急行「十和田」編成各種 
二重屋根優等寝台車を連ねた東北最優等列車時代の「十和田」を、7輌基本セット2種と増結セットの形態で発売いたします


写真は二重屋根車の試作品を並べたイメージで、実際のセット内容とは異なります。
左より、カニMB-3201、マロネ49冷改車、マロネ29 21〜、マシ29 1〜となっています。

 [各セット共通の特徴]
●二重屋根客車は全て新規製品となります。
 新仕様二重屋根客車の構成など、詳細はこちらをご覧ください。
●客車の塗色はぶどう色1号(イネはクリーム帯、ロネ・ロザは青1号帯)


■急行「十和田」 昭和29年10月 7輌編成 完成品
  2006年10月発売 \120,750 (本体)\115,000   ○下記編成の塗り潰しの形式を収録

■昭和29年10月   急行 「十和田」 1201・1202列車 [東京−青森(常磐線経由)] 写真はこちらをご覧下さい
←東京方面
マニ31
19〜
カニ
MB-3201
マイネ38
冷改車
マロネ29
31
マロネ29
21〜 (25)
スロ60
1〜
マシ29
1〜
スロハ32 スハ43 スハフ42 スハフ42
Hゴム扉
マロネフ38
1〜
  東京−仙台
  新規製品
単品とは
形態異なる
新規製品 新規製品 新規製品 新規製品 新規製品   単品とは
形態異なる
新規製品

 [本セットの特徴]
●12輌編成の内、3軸台車・二重屋根の客車が6輌を占め、1等寝台車も連結される編成を再現。
 (本セットの3軸台車・二重屋根客車は5輌となります)
●カニMB-3201は、カニ29 11〜改造の米軍用荷物車です。各側扉の窓が埋められた特徴を再現。※扉の形態は推定となります。
 ※カニ29 11〜は単品で発売予定ですが、カニMB-3201については未定です。
●11輌目のスハフ42は、各扉がHゴム支持窓付の後期形となります。
●マロネフ38はテールライト点灯

○牽引機(昭和29年・30年共)
 東京−上野 EF50・EF53・EF56・EF57など
 上野−仙台 C62
 仙台−青森 C61(推定) 一部区間補機C51など(推定) 
※10輌目のスハフ42は所定ではスハ43です。


■急行「十和田」 昭和30年9月 7輌編成 完成品
 2006年10月発売 \115,500 (本体)\110,000   ○下記編成の塗り潰しの形式を収録

■昭和30年9月   急行 「十和田」 1201・1202列車 [東京−青森(常磐線経由)] 写真はこちらをご覧下さい
←東京方面
マニ31
19〜
マニ
M-3212
マロネ49
冷改車
マロネ29
21〜 (21)
マロネ29
21〜 (25)
スロ53
原形
マシ38 スロハ32 スハ43 スハ43 スハフ42 マロネフ49
  東京−仙台
  単品とは
形態異なる
新規製品 新規製品
単品とは
形態異なる
新規製品 単品とは
形態異なる
  単品とは
形態異なる
新規製品

 [本セットの特徴]
●12輌編成の内、3軸台車・二重屋根の客車が4輌で、1等寝台車廃止後のために優等車の等級帯は青帯で統一された編成を再現。
 (本セットの3軸台車・二重屋根客車は3輌となります)
●マニM-3212は、マニ32 18〜改造の米軍用荷物車です。各側扉の窓が埋められた特徴を再現。
●4輌目のマロネ29 21のデッキ扉は木製高窓の扉で、発売予定の単品(増結セットのマロネ29 25と同形の予定)よりベンチレーターが多く、床下機器配置も異なります。
●スロ53原形は、スロ54と同形の車体で、床下の蓄電池箱が小型となる点が異なります。
●マロネフ49はテールライト点灯


■急行「十和田」 昭和29年/30年 5輌増結 完成品
  2006年10月発売 \79,800 (本体)\76,000   ○上記2編成の塗り潰し以外の形式を収録

 [製品の特徴]
●基本セット2種に、本セットを加える事で12輌のフル編成となります。
 ※増結セットは昭和29年と昭和30年で共通となります。
●マニ31はテールライト点灯



 急行「十和田」は、駐留軍専用列車「Yankee Limited」を前身とする列車で、昭和27年4月1日に3等車の連結を開始し、残席がある場合は日本人にも利用できる「特殊急行」となり、昭和29年10月1日には、普通急行(毎日運転の臨時列車)となって「十和田」と命名されました。この時点の「十和田」は東京−青森間(常磐線経由)の運転で、特殊急行時代と同じく東京発着となっており、東京−上野間の牽引にはEF53・EF56・EF57のほか、英国製のEF50も牽引にあたっており、同形式の最後の急行牽引となりました。
 使用客車は戦前形の1等・2等寝台車を主体とした優等比率の高い編成で、戦前の特急「富士」用のマイネ37130(→マイネ38→マロネ49)、急行17・18列車(名士列車)用のマイネフ37230(→マイネフ38→マロネフ49)、欧亜連絡用のマイロネフ37280(→マロネフ38 1〜3→マロネフ58)など、戦前の代表的な優等客車が使用され、駐留軍専用列車時代の名残を色濃く残していました。昭和30年7月1日の1等寝台車廃止に伴い、「十和田」のマイネ38はマロネ49に形式変更されましたが、その他の使用形式は、東京−仙台間連結のマロネフ38がマロネフ49に変更される程度の変化にとどまりました。
 昭和31年11月19日には運転区間が上野−青森間に変更となり、2等寝台車も2輌に減少しましたが、昭和34年までは上野口唯一の元1等寝台車を連結するなど、この頃までは東北最優等の列車となっていました。しかし、昭和34年9月22日、同区間で運転の急行「北斗」の寝台専用列車化に伴い、寝台車のない輸送力列車となり、以後の「十和田」は寝台急行(のちに寝台特急)を補完する役割に徹することとなりました。その後、「十和田」は他列車との愛称統合もあり、最大7往復に成長し、東北急行を代表する愛称となりましたが、昭和50年には3往復に、昭和57年には12系客車の1往復のみとなり、昭和60年3月14日に最後の1往復も廃止されました。

 本製品は「十和田」の登場間もない頃の、 二重屋根優等寝台車などを連ねた豪華編成を模型化。昭和29年10月と、昭和30年9月の編成記録を元に再現いたします。



[二重屋根客車 試作品写真]


マロネ49 冷改車 試作品 公式側  ●「十和田」 昭和30年9月に使用
 ※「十和田」 昭和29年10月には、同形で等級帯がクリーム色のマイネ38冷改車が入ります。
■特急「富士」用の1等寝台車マイネ37130形はマイネ38形を経てマロネ49形となりましたが、このうち、冷房付となったマロネ49 1・4・5を模型化。
 非公式側デッキ閉塞、二重屋根の一部丸屋根化、空調蓋追加、ベンチレーター撤去、床下の冷房装置などの特徴を再現。
 また、戦後の更新修繕で車体裾とシル・ヘッダーのリベットが消滅した様子も再現しております。
※写真は試作品のため、屋根の左側に空調蓋脇に付く部品はホワイトメタル製の部品を使用していますが、実際の製品では
 真鍮エッチング板によるパーツとなります。また、幌の塗分けは行わない予定です。また、車輪も銀色となります。


マロネ49 冷改車 試作品 非公式側
写真左側のデッキが塞がれています。また、この側から見ると車内の仕切が目立ちます。


マロネ49 冷改車 車内仕切
「十和田」 の寝台車・食堂車全形式に車内の仕切が入ります。
とくに、写真のマロネ49やマロネフ49は区分室寝台車のため、車体全長にわたる仕切が付きます。
マロネフ38は半室が区分室・半室が開放寝台のため、開放寝台以外に仕切が付きます。
マロネ29各種は開放寝台のため、車体前後部の喫煙室・便洗所等の仕切が付きます。




マロネ29 21〜(マロネ29 21) 試作品  ●「十和田」 昭和30年9月に使用
■マロネ37350形の多数派のリベットの多いグループを模型化。
 写真のマロネ29 21のデッキ扉は木製高窓の扉で、発売予定の単品よりベンチレーターが多く、床下機器配置も異なります。
※実際の製品ではベンチレーター・幌の塗分けは行わない予定です。また、車輪も銀色となります。




マシ29 1〜 試作品 公式側  ●「十和田」 昭和29年10月に使用
■デッキ閉塞、空調蓋追加、食堂のベンチレーター撤去、床下の冷房装置など、冷房付車輌の特徴を再現。
※実際の製品ではベンチレーター・幌の塗分けは行わない予定です。また、車輪も銀色となり、床下機器配置も一部変更されます。


マシ29 1〜 試作品 非公式側
この側から見ると車内の仕切が目立ちます。

 
マシ29 1〜 車内仕切
マシ29・マシ38には、車体前後部の調理室(左写真)・喫煙室(右写真)の仕切が付きます。



カニMB-3201 試作品 公式側  ●「十和田」 昭和29年10月に使用   06.08.07追加
■側扉が閉塞された軍用荷物車の特徴を再現。※扉等の形態は推定となります。
 また、窓の内側に設けられた、クリーム色の鉄板も再現します。
※実際の製品ではベンチレーター・幌の塗分けは行わない予定です。また、車輪も銀色となり、床下機器配置も一部変更されます。


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