■スハネ30000(オハ34 13〜 縦リベット付)
P-444 T 台車別・トータルキット 2008年2月発売
\4,830 (本体 \4,600)
SP-444 A スハネ30000 ぶどう色1号・赤帯 登場時(昭和6年〜) 電池箱大型 「櫻」,
急行など
2009年4月発売
\16,275
(本体 \15,500)
(当店のみ販売)
B オハ34 13〜 縦リベット付 
ぶどう色1号
標記は昭和27年以降 電池箱小型 普通列車
C オハ34 13〜 縦リベット付 
ぶどう色2号
昭和34年頃以降


 スハネ30000 非公式側

製品の特徴
■初の三等寝台車で、鋼製客車で初めて丸屋根を採用したスハネ30000を製品化。
■車体側面のリベット、床下のカマボコ形の水タンクなどの特徴を再現。
■側板は真鍮エッチング板、妻板・屋根・床板・床下機器・ベンチレーターはプラパーツの構成。

[別途購入品]
GM製  ●TR23台車
当社製
 ●KP-080 W座席車2・食堂車インレタ
 ●KP-065 等級標記他インレタ (ぶどう色1号は必要)
 ■KPP-004 10系客車用寝台  取付可能
         (オハ34の場合は、KPP-005 普通車用ボックスシート)

 スハネ30000形は、昭和6年に初の三等寝台車として10両が登場しました。車内には、片側を通路として、枕木方向に3段式の寝台を向かい合わせにして9区画設けられ、定員は54名となり、当時の二等寝台車の定員28名と比べて2倍近い定員の確保ができました。寝台幅は520oで、この寝台の配置や寝台幅は、後のナハネ10形やナハネ20形にまで踏襲されました。また、寝台を3段としたため、車両限界一杯に車内空間を確保できるように鋼製客車初の丸屋根構造が採用されましたが、この丸屋根は、二重屋根に比べて工作の簡易化ができるため、以後の客車では丸屋根が主流となりました。
 スハネ30000形の外観は、車体のリベットが多く、水タンクもカマボコ形のものとなっているなど、丸屋根となったことを除けば、それまでの二重屋根客車と変わりなく、このような形態となったのは新製車としては当形式のみでした。なお、昭和7〜12年にはスハネ30000形の改良増備形式のスハネ30100形が登場しましたが、こちらは、車体のリベットがウィンドシル・ヘッダーと車体外周部のみに減少するなど、丸屋根客車として一般的な外観となっています。
 昭和6年2月からは最初に落成した5両を、東海道本線の急行13・14列車と19・20列車に連結を開始し、追って5両が落成した後の同年6月からは、東海道本線の急行15・16列車と特急「櫻」にも連結を開始しました。その後、昭和16年10月にはスハネ30形(初代)に形式変更されましたが、同年7月には三等寝台車の使用が停止されており、昭和17年から翌18年にかけて、スハネ30000形の全車が三等座席車に改造され、オハ34形(13・14・29〜35・93)となりました(元スハネ31←スハネ30100の座席車化改造車と同形式とされ、元の形式・番号とは無関係に付番されたため、飛番となっています)。この改造は、片側の便所を撤去、洗面所も撤去・移設し、寝台も撤去して向かい合わせの座席を窓配置に合わせて備えるなど大掛かりなもので、座席間隔はスハ32・オハ35形などより広く、特急「富士」用の3等車オハ34 1〜12に近い設備となりました。
 オハ34形に改造後は、普通列車などで使用されましたが、昭和21・22年に2両が戦災で廃車となり、昭和35〜37年にはオハ34 13以外の全車が寝台車に再改造されてスハネ30形(6両)・スハネフ30形(1両)となりました。この改造では、当時最新のナハネ11形に揃えた設備としたため、形態・設備とも大幅に変化し、車体のリベットも、スハネ30 15・48などの一部車両以外は消滅したようです。
 寝台車に改造後は、急行列車のほか、臨時特急「あさかぜ」、不定期特急「みずほ」や普通列車でも使用されましたが、昭和42〜49年に全車廃車となりました。ただ1両、座席車のまま残ったオハ34 13は、それより前の昭和41年10月に廃車となっています。




■スシ28 151〜(スシ37818)
P-453 T 台車別・トータルキット 2008年2月発売
\5,250 (本体 \5,000)
SP-453 A スシ37818 
ぶどう色1号
登場時(昭和10年〜) 電池箱大型・
中型各1ヶ
「燕」,急行など 2009年3月発売
\17,325
(本体 \16,500)
(当店のみ販売)
B スシ28 151 
ぶどう色1号
形態は昭和27年以降
標記は昭和28年以降
電池箱大型
1ヶ
「高千穂」,
「はやぶさ」(オシ17の代走),
貴賓用特別列車
C スシ28 151 
ぶどう色2号
昭和34年頃以降 「みちのく」「十和田」


 スシ37818


 スシ28 151

製品の特徴
■廃車になったスシ37700形の台車・台枠を利用して製造され、食堂車初の広窓が採用されたスシ28 151を製品化。
■車内の調理室などの仕切が付属。
■側板・スシ37818用電池箱は真鍮エッチング板。妻板・屋根・床板・床下機器・魚腹台枠・ベンチレーターはプラパーツの構成。

[別途購入品(キット)]
KATO製 片側絶縁車輪
当社製
 ●KP-059 プラ床板用TR71台車
 ●KP-062 優等寝台・食堂車用インレタ
 ●KP-065 等級標記他インレタ
 ■KPP-013 食堂車テーブル・イス 取付可能

 スシ28 151は、昭和9年3月に事故で全焼したスシ37728(スシ37700形)の台枠・台車に、新製した車体を組み合わせ、昭和10年3月にスシ37818として登場
しました。
 スシ37818は、形式としてはスシ37800形(後のスシ28・マシ29 100番代)に含まれていましたが、展望車以外では初めて1200o幅の広窓を採用したため、
他のスシ37800形とは全く異なる形態となり、昭和11年に登場するマシ37850形(後のマシ38形)に似た近代的な外観となりました。台車・台枠はスシ37728
のTR71台車と魚腹台枠が利用されたため、近代的な車体とは対称的な組み合わせとなり、それがこの車両の特徴となっています。
 スシ37818の登場後は、特急「燕」などで使用され、昭和16年10月にスシ37 76に形式変更し、さらに戦時改造で昭和19年12月に調理室付座席車のスハ48形
(形式標記は小文字で「シ」の記号付で、スハシ48 31)となりました。
昭和21年1月にはスシ37 76に復旧しましたが、同年10月に連合軍に接収され、昭和27年4月に接収解除となっています。昭和28年6月の称号改正では、
スシ28形に形式変更されましたが、他のスシ28 100番代とは構造が異なるため、番号を区分してスシ28 151となりました。
 スシ28 151は、昭和35年夏頃まで急行「高千穂」などで使用されましたが、他に、特急「はやぶさ」のオシ17形の代わりに連結されることや、貴賓用特別
列車で使用されることもありました。昭和36年3月からは急行「みちのく」「十和田」用となりましたが、昭和37年10月には定期運用が消滅しました。その後
もしばらくは青森に配置されていましたが、昭和39年3月30日に廃車となりました。




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