく分けて以下の4種に分類できます。
  ●オロ40張上屋根車改造           マニ36 2021〜2023・2058・59
  ●オロ40丸屋根車改造            マニ36 2024〜2026・60
  ●オロ40戦後形キャンバス屋根車改造  マニ36 2061・62・63・2064〜2072・2124
  ●オロ40戦後形鋼板屋根車改造      マニ36 2201〜2203・204・2205・206〜208・2209〜2211
 これらのうち、オロ40戦後形鋼板屋根車は改造前から雨樋形態などに差異がありましたが、他のオロ40改造車も含め、荷物車への改造時にも細かい形態差が生じています。
 登場後は荷物専用列車や急行列車などに使用されましたが、ほとんどの車輌が昭和61年までに廃車となり、マニ36 2210のみ国鉄分割民営化後も引き継がれた後、平成元年に廃車となりました。




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