■スユニ60 1〜/21〜
※価格を改訂させていただきました(2007.06.27)
P-261 | T | 台車別・トータルキット | 2006年6月発売 \5,250 (本体 \5,000) |
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A | スユニ60 1〜ぶどう色1号 | 登場時 (昭和29年〜) |
●荷物扉・デッキ扉 木製 ●貫通扉 鋼製プレス ●テールライト円板あり |
普通列車など(0番代) 「まりも」(200番代) |
2006年7月発売 \18,900 (本体 \18,000) |
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B | スユニ60 1〜ぶどう色2号 | 昭和34年頃以降 | ●荷物扉・デッキ扉 木製 ●貫通扉 鋼製プレス ●テールライト円板なし |
「だいせん」、普通列車など(0番代) 「まりも」「利尻」「石北」(200番代) |
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C | スユニ60 21〜ぶどう色1号 | 登場時 (昭和30年〜) |
●荷物扉・デッキ扉 鋼製 ●貫通扉 鋼製プレス ●テールライト円板あり |
普通列車など | ||
D | スユニ60 21〜 ぶどう色2号 | 昭和34年頃以降 | ●荷物扉・デッキ扉 鋼製 ●貫通扉 鋼製プレス ●テールライト円板なし |
「だいせん」「きそ」、普通列車など |
スユニ60 1〜 ぶどう色2号 公式側 スユニ60 1〜 ぶどう色2号 非公式側 |
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スユニ60 21〜 ぶどう色1号 公式側 06.07.18追加 |
製品の特徴
■昭和29年〜30年に木造車の鋼体化改造で登場したスユニ60のうち、多数派のスユニ60 1〜47・201〜210を製品化。
■完成品は側扉木製のスユニ60 1〜20と、側扉鋼製のスユニ60 21〜47を塗色違いでそれぞれ2タイプ、計4種を模型化。
■キットは側扉木製のスユニ60 1〜20・201〜210を基本としていますが、側扉鋼製のスユニ60 21〜47としても製作可能な
部品が付属。
■側板・妻板・魚腹台枠は真鍮エッチング板、屋根・床板がプラパーツの構成。
■キットのHゴム(スユニ60 21〜貫通扉など)は車体と別部品で塗分けが容易。
[別途購入品(キット)]
GM製 TR11台車
当社製荷物車インレタ1(丸屋根新製車,60系) (スユニ60 20用 1輌分入)
等級標記他インレタ (窓下の「荷物」「車掌」)
郵便車用インレタ1(切妻・10系) (窓下の「郵〒便」)
スユニ60形は、昭和29・30年に木造客車の台枠・台車などを流用して車体を新製する鋼体化客車として、一般形47輌と北海道形の200番代・300番代が20輌登場した、亜幹線用の郵便荷物合造車です。車内は前位側(非デッキ側)より、郵便室、便所・洗面所、荷物室、車掌室の順に配置されており、この配置は後に登場するスユニ61形にも踏襲されています。台枠は、種車が木造車の最終グループだったために魚腹形となり、同じ台枠を使用したマニ60 201〜・351〜と同じく、車体長はオハ61などの19370oよりも長く、スハ43などと同じ19500oとなっています。
スユニ60形にはいくつかのグループが存在し、以下のように分類できます。
●スユニ60 1〜20 デッキ扉・荷物扉木製、貫通扉鋼製プレス
●スユニ60 21〜47 デッキ扉・荷物扉鋼製、貫通扉Hゴム支持大窓
●スユニ60 201〜210 デッキ扉・荷物扉木製、貫通扉鋼製プレス、北海道形(蓄電池箱追加)
●スユニ60 211〜218 デッキ扉・荷物扉鋼製、貫通扉Hゴム支持大窓、非公式側押印台窓(荷物扉間の狭窓)位置変更、北海道形(蓄電池箱追加)
●スユニ60 301・302 デッキ扉・荷物扉鋼製、貫通扉Hゴム支持大窓、非公式側押印台窓位置変更、北海道形(蓄電池箱追加) 、他と台枠形式異なる
スユニ60形の登場後は各地の普通列車を主体に、急行「だいせん」「きそ」「まりも」や準急「利尻」「石北」、荷物専用列車まで幅広く使用されましたが、昭和46年から廃車が始まり、昭和53年からはスユニ50形の登場もあって廃車が急速に進行し、他形式に改造されることもなく昭和59年までに全車廃車となりました。
本製品のキットは、スユニ60の多数派の1〜47(201〜210)を模型化、素組みでデッキ扉・荷物扉が木製のスユニ60 1〜20・201〜210となりますが、付属の鋼製のデッキ扉・荷物扉、Hゴム支持窓付貫通扉(窓大)を取付けることで、スユニ60 21〜47として製作できます。このほか、Hゴム支持窓付貫通扉(窓小)も付属していますので、後年にこの扉に取替えられた車輌としても製作できます。
■スハネ30 縦リベット付(スハネ30 48他)
P-446 | T | 台車別・トータルキット | 2006年6月発売 \4,515 (本体 \4,300) |
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A | ぶどう色2号 | 登場時(昭和35年) | 「阿蘇」など | 2006年7月発売 \15,750 (本体 \15,000) |
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B | 青15号 | 昭和39年頃以降 | 「明星」「銀河」など |
なお、「つるぎ」の前身の「金星」には冬季以外に使用された可能性もあります。
ぶどう色2号 公式側 ぶどう色2号 非公式側 |
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青15号 公式側 06.07.18追加 |
製品の特徴
■元スハネ30000形のスハネ30のうち、縦のリベットが多数残るスハネ30 48などを製品化。
■側板は真鍮エッチング板、妻板・屋根・床板がプラパーツ、屋根上の送風機カバーはホワイトメタルの構成。
■キットの窓枠(デッキ・便洗所)は車体と別部品で塗分けが容易。
[別途購入品(キット)]
GM製 TR23台車
当社製スユニ50・寝台車(マロネ40他)インレタ (スハネ30用 4輌分入 ※番号は切り貼りが必要です)
等級標記他インレタ (窓下の「寝台」)
10系客車用寝台 取付可
スハネ30形は、3等寝台車スハネ30000・スハネ30100形の3等車化改造車オハ34(13〜)を、昭和34〜37年に寝台車に復旧して登場した形式です。
スハネ30000形は昭和6年に10輌が登場した初の3等寝台車で、3段寝台を設置するために車内空間を確保すべく、国鉄鋼製客車初の丸屋根を採用した形式でもあります。スハネ30100形は、スハネ30000形の改良増備形式で、昭和7〜12年に110輌が登場しました。スハネ30100形は、各部の寸法が若干変更されたことや、寝室の設備が改良されたために別形式とされましたが、形態的にはスハネ30000形が多くの二重屋根車と同じくリベットの多い車体だったのに対し、スハネ30100形のリベットはウィンドシル・ヘッダーと車体外周部のみに減少した点が異なっていました(一部のスハネ30100形は全溶接車体)。この2形式は、特急「富士」「櫻」をはじめ、各地の急行・普通列車で使用され、昭和16年11月にはスハネ30000形がスハネ30形に、スハネ30100形がスハネ31形に形式変更されましたが、昭和16年7月に3等寝台車としての使用が停止されており、同年から翌17年にかけて全車が3等座席車に改造され、オハ34 13〜132となり、各地の普通列車などで使用されました。
その後、寝台車の不足を補うために元スハネ30000形の1輌以外の全車が寝台車に再改造されてスハネ30形となり、昭和34〜37年に99輌が登場しました。旧形の車体ながら、設備についてはナハネ11形に合わせたものするため、片デッキ化して便所・洗面所をこの側に集中して配置したほか、寝台各区画に1基ずつの送風機を取り付け、そのカバーは9基分を連続したものとするなど、当初の姿とは大きく異なった独特の形態となりました。
このスハネ30形の中には、元スハネ30000形の車輌も存在し、スハネ30 15・36・37・41・48・63と緩急車形のスハネフ30 1の計7輌が該当します。このうち、スハネフ30 1のリベットは全て消滅していましたが、スハネ30 48は登場時と変わらないリベットの多い車体で、異彩を放っていました。その他5輌のリベット有無は不明ですが、スハネ30 63は急行札挿がリベットにかかる位置に取り付けられており、またスハネフ30 1と同じ幡生工場改造でもあり、リベットなしと推定されます。スハネ30 15はスハネ30 48と同じ土崎工場改造、スハネ30 36・37・41は幡生工場改造ですが、いずれにしてもリベットの多いスハネ30形は極少数の存在だったようです。
スハネ30形は四国以外の全国の急行列車で使用され、ほかに臨時特急「あさかぜ」、不定期特急「みずほ」や普通列車で使用されたこともありましたが、昭和40年代に入って10系寝台車の冷房取付工事が進められる中、老朽化の進んでいたスハネ30形はその対象から外され、昭和42年から廃車が始まり、昭和49年までに全車が廃車されました。
なお、リベットの多いスハネ30 48は、昭和36年8月の登場後名古屋に配置されて急行「阿蘇」「天草」などで使用され、昭和41〜42年頃に宮原に移ってからは急行「明星」「銀河」などで使用されたものと思われますが、昭和43年10月に廃車となっています。スハネ30 15も、登場と宮原への転属、廃車時期がスハネ30 48よりそれぞれ約1年早い以外は、同様の経過を辿っています。
また、昭和42年頃にスロ54のTR40B台車(TR47とほぼ同型)と交換した車輌が13輌存在しましたが、元スハネ30000形のグループでは、スハネ30 37・41がこれに該当しました。
○スハネ30形のうち、多数派の元スハネ30100形のグループも「P-105 スハネ30」として当社より発売中です。
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