■スハ44
※価格を改訂させていただきました(2007.06.26)
●台車別トータルキット 2月発売 \4,830 (本体\4,600)
●完成品(各種) 3月発売 \16,275 (本体\15,500)
ぶどう色1号 登場時(昭和26年)〜 原形の形態(木製窓枠,プレス扉)
ぶどう色2号 昭和36年頃以降 原形の形態(木製窓枠,プレス扉)
青15号 昭和39年頃以降 Hゴム扉化
青15号アルミサッシ車 昭和39年頃以降 アルミサッシ,開閉窓付扉化


写真はスハ44のキット組立例 (観光団体色)で、側窓アルミサッシ、デッキ扉開閉窓付としています。
完成品のスハ44青15号・アルミサッシ車は、車体裾のクリーム帯がない点以外はこの写真と同形態となります。

スハ44の完成品各種写真はこちらをご覧ください。

 製品の特徴
■登場当初は特急「つばめ」「はと」「かもめ」「さくら」「はつかり」に、 晩年は急行 「銀河」などで使用された、
 特急用3等車・スハ44を製品化。
■完成品は、塗色・形態を作り分けた4種を発売。
■各完成品のHゴムとアルミサッシは車体と別部品として塗り分け。
■側板・妻板が真鍮エッチング板、屋根・床板がプラパーツの構成。
■キットは素組みでスハ44の原形(木製窓枠・プレス扉付)となりますが、アルミサッシ車としても製作可。
■キットに付属のアルミサッシは細い窓枠として、木製窓枠との差を表現。
■キットには原形プレス扉の他、開閉窓付扉とHゴム扉が付属。

[別途購入品(キット)]
GM製  TR47台車
当社製 優等座席車/44系用インレタ
      等級標記他インレタ(ぶどう色1号のみ必要)

 スハ44は、昭和26年に特急用の3等車としてスハフ43・スハニ35とともに34輌が登場しました。完全切妻の車体に一方向固定式の座席を備え、このために側面には700o幅の窓が整然と並んでいます。
 登場後は特急「つばめ」「はと」「かもめ」「さくら」「はつかり」に使用され、各特急の電車化等でスハ44・スハフ43が余剰となると、座席を回転式にするなどの近代化工事を施工して観光団体専用列車などに使用されることになりました。昭和35年度にはスハ44 1〜8と、スハ44 9〜22に近代化工事が施工され、後者は緩急車化改造も行なわれてスハフ43 11〜24となっています。これらは側窓のアルミサッシ化・デッキ扉の開閉窓付扉化も行なわれ、一部は車体色を青15号としクリーム色の帯を車体裾に入れた塗色(観光団体色)に変更されています。昭和36年度にはスハ44 23〜34とスハフ43 1〜3に近代化工事が施工されましたが、こちらは予算の関係で窓枠は木枠のままとされ、車体色もぶどう色2号となっています。
 近代化改造されたスハ44は、昭和36年から観光団体専用列車の「南紀観光」「信越日光観光」「京都観光」に使用されましたが、昭和39年以降は急行の指定席車主体の運用に変わり、急行「瀬戸」「銀河」「明星」「夕月」「日南1・3号」「さんべ3号」「つくし3号」などに使用され、最後は急行「銀河」で昭和51年まで使用されて、同年までに全車が廃車となり形式消滅しました。




■スハフ4311〜
●台車別トータルキット 2月発売 \4,179 (本体\3,980)
●完成品(各種) テールライト点灯  3月発売 \16,275 (本体\15,500)
ぶどう色2号 登場時(昭和35年)〜 アルミサッシ,開閉窓付扉,テールライトは円板付
青15号 昭和39年頃以降 アルミサッシ,開閉窓付扉,テールライトは円板なし
青15号Hゴム扉車 昭和39年頃以降の一部車輌 アルミサッシ,Hゴム扉,テールライトは円板なし


スハフ43 11〜青15号
写真は試作品です。

スハフ43 11〜の完成品各種写真はこちらをご覧ください。


スハフ43 11〜 車掌室側妻面
完成品はこちら側のテールライトが点灯します。


 製品の特徴
■スハ44を改造して登場し、特急「みずほ」や急行「銀河」などで使用されたスハフ43 11〜24を製品化。
■完成品は塗色・形態を作り分けた3種を発売。
■車掌室側テールライト点灯。
■各完成品のアルミサッシとHゴムは、車体と別部品として塗り分け。
■側板・妻板が真鍮エッチング板、屋根・床板がプラパーツの構成。
■キットのデッキ扉は、スハフ43 11〜の標準的な開閉窓付扉の他、Hゴム扉の窓高さ大小2種が付属。

[別途購入品(キット)]
GM製  TR47台車
当社製 優等座席車/44系用インレタ
      等級標記他インレタ(ぶどう色1号のみ必要)

 スハフ43 11〜は、昭和26年に特急用の3等車・スハ44として登場し、昭和35年にスハ44 9〜22を緩急車化改造して登場した車輌です。
この工事は、スハ44が特急「つばめ」「はと」「かもめ」「さくら」「はつかり」などに使用された後に、一方向固定式の座席を回転式にするなどの近代化工事を施工して観光団体専用列車などに転用するために行なわれ、緩急車が不足するため一部車輌に緩急車化改造も行なわれてスハフ43 11〜24の14輌が登場しました。
 このスハフ43 11〜24は、側窓のアルミサッシ化・デッキ扉の開閉窓付扉化も行なわれ、大部分の車輌の車体色はぶどう色2号となりましたが、一部の車輌は車体色を青15号としクリーム色の帯を車体裾に入れた塗色(観光団体色)に変更されています。
 スハフ43 11〜は、昭和35年度の年末年始に特急「臨時あさかぜ」で使用され、昭和36年から観光団体専用列車の「南紀観光」「信越日光観光」「京都観光」に使用されたほか、特急「みずほ」や急行「天の川」に使用されましたが、昭和39年以降は急行の指定席車主体の運用に変わり、急行「さぬき」「瀬戸」「さつま」「阿蘇」「天草」「玄海」「銀河」「明星」「出雲」「夕月」「日南1・3号」「つくし3号」「西海2・1号」「雲仙2号」などに使用され、急行運用の最後は「銀河」で昭和51年まで使用されました。
 その後、一部の車輌は四国の普通列車で昭和60年まで使用されましたが、同年までに全車が廃車となりました。




■スハ二35
●台車別トータルキット 2月発売 \4,725(本体\4,500)
●完成品(各種) テールライト点灯  3月発売
  アルミサッシ車 \16,800(本体\16,000)  その他 \16,275(本体\15,500)

ぶどう色1号 登場時(昭和26年)〜 原形の形態(木製窓枠,客室扉・貫通扉プレス扉),
テールライトは円板付
ぶどう色2号 昭和34年頃以降 客室扉・貫通扉Hゴム扉化,テールライトは円板付
ぶどう色2号アルミサッシ車 昭和39年頃以降の一部車輌 各扉交換,アルミサッシ化,テールライトは円板なし
オハニ40・ぶどう色2号 昭和37年以降の一部車輌 台車TR23化,車体は原形,テールライトは円板付


スハ二35ぶどう色2号アルミサッシ車
写真は試作品です。


スハニ35の完成品各種写真はこちらをご覧ください。




スハニ35 荷物室側妻面
アルミサッシ車は貫通扉がHゴム扉に変更されています。
ぶどう色2号の完成品も、貫通扉は写真と同一となります。
完成品はこちら側のテールライトが点灯します。


 製品の特徴
■スハ44とともに特急「つばめ」「はと」「かもめ」「さくら」「はつかり」に使用され、 晩年はアルミサッシ車が
 急行「さぬき」で使用された、スハ二35を製品化。
■完成品は、塗色・形態を作り分けた4種を発売。
■荷物室側テールライト点灯。
■各完成品のHゴムとアルミサッシは車体と別部品として塗り分け。
■側板・妻板が真鍮エッチング板、屋根・床板がプラパーツの構成。
■キットは素組みでスハ二35の原形(木製窓枠,客室扉・貫通扉プレス扉付)となりますが、アルミサッシ
  車としても製作可。
■キットに付属のアルミサッシは細い窓枠として、木製窓枠との差を表現。
■キットには原形扉各種の他、アルミサッシ車用の各種扉と客室Hゴム扉が付属。


[別途購入品(キット)]
GM製  TR47台車(オハニ40の場合TR23)
当社製 ニセコ用他インレタ (スハニ35用 1輌分入)
     等級標記他インレタ(ぶどう色1号のみ必要)

  スハニ35は、昭和26年に特急用の3等車としてスハ44・スハフ43とともに12輌が登場しました。完全切妻の車体に一方向固定式の座席を備え、このために側面には700o幅の窓が整然と並んでいます。スハニ35の荷物室は旅客の手荷物を同時輸送するものでしたが、この荷物室側面に窓がない形態は、この形式特有のものでした。
  登場後は特急「つばめ」「はと」「かもめ」「さくら」「はつかり」に使用されましたが、スハニ35 10〜12は当初から急行「あおば」に使用され、特急には使用されませんでした。各特急の電車化等でスハニ35が余剰となると、従来と一転して高崎線・両毛線・日中線・川俣線などの普通列車で使用されるようになり、川俣線ではC12にスハニ35が1輌のみ牽かれる姿が見られました。
 昭和35年にはスハニ35 4〜6が側窓のアルミサッシ化・座席を回転式にするなどの近代化工事を施工し、この際に車体色を青15号にクリーム色の帯を車体裾に入れた塗色(観光団体色)に変更されましたが、近代化改造後の数年間の運用については不明で、昭和40年から43年までの間、急行「さぬき」に使用されました。
 昭和37年にはスハニ35 2・3の台車をTR23に交換してオハニ40 2・3が登場し、福知山線などの普通列車で使用されましたが、昭和40年にマニ35に改造されて形式消滅しています。
 スハニ35として残っていた車輌も、昭和40〜45年にマニ35・マニ36などに改造されて形式消滅しました。



■ナハフ10 1〜
●完成品(各種) テールライト点灯  3月発売  \18,900(本体\18,000)

ぶどう色1号 登場時(昭和31年)〜 原形の形態(デッキ扉折戸),テールライトは円板付
ぶどう色2号 昭和34年頃以降 原形の形態(デッキ扉折戸),テールライトは円板付
青15号近代化改造車 昭和39年頃以降 デッキ扉開戸化,洗面所窓枠更新,テールライトは円板なし
●台車別トータルキット(インテリアシート入) 店頭のみ販売  2月発売  特別価格 \5,250(本体\5,000)

ナハフ10 1〜 ぶどう色1号
写真は試作品で、Hゴムは黒としています。製品のHゴムは、ぶどう色1号が黒に、その他は灰色となります。
なお、写真は別売の内装部品を取付けていますが、完成品に内装部品は付きません。


(参考)ナハフ11車掌室付近
この写真とナハフ10の写真を比較すると、車掌室側窓・デッキ扉がナハフ11と異なることがわかります。
また、ナハフ10の洗面所周辺もナハフ11とは作り分けています。
ナハフ10の洗面所周辺はナハ10と同形態ですので、ナハ10/ナハ11のページをご覧ください

ナハフ10 1〜の完成品各種写真はこちらをご覧ください。


車掌室側妻面
完成品はこちら側のテールライトが点灯します。


 製品の特徴
■特急「あさかぜ」などに使用された、車掌室窓幅の広いナハフ10 1〜18を製品化。
■塗色・形態を作り分けた完成品3種が発売となります。
 キットは店頭のみで発売となります。
■車掌室側テールライト点灯。
■デッキ扉が43系などの旧型客車よりも奥に付いている形態を再現。
■窓枠は便所・洗面所窓枠も含め、薄手の洋白を使用。
■洗面所窓枠は、登場時/近代化改造後を作り分け。
■完成品のHゴムは車体と別部品として塗り分け。
■デッキ扉は、登場時の折戸と、扉取換後の窓隅R付開戸を作り分け。
■「KPP-005 普通車用ボックスシート」の取付可。


[別途購入品(キット)]
GM製  TR50台車
当社製 銀河(昭和35年),10系客車他インレタ1
      等級標記他インレタ(ぶどう色1号のみ必要)

 ナハフ10は、昭和30年に登場したナハ10試作車(後のナハ10 900番台)、ナハネ10に続いてナハ10量産車とともに昭和31〜32年に48輌が登場し、シル・ヘッダーのない車体、窓隅に丸みを持たせてアルミサッシを用いた大型の窓など、ナハ10試作車同様の軽量構造となりましたが、試作車に採用されたアルミ合金製の折戸は鋼製折戸に変更されるなど、製造費低減を主目的とした変更が行なわれています。なお、ナハフ10 1〜18は車掌室側窓窓幅が700〜750oと広くとられていましたが、ナハフ10 19〜48は520oと狭く変更されています。
 ナハフ10 1〜18の登場後は、特別急行「あさかぜ」をはじめ、東京−九州間の急行列車や信越本線、東北本線の列車を中心に使用され、昭和37年には折戸の開戸化、白熱灯の蛍光灯化が一部の車輌に行なわれ、昭和39年以降には折戸の開戸化、洗面所窓の上段下降式窓化、白熱灯の蛍光灯化などの近代化改造が行なわれましたが、軽量化のための鋼板の薄さが災いして老朽化は早く、スハ43などの旧形客車よりも早く急行での運用は消滅し、また廃車も早期に進められて、昭和61年に形式消滅しました。



 
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