●マロネ41固定窓車(21〜26)
●トータルキット(台車別) 2002年10月30日発売  \6,300 (本体 \6,000)
別途購入品:GMまたはカトーTR47台車
●完成品各色 11月15日発売  \17,850 (本体 \17,000)
マロネ41固定窓車 完成品バリエーション塗色と年代
ぶどう色2号、淡緑帯 昭和38年以降
青15号、淡緑帯 昭和39年頃以降
青15号、帯なし 昭和44年頃以降

写真は 青15号・淡緑帯の試作品です

マロネ41の特徴の深い屋根と、デッキ側の独特な縦トイを再現。車体は屋根と一体曲げ済み。

近代化改造後のマロネ41のみに装備された空気バネのTR40D台車を、ホワイトメタル製枕バネ部品をTR47台車に貼り付けることで再現。窓枠・Hゴムは別パーツで表現。床下機器はプラ製(GM製)と真鍮エッチング板折り曲げ部品を使用。
完成品は各時代の塗色の変化を再現するため3つのカラーバリエーションを用意いたしました。


 マロネ41は、昭和25年に12輌製造されたマイネ41を、昭和30年7月の1等寝台廃止にともない形式変更されたもので、形態的には、冷房装置の風道を通すためにベンチレーターのない深い屋根が特徴となっており、初めて全室にプルマン式の開放寝台を採用し、後のナロネ21やオロネ10の原形ともなった形式です。
 その中のマロネ41固定窓車(21〜26)は、昭和38〜39年に近代化工事の際に6輌が複層ガラス固定窓化改造も施工して20番台に変更された車輌で、その形態は、一段へこませて取付けられたHゴム支持の客室窓や、近代化改造後のマロネ41のみに装備された空気バネのTR40D台車など、独特なものとなりました。
 また、高砂工場で改造された21〜24は、従来と同じ、ぶどう色2号の塗色で出場しましたが、大船工場で改造された25・26は、青15号の塗色で出場し、近代化改造客車の青15号化の第1号となりました。
 近代化改造前は、東海道本線の夜行急行を中心に使用され、改造後は東海道本線の急行「銀河」「明星」のほか、関西−九州間の急行「日向」「夕月」「日南」に使用されました。
その後、昭和46〜48年に4輌が廃車されましたが、残る2輌は昭和49年に列車掛教習車のマヤ43に改造されて、昭和62年の廃車後も保管され続けていましたが、平成12年までに解体されました。
 本製品は、昭和38〜39年に固定窓化された20番台車を模型化、Hゴム扉付・デッキ側妻板縦トイ原形の形態(21・23・24が該当)を基本としていますが、原形扉・デッキ側妻板縦トイ更新の形態(26が該当)としても製作できます。
 なお、本製品には台車は含まれませんので別途、GM製又はKATO製TR47台車をお求めください。(KATO製TR47使用の場合、GM製よりも加工に手間がかかります)


旧型台車をはいた50系
国鉄スユニ50初期形
■トータルキット(台車別) \7,560 (本体 \7,200)  2002年7月29日発売
 2007年11月、再生産しました(2007.11.14追記)
 ※再生産分より価格を改訂させていただきました。
■完成品  \24,150 (本体 \23,000)  2002年8月10日発売
 2008年8月 再生産しました(当店のみ) (2008.08.08追加)
 ※再生産分より価格を改訂させていただきます

写真はいずれも試作品です


 スユニ50形は、スユニ60・スユニ61形などの旧型郵便荷物車を置換える目的で、昭和53年からスハ43形などの改造という名目で登場した形式ですが、50系に準じた車体と台枠が新製されたため、種車から流用されたのは台車などのごく一部となりました。低屋根の近代的な車体と、重厚なTR47台車は不釣合いですが、それが特徴ともなっています。
 スユニ50形は本州向け2000番代63両と、北海道向け500番代17両が改造され、主に地方の普通列車で使用されましたが、一部は急行「だいせん」「さんべ」「日南」「大雪」「利尻」に使用されたほか、荷物列車でも使用されました。昭和61年の郵便・荷物輸送全廃により運用を失いましたが、一部は救援車代用として現在も残されています。
 本製品は、郵袋室窓がHゴム支持固定窓となっていることが特徴の、スユニ50初期形(2001〜2016・501〜506)を模型化しました。


キットの仕様
 車体は一体折曲済,妻板はホワイトメタル製
 窓枠・Hゴムは別パーツで塗分が容易
 床下機器はプラ製


[別途購入品]
 GM  TR47台車 No.5003 またはKATO TR47台車(センターピン式) 
 当社製インレタ
  □形式   ●KP-053 スユニ50・寝台車(マロネ40他)インレタ (スユニ50初期形用 2両分、スユニ50後期形用 1両分入)
  □窓下の『郵〒便』標記  ●KP-070 郵便車用インレタ1(切妻・10系)
  □窓下の『荷物』標記   ●KP-065 等級標記他インレタ
 ○500番代として製作の場合は、別途、KPP-016 TR47・TR50用歯車式発電機が必要になります。



マロネ40
●ボディキット \6,300 (本体 \6,000) 2002年7月8日発売
 ※キットの価格を改訂させていただきました(2007.06.26)
●完成品各色 \18,375 (本体 \17,500) 2002年8月10日発売
 ※完成品の価格を改訂させていただきました(2007.09.12)
写真はぶどう1号,青1号帯の試作品です

独特の冷房関係の機器(凝縮装置・ブラインクーラー)まで再現,その他の床下機器はプラ製を採用


マロネ40の特徴である深い屋根を再現


車内の区分室・給仕室仕切の一部を再現しました

完成品は5つのカラーバリエーション(写真上から)












 マロネ40は,昭和23年に21輌製造されたマイネ40を,昭和30年の一等寝台廃止にともないに形式変更されたもので,2人用区分室と開放寝台を併用した形式です。 形態的には,冷房装置の風道を通すために深い屋根が特徴となっており,また,優等寝台車としては初めて2軸台車を採用したほか,国鉄で初めての蛍光灯採用,一等寝台に初めてプルマン式の開放寝台を採用するなど,数多くの新機軸が導入された車輌です。 20系客車の登場以前は実質的に国鉄の最優等寝台車として,特別急行「あさかぜ」「はやぶさ」や急行「銀河」「彗星」「雲仙」など東海道本線・山陽本線を中心に数多くの優等列車で使用され,昭和45年,急行「銀河」を最後に姿を消しましたが,一部は事業用車に改造されて現在も横川と佐久間にマイネ40として保存されています。

 製品は,昭和30年に片デッキ化や風道天蓋取付などの改造が行なわれた後の姿を模型化しました。車体は一体折曲済,車内の仕切の一部も表現,台車はGM,カトーを選べます。 また,本製品の車体色をぶどう色1号とし等級帯をクリーム1号とすれば,5両のみ存在した片デッキのマイネ40としても製作できます。


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