■オロ42

P-760 T 台車別・トータルキット 2005年12月発売
\5,775
 (本体 \5,500)
A オロ42 
ぶどう色1号青1号帯
登場時
(昭和30年〜)
「銀河」「月光」「出雲」「筑紫」「北斗」など 2005年12月発売
\16,800
(本体 \16,000)
B オロ42 
ぶどう色2号青1号帯
昭和34年頃以降 「桜島」など
C オロ42 
ぶどう色2号淡緑帯
昭和36年頃以降 普通列車など
D オハ41 251〜
ぶどう色2号・帯なし
昭和41年頃以降 普通列車


オロ42 ぶどう色1号青1号帯




製品の特徴
■低屋根、ノーシル・ノーヘッダーが特徴の2等車オロ42を製品化。
■車体は真鍮エッチング板折曲げ済、妻板・床板が真鍮エッチング板、ベンチレーター・床下機器がプラパーツの構成。


[別途購入品(キット)]
 GM製 TR47台車
 当社製優等座席車/44系用インレタ (オロ42 1用 1輌分入)
      等級標記他インレタ  (窓下の等級標記)
      転換クロスシート 取付可


 オロ42形は、ジュラルミン製車体のオロ40 98〜102の車体を新製の鋼製車体に改造した普通2等車で、昭和30年に5輌が登場しました。
 昭和21年に登場したオロ40 98〜102はモハ63形ジュラルミン車とは異なり、車体の腐食はさほど進行していませんでしたが、軽量化車輌の試作として改造されることになりました。車体は従来の客車より薄い鋼板を用いたノーシル・ノーヘッダーの形態となり、屋根も鋼板製で従来より140o低いものとなり、腰掛は従来の固定座席から転換クロスシートに変更されましたが、定員は64名で変化はありませんでした。
 車体の重量としては約2tの軽量化を達成しましたが、台車をTR34からスハ42形のTR40に交換し、台車の重量が増加したため車輌の重量もわずかに増加することになったものの、「オ」級のままの重量で乗り心地の改善に成功しました。
 オロ42形は登場当初、急行「銀河」「北斗」などで使用され、その後「月光」「出雲」「筑紫」「桜島」などでも使用されましたが、後には普通列車用となりました。昭和40年9月には、室内はそのままでオハ53 101〜105に格下げされ、昭和41年頃には通勤形化改造でロングシート化、洗面所が撤去されてオハ41 251〜255となって東北地方の普通列車で使用され、昭和50〜52年に廃車となりました。




■マニ36(オロ35改)
※価格を改訂させていただきました。(2007.09.12)
P-513 T 台車別・トータルキット 2005年12月発売
\5,250
(本体 \5,000)
A マニ36(オロ35改) 
窓枠車体色 ぶどう色2号
窓枠車体色
荷物扉中桟なし
車掌室側デッキ扉大窓
貫通扉Hゴム大窓
「瀬戸」「雲仙・西海」「玄海」「津軽」、
荷物列車、普通列車など
2005年12月発売
\18,900
(本体 \18,000)
B マニ36(オロ35改) 
アルミサッシ車 ぶどう色2号
荷物室・車掌室窓枠アルミサッシ(銀色)
荷物扉中桟あり
車掌室側デッキ扉小窓・中桟あり
貫通扉Hゴム大窓
2005年12月発売
\19,425
(本体 \18,500)


マニ36(オロ35改) 窓枠車体色 ぶどう色2号
キットを組むと写真の形態となります(窓枠は内板から切り離して銀色に塗り分けも可能な構造としています)


マニ36(オロ35改) アルミサッシ車 ぶどう色2号
キットを写真の形態として組むには当店のみ販売のSKP-909 マニ36(オロ35改)交換扉が必要になります



製品の特徴
■昭和41年以降に余剰の優等車などを改造して登場したマニ36のうち、オロ35(リベットなし)からの改造車を製品化。
■側板は真鍮エッチング板、妻板・屋根・ベンチレーター・床板がプラパーツの構成。
■キットは車掌室側デッキ扉窓大、中桟なし荷物扉、貫通扉Hゴム大となります。
 車掌室側デッキ扉窓小、中桟あり荷物扉、貫通扉Hゴム小のパーツセットは別売(当店のみ)となっています。


[別途購入品(キット)]
 GM製 TR23台車
 当社製 等級標記他インレタ (窓下の荷物)
      形式のインレタは未発売です


 マニ36形は、昭和41〜52年に余剰の優等車などを改造した荷物車で、種車となった形式はスロネ30・スロ34・オロ35・オロ36・オロ40・スロ50・スロ60・スロハ31・スロハ32・スハ32・オハ35・スハニ35の12形式にのぼり、計237輌(書類上)が登場しました。
 このうちオロ35形(オロ35の格下げ車オハ53、電暖付のスロ43・スロフ43、スロ43の格下げ車スハ54も含みます。以下同様)を改造した車輌は、昭和41・42年に43輌が登場しました。オロ35形には荷物車化改造前から製造時期によるリベットの有無、近代化改造施工車と未施工車での窓枠の違い(原形木枠/アルミサッシ)・台車のコロ軸受化の有無などの形態差がありましたが、荷物車への改造時には施工時期や施工工場によって非常に多くの形態差が生じることになりました。このグループは荷物扉間に700o幅の窓が3つ並んでいたのが特徴ですが(マニ36 10・12以外)、全輌数の約1/3はアルミサッシの塗り潰しが行なわれず、荷物車としては珍しい、ぶどう色に銀色の窓枠の組み合せとなっていました。
 マニ36(オロ35改造車)の登場後は、荷物専用列車や急行「雲仙・西海」「瀬戸」「玄海」「つくし」「津軽」や普通列車などで使用され、最初の廃車は昭和55年と遅く、戦後登場のマニ60形よりも長命でしたが、一部がオエ61形に改造されたほかは昭和61年の荷物列車廃止に伴なって、昭和62年までに全車が廃車となりました。

 製品はオロ35形改造のマニ36形のうち、多数派の車掌室側デッキ扉大窓・リベットなしの車輌を模型化しました。当店のみで発売中の「SKP-909 マニ36(オロ35改)交換扉」には、車掌室側デッキ扉(小窓)・貫通扉(小窓)・中桟付荷物扉・細い窓枠がセットされていますので、これと組み合せることで、より多くの形態の車輌が製作できるようになります。



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