Nゲージ  スハ44(原形/近代化) / スハフ43 11〜


K0155 スハ44(原形/近代化)  組み立てキット  [\4,900+税]  【2025年7月発売】
●本製品は別付けの二段雨樋を取付けなくても製作できます。(二段雨樋は別売(K3091))


●昭和26年登場の特急用三等車スハ44を模型化。同時発売のスハフ43と揃った質感にできます。
●窓枠は原形とアルミサッシ、デッキ扉は原形鋼製プレス、開閉窓付、Hゴムを選択できるので近代化改造後(写真)としても製作可。
●デッキ扉は開状態としても製作可能。煤除けの網戸も付属。
●本製品は瞬間接着剤・ゴム系接着剤併用でも組立可能。

車体は真鍮エッチング板で、本製品に付属します。
屋根・床板・等級表示灯、床下機器、ベンチレーター・行灯はプラ製で、別途購入品になります。

組立例は近代化改造でアルミサッシ化と開閉窓付扉への取替えが行われたスハ44 1〜8としています。(昭和50年まで急行「銀河」で使用されたスハ44 6)
また、下写真の側の客室窓は網戸を下ろした状態としています。(網戸の網部分を薄くスモーク塗装するとより実感的になりそうです)

この組立例では、KATO製スハ44の下回りを取付けていますが、床板のデッキ付近の一部をカットし、車体内側下部に細く切ったt0.5のスペーサーを台車付近の4ヶ所に接着すれば問題ないようで、高さも他の客車キットやKATO製客車と大差ないようです。
(スハ44・スハフ43キットはそれも想定して床板止めの位置を設定しているので、他キットの場合はもう少し手間がかかる場合が多いと思われます)
※KATO製下回り使用の場合でも、床板固定ツメは対応できます。
(固定ツメ部に床板との隙間が僅かに発生して、床板が多少上下と前後に揺れるので、気になる場合は両面テープを併用してください)

※スハフ43 11〜の実車カラー写真で、車内色が淡緑のものが存在するので、昭和35年度の近代化改造車の車内とデッキ内部、網戸・貫通扉は淡緑だった可能性もありそうです。


本製品の内容です。
煤除けの網戸も付属します。(側板の下)


別途購入品については本ページ下のスハフ43を参照してください。(形式標記のインレタのみ異なります)


 スハ44形は、昭和26年8〜10月に特急用の三等車として34輌が登場しました。4か月ほど先行して登場していたスハ43形と同様、完全切妻の車体にTR47台車の組合わせですが、特急用のため台車は防振ゴム付として乗心地を向上しています。車内には戦前の特急「櫻」用の三等車スハ33形(スハ33900→スハ32550→スハ33)と同じく、一方向固定式の腰掛を備え、特急用のため特別二等車と同じ片出入台として客室面積を拡大し、スハ33形よりも腰掛間隔を拡げ(800ミリ→835ミリ)、定員はそれと同じ80人としています(スハ43形より8人減)。また、スハ44形の緩急車形としてスハフ43形が、三等荷物車としてスハニ35形が製造されています。
登場後は特急「つばめ」「はと」「かもめ」「さくら」「はつかり」で使用されましたが、昭和28年3月の「かもめ」登場までの間は輌数に余裕があったため、急行「銀河」「彗星」でも使用されました。
 各特急の電車化などでスハ44形が置換えられると、急行や団体列車で運用可能にするため、座席を回転式にするなどの近代化改造が行われました。昭和35年度にはスハ44 1〜8(35年12月〜36年3月改造)と、スハ44 9〜22に施工され、後者は緩急車化改造も行なわれスハフ43 11〜24となりました(35年9月〜36年2月改造)。これらは側窓のアルミサッシ化や出入台扉の開閉窓付扉への取替えも行なわれ、スハ44 1〜8とスハフ43 11〜15は青15号に車体裾クリーム1号帯を入れた塗色に変更されています(この塗色のスハフ43形は早期に消滅したようですが、スハ44形では後に青15号単色となる昭和40年頃まで存続しました)。スハフ43 16〜24はぶどう色2号となり、昭和35年度の年末年始の特急「臨時あさかぜ」で使用されました。
 昭和36年度には残るスハ44 23〜34に施工されましたが、こちらは予算の関係で窓枠は木枠のままとされ、車体色は全車ぶどう色2号となっています。
近代化改造されたスハ44は、昭和36年から観光団体専用列車の「南紀観光」「信越日光観光」「京都観光」で使用されましたが、昭和39年10月以降は急行の指定席車主体の運用に変わり、急行「銀河」「明星」「瀬戸」「夕月」「日南」「つくし」「さんべ」などで使用されました。スハ44形は、昭和40年3月にスハ44 27がオハネ17形に改造された以外、49年4月までは廃車も発生しなかったですが、50年3月の新幹線博多開業でスハ44形連結列車は「銀河」を残して廃止となって、スハ44形のほとんどもこの年までに廃車されました。「銀河」も昭和51年2月に20系客車化され、「銀河」で最後まで使用されたスハ44 25・28は51年4月に廃車となり形式消滅しました。
 なお、アルミサッシ化されたスハ44 1〜8は、昭和39年4〜40年9月時点で全車品川配置で「瀬戸」「銀河」で使用、10月改正で「銀河」が宮原受け持ちとなったため全車転属し、43年頃には1〜5が、47年頃には7・8も竹下に移って「つくし」で使用され(49年4月〜50年2月廃車)、宮原に残った「銀河」用の6(50年7月廃車)と共に、これが最終配置となりました。




K0159 スハフ43 11〜 組み立てキット  [\4,900+税]  【2025年7月発売】
●本製品は別付けの二段雨樋を取付けなくても製作できます。(二段雨樋は別売(K3091))


●昭和35年にスハ44を緩急車化改造して登場し、特急「みずほ」や「臨時あさかぜ」、急行「銀河」「明星」「出雲」など、多くの優等列車の指定席車として使用されたスハフ43 11〜24を模型化。
●デッキ扉は開状態としても製作可能。煤除けの網戸も付属。
●本製品は瞬間接着剤・ゴム系接着剤併用でも組立可能です。

車体は真鍮エッチング板で、本製品に付属します。
屋根・床板・等級表示灯、床下機器、ベンチレーター・行灯はプラ製で、別途購入品になります。

組立例は、昭和37〜38年に特急「みずほ」で使用された車輌としています。
キットには「みずほ」「あさかぜ」のテールマークシートも付属します(シールではありません)。

また、上写真の側のデッキ扉は開放状態、客室窓は網戸を下ろした状態としています。
※スハフ43 11〜の実車カラー写真で、車内色が淡緑のものが存在するので、昭和35年度の近代化改造車の車内とデッキ内部、網戸・貫通扉は淡緑だった可能性もありそうです。


塗装前のデッキ側です。(妻板右下の銘板の枚数は3枚のと4枚の車輌が存在したようです。再生産品では4枚に変更予定)
車掌室窓が他の窓よりも引っ込んだ位置に付く特徴も再現しました。
デッキ扉開放状態でも組めるのはオハ60キットなどと同様ですが、デッキ床面をステップと別体にするなど構成を変更し、床板端部を切断しなくても組めるようになり、デッキ床面を付ける場合の床面の塗分けが容易になりました。
また、扉開放時用の扉単体部品も付属するので(下写真下側)、扉開放状態で組む場合の手間も減りました。

上写真の妻板には、本キットに付属の幌取付座を使用していますが、KATO製幌とは幅がほぼ一致するようです。(GM製幌には適合しません)
(KATO製幌は軟質素材なので塗装する場合は下地処理推奨)


本製品の内容です。
テールマークシート(シールではありません)や、煤除けの網戸も付属します。(側板の下)


別途購入品
【屋根・床板】 
 K4029 切妻客車屋根セット (2輌分入)  または K4033 切妻・丸屋根客車屋根セット (各1輌分入)
【床下機器】 
 K4034 客車床下機器セット (2輌分入)  
【ベンチレーター】 (9ヶ必要)
 K4037 ガラベンセット (40ヶ入 テールマーク行灯部品も付属)
【内装】 
 K4003 転換クロスシート
【台車】
 GM製<5003>TR47
【幌】 
 GM製<8612>貫通幌(客車・旧国型 グレー)   または GM製<8611>貫通幌(客車・旧国型 ブラック)
 ●スハフ43キットに付属の幌取付座を使用の場合はKATO製のほうが近い形状になります(5060 ホロ(黒))
【インレタ】 
□スハ44 形式  K3063 優等座席車/44系用インレタ (スハ44 1輌分入(6))
          K3082 銀河(昭和27年)・荷物車他インレタ (スハ44 3輌分入(26・31・33))
□スハ44 窓下の標記類など[白](ぶどう色1号に必要)  K3065 等級標記他インレタ(白) 
□スハフ43 11〜 形式  K3063 優等座席車/44系用インレタ (スハフ43 11〜 1輌分入)
【窓セル】
 透明プラ板、塩ビ板など
【スハフ43 テールレンズ】
 K3074 テールレンズ(丸屋根客車他) (12ヶ入)
(以下任意)
【二段雨樋】 K3091 雨樋 (6輌分入)
【屋根取付ネジ】 エコー製 B1421S ナベ頭 M1.4×2mm長 (20本入)
入手困難な方にはキングス製ネジも用意 (いずれも10本入 どちらでも支障ありません) 
K3101 屋根取付ネジ(M1.4×2mmネジ(1種))  K3107 屋根取付ネジ(低頭) (M1.4×2.5mmネジ)


 スハフ43 11〜は、昭和26年に製造の特急用三等車スハ44形を、昭和35年9月〜36年2月に緩急車化改造して登場した車輌です。
 スハ44形は特急「つばめ」「はと」「かもめ」「さくら」「はつかり」で使用されましたが、電車化などでスハ44形が置換えられると、急行や団体列車で運用可能にするため、座席を回転式にするなどの近代化改造が行われました。昭和35年度にはスハ44 1〜8と、スハ44 9〜22に施工され、後者は緩急車化改造も行なわれてスハフ43 11〜24となりました。これらは側窓のアルミサッシ化や出入台扉の開閉窓付扉への取替えも行なわれ、スハ44 1〜8とスハフ43 11〜15は青15号に車体裾クリーム1号帯を入れた塗色に変更されています(スハフ43 11〜14は昭和36年10月改正頃に品川から宮原に転属してぶどう色2号に塗り替え、15も38年6月改正前に「天の川」用として新潟に転属したため、この塗色のスハフ43は早期に消滅したようです)。スハフ43 16〜24は当初からぶどう色となり、昭和35年度の年末年始の特急「臨時あさかぜ」で使用されました。
 昭和36年3月以降には観光団体専用列車の「南紀観光」「信越日光観光」「京都観光」に使用されたほか、36年3月から急行「明星」の指定席車として連結(10月以降形式指定なしに変更)、36年10月〜38年5月まで20系化前の特急「みずほ」で使用されました。また、昭和37年4月から急行「彗星」で(38年度まで、他の東海道線寝台急行にも使用?)、38年6月から39年9月まで急行「天の川」でいずれも指定席車として、ナハネフ10形が投入されるまで連結されました。
昭和39年10月以降のスハフ43形は急行の指定席車主体の運用に変わり、スハフ43 11〜は急行「銀河」「明星」「出雲」「さぬき」「瀬戸」「さつま」「阿蘇」「天草」「夕月」「玄海」「つくし」「西海」「雲仙」などで使用され、スハフ43形最後の定期急行運用は、昭和51年2月に20系客車化された「銀河」のスハフ43 13となりました。(「銀河」末期まで使われたもう1輌のスハフ43形(スハフ43 1)は50年11月廃車)
 スハフ43 11〜の大半は昭和49〜51年に廃車されましたが、15・16・18・19は昭和50年に名古屋から高松に転属し、予讃線などの普通列車で使用されました。スハフ43 16は昭和57年9月に、18・19は58年3月に廃車となり、最後まで残った15も60年3月で定期運用終了し、4月に廃車となりました。




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