■マイネ40 両デッキ車
※価格を改訂させていただきました(2007.08.27)
P‐41 T 台車別・トータルキット

2005年10月発売
\6,930 (本体 \6,600)
A ぶどう色1号・クリーム帯 登場時(昭和23年〜)
※標記は27年以降
「銀河」「彗星」「霧島」「筑紫」「早鞆」
「みちのく」「北斗」等
2005年10月発売
\18,900
(本体 \18,000)
B マロネ40 両デッキ車
ぶどう色1号青1号帯
昭和30年以降 「銀河」「彗星」「霧島」「筑紫」「西海」「早鞆」等


マイネ40 公式側    写真はすべて試作品です


製品の特徴
■昭和23年に登場し、後にマロネ40となった1等寝台車マイネ40の、両デッキ時代の姿を模型化。
■発売中のマロネ40と較べ、両デッキとなるほか、デッキ扉は木製低窓、等級表示灯無し、雨樋が無く水切りのみ、
 妻面梯子・縦樋なし、屋根上の空調蓋なしとなるなどの形態差を再現。
■車体は真鍮エッチング板折曲げ済、妻板・床板が真鍮エッチング板、床下機器の大部分がプラパーツの構成。
 床下機器の内、冷房用の凝縮装置・ブラインクーラーはホワイトメタル製です。
■非公式側の物置に変更されたデッキ扉の形態は3種から選択できます(完成品は窓閉塞のタイプ)。
 [窓閉塞]   :マイネ40 9・16など
 [窓閉塞せず]:マイネ40 7など
 [扉表面平ら]:マイネ40 19など


マイネ40 公式側


マイネ40 非公式側
写真右側のデッキには物置が設置されたため、窓が埋められています(埋められていない車輌も存在しました)。




      
区分寝室仕切
区分室が4室備えられていた当時の仕切を再現
しました。

前位側妻面
片デッキ化改造前のマイネ40は、同時期製造の
スハ42などと同じく、縦樋は付かず、デッキ上に
水切りが付くのみの簡素な形態でした。

[別途購入品(キット)]
 GM製 TR47台車(登場時はDT13で代用)
 当社製 スユニ50・寝台車(マロネ40他)インレタ (マイネ40用 1輌分入)
      燕客車用インレタ (窓下の寝台・等級標記 黒(マイネ40製作時))
      等級標記他インレタ (窓下の寝台・等級標記 白(マロネ40製作時))
      展望車用シート・寝台,大型ボックスシート 取付可


 マイネ40形は、昭和22年に進駐軍指令により21輌が製造され、その要求が撤回されたため昭和23年に国鉄が購入した1等寝台車で、2人用区分寝室と開放寝室を備えていました。形態的には冷房装置の風道を通すためにベンチレーターのない深い屋根が特徴となっており、優等寝台車としては初めて2軸台車(TR34)を採用したほか、国鉄で初めての蛍光灯採用、一等寝台としては初めてプルマン式の開放寝台を採用するなど、数多くの新機軸が導入された形式です。しかし、マイネ40形は米軍の要求通りに設計されたため、給仕室がなく戸棚も不足しているので、デッキ寄りの区分寝室を給仕室に変更し、デッキ扉も1ヶ所をつぶして戸棚が設けられました。当初は外国人観光団輸送に使用され、昭和23年11月10日からは東京−大阪間急行11・12列車で使用を開始し、その後「銀河」「彗星」「霧島」「筑紫」「早鞆」「みちのく」「北斗」などで使用されました。昭和24年の夏までには冷房を搭載しましたが、乗り心地が悪化したため同年秋からスハフ41・スハ42のTR40と振り替えられました。なお、TR34に振り替えられたスハフ41・スハ42はオハフ33・オハ35となってスハフ41形は形式消滅しています。
 昭和27年から28年には、開放寝室寄りの区分寝室を喫煙室に変更し、定員は区分寝室4・開放寝室16の計20名に減少しましたが、昭和30・31年には給仕室・喫煙室を車体中央部に移設、片デッキ化、屋根の張り替え、空調蓋・雨樋取付などの改造が行なわれ、定員は区分寝室1室の2名分が増加し、再び計22名となりました。この改造工事が進行中の昭和30年7月には、1等寝台廃止にともなって全車がマロネ40形となりました(この時点で5輌が改造済)。
 マロネ40形は、20系客車の登場以前は実質的に国鉄の最優等寝台車だったため、東海道本線・山陽本線を中心に数多くの優等列車で使用され、昭和45年に急行「銀河1号」を最後に姿を消しましたが、一部は事業用車に改造されて、現在は横川の碓氷峠鉄道文化むらと佐久間レールパークにマイネ40として保存されています。


編成例
■昭和26年4月〜  急行 「銀河」 13・14列車 [東京→神戸]
←神戸方面

マニ31
19〜
マイネ40 マイネ41 スロネ30 スロネ30 スロ60
原形
スロ60
原形
オロ40
戦後形等
スハ43 スハ43 スハ43 スハ43 スハ43 スハ43 スハフ42
発売予定 キットは
マロネ41
原形として
発売中
発売中
●牽引機はEF57・EF58・C59など
●客車の塗色はぶどう色1号(イネはクリーム帯、ロネ・ロザは青1号帯)
※実際はスロ60の連結位置にスロ51原形を使用していた可能性あり




■スロ60 1〜 原形窓車
※価格を改訂させていただきました(2008.04.07)
P-114 T 台車別・トータルキット
2005年9月発売
\4,830 (本体 \4,600)
A ぶどう色1号・青1号帯 「つばめ」「はと」「さくら」「なにわ」「銀河」「彗星」「十和田」「津軽」等 2005年10月発売
\16,275 (本体 \15,500)

■スロ60 113〜 原形窓車
※価格を改訂させていただきました(2008.04.07)
P-115 T> 台車別・トータルキット
2005年9月発売
\4,830 (本体 \4,600)
A ぶどう色1号・青1号帯 「つばめ」「はと」等 2005年10月発売
\16,275 (本体 \15,500)


スロ60 113〜 公式側    写真はすべて試作品です
スロ60 113〜は、乗務員室設置改造が行われたために700o幅の窓が1ヶ所追加されています(デッキ側便所窓隣りの窓)。
スロ60 1〜は、この窓がない以外はスロ60 113〜と同型です。


製品の特徴
■初の特別2等車スロ60の、近代化改造前の原形窓枠を備えていた頃の姿を模型化。
 「つばめ」「はと」用として乗客専務車掌室の設置改造が行われた100番代(113〜118)も製品化。
■特徴ある妻板形態や増設された水タンク、細いウィンドシルなど、スロ60の特徴を再現。
■側板・妻板・空調蓋は真鍮エッチング板、屋根・床板がプラパーツ。


スロ60 113〜 非公式側
当初は1等車として予定されていたため、屋根には空気調和器点検用の蓋が付きます。
また、床下の増設された水タンクも目立ちます。


スロ60 113〜 デッキ・妻面
妻板は同時期製造のマロネ41と同じく下側が狭いもので、縦樋はそれに沿う形状となっています。
デッキ扉もマロネ41やマロネ39 2・3と同型の大窓の扉となっています。
また、ウィンドシルがスハ43などよりかなり細く、オハ60やスロ50 1〜5などと共に、最も細いものとなっていることも特徴の一つです。


[別途購入品(キット)]
 GM製 TR47台車
 当社製優等座席車/44系用インレタ (スロ60用 1輌分入)
      等級標記他インレタ (窓下の等級標記)
      リクライニングシート 取付可


 スロ60形は、2等車で初のリクライニングシートを備えた特別2等車として、昭和25年に30輌が登場した形式で、現在のグリーン車の原形となった形式です。
 当時の2等車は、最新のオロ41形でシートピッチ1040o、転換クロスシートを備え、定員は60名でしたが、スロ60形ではシートピッチ1250o、リクライニングシートを備え、定員は44名となりました。このように従来の2等車との設備の格差が大きいため、スロ60形は当初1等車スイ60形として計画されていましたが、最終的には2等車とすることになり、従来の2等車と区別するために特別2等車(特ロ)の名称となりました。
 スロ60形は、形式の60が示す通り、木造車の台枠を流用して車体を新製する鋼体化客車でしたが、台車はスハ42用に用意していたTR40と、新製の同台車を使用しています。また、当初は1等車として予定されていたため冷房準備工事が行なわれており、天井裏には風道を通し、屋根には空気調和器点検用の蓋が2ヶ所設けられていましたが、2等車に変更されたために不要となり、空調天蓋は後の近代化改造の際に撤去され、結局これらの設備は活用されることなく終わりました。
 スロ60形は昭和25年4月11日、特急「つばめ」で使用を開始しましたが、間もなく水タンクの容量不足が判明し、落成前の車輌は水タンクの増設工事を行ない、その他の車輌も昭和25年中に同様の工事を行なっています。同年5月には特急「はと」が新設されましたが、この分のスロ60形は間に合わず、従来のオロ40形などが使用されましたが、6月からスロ60形に置換えられました。
 昭和26年には、「つばめ」「はと」用の食堂車マシ35・マシ36形が登場しましたが、これらは乗客専務車掌室を備えていないため、隣に連結されるスロ60形にそれを設けることとなり、同年3・4月にスロ60 13〜18の荷物保管室に窓を設けて乗客専務車掌室に改造し、スロ60 113〜118となりました。
 昭和31年には「つばめ」「はと」のスロ60形はスロ54形に置換えられて以後は急行用となり、「なにわ」「明星」「銀河」「月光」「彗星」「十和田」などで使用されました。昭和32・33年には、蛍光灯を備えるスロ54形やナロ10形と較べ、白熱灯照明のスロ60形は見劣りが目立つため、蛍光灯化や側窓のアルミサッシ化などの近代化改造が行なわれましたが、昭和41年から本格化した1等車(旧特別2等車)の冷房改造の対象から外れたために、急行に使用されていた車輌も運用から外れて団臨用となり、昭和42・43年に27輌がマニ36・マニ37形に改造、3輌が廃車となって形式消滅しました。



編成例
■昭和26年10月〜昭和31年11月  特別急行 「つばめ」 1・2列車 [東京−大阪]
←進行方向

スハニ35 スハ44 スハ44 スハ44 スロ53
原形
スロ53
原形
マシ35
1〜・11〜
原形
スロ60
101〜原形
スロ60
1〜原形
スロ60
1〜原形
マイテ39
1・11・21

後に(昭和27年頃?)
スロ60 1〜に置換え
スシ47、マ
シ29 1〜
等も使用

マイテ49
等も使用
発売中 キットはスロ54
として発売中
発売中
●牽引機はEF57・EF58・C62など
●客車の塗色はぶどう色1号(イネはクリーム帯、ロザは青1号帯)
●実際はスハ44を1輌増結の場合多し。また、マイテの前にマイネ41・スイ38・マイ38を増結する場合もあり。


■昭和26年10月〜昭和31年11月  特別急行 「はと」 3・4列車 [東京−大阪]
←進行方向

スハニ35 スハ44 スハ44 スハ44 スロ60
1〜原形
スロ60
1〜原形
マシ35
1〜原形
スロ60
101〜原形
スロ60
1〜原形
スロ60
1〜原形
スイテ37
(後にマイ
テ58)

スシ37 39
〜・マシ
29・マシ38
等も使用

スイテ48・
マイテ49
等も使用
発売中 マイテ58
は発売中
●牽引機はEF57・EF58・C62など
●客車の塗色はぶどう色1号(イネはクリーム帯、ロザは青1号帯)
●実際はスハ44を1輌増結の場合多し。また、マイテの前にスイ38・マイ38等を増結する場合もあり。



■ナハネ11
※価格を改訂させていただきました(2008.09.01)
P‐703 T 台車別・トータルキット

2005年9月発売
\6,930 (本体 \6,600)
A ぶどう色1号 登場時(昭和32年〜) 「あさかぜ」「さちかぜ」「平和」「はやぶさ」
「月光」「瀬戸」「阿蘇」等
2005年10月発売
\18,900
(本体 \18,000)
B ぶどう色2号 昭和34年頃以降 「はやぶさ」「みずほ」「安芸」「瀬戸」「出雲」
「霧島」「雲仙」「西海」「高千穂」「筑紫」「平戸」
「日向」「ひのくに」「音戸」「さつま」「十和田」等
C 青15号 昭和39年頃以降 「出雲」 「霧島」「雲仙」「西海」「高千穂」
「日向」「平戸」「しろやま」「音戸」「さつま」等


ナハネ11 ぶどう色1号 公式側    写真はすべて試作品です

製品の特徴
■ナハネ10の改良形として登場し、20系客車化前の九州特急に使用されたナハネ11を模型化。
■車体は真鍮エッチング板折曲げ済、妻板・床板が真鍮エッチング板、床下機器がプラパーツの構成。
■Hゴム・窓枠は車体と別部品として塗り分け。窓枠は薄手の洋白製を使用。
■キットは窓隅Rなし扉と窓隅R付扉を選択可(完成品は窓隅Rなし扉)。


ナハネ11 ぶどう色1号 非公式側

 
ナハネ11 公式側 洗面所窓
ナハネ11の洗面所窓は、ナハネ10の洗面所窓より窓高さ   
が下側で狭く変更され、寝室通路窓と窓下端が一致しなく
なっています(ナハネ10では窓下端がほぼ一致)。
製品の洗面所・便所窓は、既発売の当社製10系寝台車・
座席車と同じく、車体にHゴム部品と窓枠部品を貼り付ける
構成としています。
※完成品は洗面所窓の上下段ともスリガラスとなります。


ナハネ11 公式側 デッキ扉(窓隅Rなし)
ナハネ11のデッキ扉は、ナハネ10の折戸から開戸変更され
ましたが、初期製造車は窓隅Rなし、後期製造車は窓隅R付
となりました(詳細は下記実車説明参照)。
完成品は窓隅Rなしで製品化、キットはいずれにも製作
できます
なお、デッキ扉隣りの通路窓は他の通路窓と同じ大窓と
なっていますが、この窓は後の冷房化改造でオハネ12と
なった際に、狭窓に変更されています。

ナハネ11 非公式側 便所窓
ナハネ11の便所窓は、一見ナハネ10と同型に見えますが、わずかに寸法が変更され、
便所窓同士の間隔も変更されています。 製品はこの点も再現しています。 



ナハネ11 前位側妻面
ナハネ11の妻面は、ナハネ10の最終増備車91〜100と
ほぼ同型で、リブが表に露出しないあっさりした形態と
なっています。



ナハネ11 後位側妻面
この側には制御盤を収める張り出しが付きます。
この部品はホワイトメタル製としています。
貫通路から見える仕切は後付部品として、完成品では
クリーム色に塗り分けられます。


[別途購入品(キット)]
 GM製 TR50台車
 当社製銀河(昭和35年),10系客車他インレタ1 (ナハネ11用 1輌分入)
      等級標記他インレタ (窓下の寝台・等級標記)
      10系客車用寝台 取付可

 ナハネ11形は、ナハネ10形に給仕室の拡大などの改良を加えた3等寝台車として昭和32〜34年に一般形72輌と北海道向け2輌の計74輌が登場した形式です。
 昭和31年に登場していたナハネ10形(後のナハネフ10→オハネフ12形)と同様の軽量構造となっていますが、給仕室の拡大の為にナハネ10形の定員60名から54名に減少させて、この分のスペースは給仕室の拡大の他に、洗面所を2ヶ所から3ヶ所に増加、寝台1区画当たりの寸法を1510oから1560oとし寝台間隔を拡大するなどの変更にあてられました。また、同時期に製造のナハ11・ナハフ11形やナロ10形などと同じく、デッキ扉には上段下降・下段固定の窓の付く開戸が採用され、室内灯も蛍光灯となりました。ナハネ11形には製造時期による形態変化はほとんどありませんでしたが、ナハネ11 1〜30のデッキ扉は窓隅Rなし(31〜34も同様と推定)で、ナハネ11 45〜72・501・502は窓隅R付(35〜44も同様と推定)となっていました。
 ナハネ11形の登場後は、ナハネ10形を置換える形で、特急「あさかぜ」「さちかぜ」(昭和33年10月に「平和」に改称)の他、東京−九州間の急行などで使用され、後に特急「はやぶさ」「みずほ」にも使用されました。
 昭和40年には、ナハネ11 71に冷房取付の試験工事が行なわれて重量増加のためオハネ12 71となり、昭和41〜43年に全車が冷房化改造されてオハネ12形となりました。主な工事内容は、各寝台区画の送風機をAU14形冷房に取換え、冷房用配電盤設置のためにデッキ寄りの通路側窓幅を1100oから600oに縮小、床下にディーゼル発電機の設置などです。その後、昭和44年からは近代化改造が行なわれ、便所窓の小窓化などの変化が生じています。
 オハネ12形は電気暖房の取付が行なわれなかったため、主に関西−山陽・九州間急行で使用されましたが、新幹線博多開業による夜行列車廃止などで廃車が急速に進行し、最後まで残ったオハネ12 29も昭和61年に廃車となりました。この車輌は高崎での長期間の保管を経て、現在は横川で静態保存されています。


編成例
■昭和33年10月〜 特別急行 「平和」 7・8列車 [東京−長崎] ●牽引機はEF58・C62・EF10・C59・C57
■昭和33年10月〜 特別急行「はやぶさ」 9・10列車 [東京−鹿児島]●牽引機はEF58・C62・EF10・C59・C61
←長崎方面

オハニ36 マロネ40 マロネ40 スロ54 オシ17
5〜
ナハネ11 ナハネ11 ナハフ11 ナハネ11 ナハネ11 ナハネ11 ナハネ11 ナハフ11

東京−博

東京−博多
発売中   発売中
●客車の塗色はぶどう色1号(ロネ・ロザは青1号帯)、「はやぶさ」は34年7月頃以降、ぶどう色2号・青1号帯化が進行



■オハネ17
※価格を改訂させていただきました(2008.09.01)

P‐704 T 台車別・トータルキット


2005年9月発売
\6,930 (本体 \6,600)
A ぶどう色2号 登場時
(昭和36年〜)
●台車TR47 「みずほ」「銀河」「彗星」「月光」「金星」
「あかつき」「すばる」「安芸」「出雲」「霧島」
「那智」「伊勢」「大和」「日向」「ひのくに」
「玄海」「天草」「平戸」「音戸」
「さつま」「阿蘇」「天の川」「羽黒」等
2005年10月発売
\18,900
(本体 \18,000)
B 青15号 昭和39年頃以降 「銀河」「月光」「金星」「安芸」「さぬき」
「瀬戸」「霧島」「那智」「伊勢」「大和」
「日向」「ひのくに」「玄海」「天草」「平戸」
「音戸」「さつま」「阿蘇」
「天の川」「羽黒」等
C 電暖車 ぶどう色2号 電暖車 登場時
(昭和37年〜)
●台車TR23
●電暖付
「北上」「北斗」「いわて」「北星」「新星」
「八甲田」「おが」「ひばら」「黒部」「北陸」
「丸池」「つるぎ」等
D 電暖車 青15号 昭和39年頃以降 「十和田」「北斗」「いわて」「北星」
「新星」「八甲田」「おが」「黒部」「北陸」
「丸池」「つるぎ」等


オハネ17 電暖車 ぶどう色2号 公式側    写真はすべて試作品です
電暖車は台車がTR23となっています(電暖なしはTR47)。
オハネ17は、ナハネ11と異なり制御盤の張り出しは付きません。
※完成品の洗面所窓は、上下段とも半透明のガラスに変更されます。


製品の特徴
■スハ32等の台枠と新製車体を組み合わせて登場し、一般型ハネの主力となったオハネ17を模型化。
■車体は真鍮エッチング板折曲げ済、妻板・床板が真鍮エッチング板、床下機器がプラパーツの構成。
■Hゴム・窓枠は車体と別部品として塗り分け。窓枠は薄手の洋白製を使用。


オハネ17 電暖車 ぶどう色2号 非公式側

    

オハネ17 公式側 デッキ扉(窓隅R付)
オハネ17のデッキ扉は、ナハネ11の後期製造車と同じく、    
窓隅R付の扉となっています。
なお、デッキ扉隣りの通路窓は、後の冷房化改造で
スハネ16となった際に埋められています。

オハネ17 公式側 便所窓
オハネ17の便所窓は、ナハネ11とは大きく異なり、窓高さが下側で狭く
変更されて長方形のものとなっています。
製品の洗面所・便所窓は、既発売の当社製10系寝台車・座席車と同じく、
車体にHゴム部品と窓枠部品を貼り付ける構成としています。
※完成品の便所窓は半透明のガラスに変更されます。
●オハネ17の洗面所窓・妻面はナハネ11と同一の構成ですので、そちらを参照してください。


[別途購入品(キット)]
 GM製 TR47台車(電暖車はTR23)
 当社製銀河(昭和35年),10系客車他インレタ1 (オハネ17用 1輌分入)
      等級標記他インレタ (窓下の寝台標記)
      10系客車用寝台 取付可


 オハネ17形は、スハ32形などの台枠と新製の軽量車体を組み合せた寝台車として昭和36〜41年に一般形264輌と北海道向け14輌、観光団体専用列車用の24輌の、計302輌が登場した形式です。
 昭和31年以降、3等寝台車(後に2等寝台→B寝台)はナハネ10・11形の新製で増備され、以後は客車の新製が一部を除き見送られたためスハネ30形の寝台車化再改造で増備されましたが、更に約300輌の増備が必要とされたため、二重屋根のスハ32形などの台枠にナハネ11形(後のオハネ12形)に準じた新製の軽量車体を組み合せたオハネ17形が登場することになりました。
 車体についてはナハネ11形と同様の軽量構造で、各部の寸法も基本的にナハネ11と同様ですが、旧形車の台枠流用のため車体長は500o短くなり、その分給仕室が狭くなっています。その他、便所窓が窓高さの小さい小窓に変更されています。台車については乗心地の向上のためにスハ43形のTR47を使用することとして、スハ43形は改造種車のTR23と振替えてオハ47となりました。なお、オハネ17形の内136輌が電気暖房付で登場し、その後も電暖付に改造される車輌が増加しましたが、これらについては重量増加を押えるために種車のTR23を使用しました(一部例外あり)。
 オハネ17形には4つの番代が存在し、次のように分類できます。
  ■オハネ17 1〜2259 一般形、電暖なしはTR47台車、電暖付はTR23台車
  ■オハネ17 401〜2405 一般形、種車の台車がTR34だったグループ、
   ただし401〜404はオハネ17への改造時にTR47に振替え、2405のみTR34
  ■オハネ17 501〜514 北海道向け、TR47台車
  ■オハネ17 2601〜624 観光団体専用列車用、登場時は電暖付・なしともTR47台車、塗色は青15号、車体裾にクリーム1号帯
   昭和41年に電暖なし車は全車電暖を取付け、この際に台車をTR23(2618のみTR34)に振替え
 オハネ17形の登場後は、急行用寝台車の主力として主要幹線で使用され、登場間もないころには特急「みずほ」にも使用されました。
 昭和41年からは九州方面での運用車から冷房化改造が行なわれて重量増加のためにスハネ16形となり、昭和43年までに全車が改造されました。主な工事内容は、各寝台区画の送風機をAU14形冷房に取換え、冷房用配電盤設置のためにデッキ寄りの通路側600o幅窓を閉塞、床下にディーゼル発電機の設置などです。
 スハネ16形への改造後も四国以外の全国の幹線で使用され続けましたが、新幹線博多開業による夜行列車廃止や急行の特急格上げなどのため、廃車が急速に進行し、最後まで残った1輌も昭和61年に廃車となりました。


編成例
■昭和38年10月〜 急行 「銀河」 11・12列車 [東京−神戸]
←神戸方面

マニ32
など
マロネ40 マロネ41
原形
オハネ17 オハネ17 オハネ17 オハネ17 オハネ17 ナハネフ
10
オハネ17 オハネ17 オハネ17 スハネ30 スハネフ
30
マニ32 18
〜は発売
発売中 キットはナ
ハネ10とし
て発売中、
完成品は
発売中
発売中 キットは
スハネ30
として発売
●牽引機はEF58
●客車の塗色はぶどう色2号(ロネは淡緑帯)


■昭和39年2月〜 急行 「北上」 13列車 [上野→青森(常磐線経由)]
■昭和39年2月〜 急行「北斗」18列車 [青森→上野(常磐線経由)]
←上野方面

マニ60
など
オロネ10 オロネ10 マシ35
11〜
近代化
ナハネフ
10
オハネ17 オハネ17 オハネ17 オハネ17 オハネ17 オハネ17 オハネ17 ナハネフ
10
マニ60
101〜・
351は発売
他社完成品
色違いあり
14レ・17レ
はオシ16
キットはナ
ハネ10とし
て発売中、
完成品は
発売中
発売中 キットはナ
ハネ10とし
て発売中、
完成品は
発売中
●牽引機はいずれもEF80・C62・C61など
●客車の塗色はぶどう色2号(ロネは淡緑帯)、39年10月以降の「北斗」は食堂車がオシ16となり、マニ60以外の青15号化が進行
●客車は全て電暖車




 客車の製品21  マニ37(スロ50改 両デッキ車),マロネ39,スハネ30100(リニューアル製品)
 客車の製品20  ナロハネ10,オロハネ10,ナロ10,オロフ32,マシ49
 
客車の製品19  オハニ61,オロ35,オロ35近代化改造車,オハ53 1〜 アルミサッシ車,オハ34
 
客車の製品18  スハフ42アルミサッシ車A,マニ60 101〜,オユ10 2016〜,
             オユ12/スユ13,スロ62,マニ36 元オロ40戦後形鋼板屋根
 
客車の製品17  急行「ニセコ」 下り3号・103列車 / 上り1号・104列車 昭和46年 完成品
 
客車の製品16  オハ61,オハフ61,オハユニ61 1〜
 
客車の製品15  スロ53近代化改造車,マシ29 105〜,スハニ31丸屋根
 
客車の製品14  マシ35近代化改造車,スユ42 14,オハ35 ノーシル・ノーヘッダー
 
客車の製品13  マロネフ59,スハシ29 103〜,スハ32丸屋根
 
客車の製品12  特急「あさかぜ」昭和31年12月
 
客車の製品11  マシ35原形・マロネ29 103〜・スハフ32丸屋根
 客車の製品10  スハ44・スハフ43 11〜・スハニ35・ナハフ10 1〜
 客車の製品9  スロ51近代化改造車・ナハ10/ナハ11・ナハフ11             
 
客車の製品8  マロネ41原型窓車・ナハネ10 1〜・オハニ36
 
客車の製品7  急行銀河 昭和35年
 
客車の製品6  マロネロ38リベット付・スロハ32・オハ35戦前標準形・オハフ33戦前形
 
客車の製品5  スロ51原型窓車・スハフ43 1〜・マロネ38・オロ36
 
客車の製品4  スエ78・マロネフ29 101〜・スロ54・マニ32 18〜
 
客車の製品3  EF571号機+急行「津軽」7輛編成・単品各種
 
客車の製品2  マロネ41固定窓車・スユニ50・マロネ40
 
客車の製品1  へいわ・ワサフ8000・スニ41・マイ38・名士列車・オヤ35

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 客車の製品リスト (PEシリーズ [丸屋根])
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