新仕様二重屋根客車(PEWシリーズ)の構成はこちらをご覧ください。


■スハ33900(初代)(スハ33 1・11〜)
PW-1064 T 台車別・トータルキット 2008年2月発売
\5,250 (本体 \5,000)
SPW-1064 A スハ33900
ぶどう色1号・赤帯
登場時(昭和5年〜) ■大型電池箱 「櫻」 2009年4月発売
\18,900
(本体 \18,000)
(当店のみ販売)
B スハ33 11〜 ぶどう色1号 標記は昭和27年以降 ■小形電池箱 普通列車
C スハ33 11〜 ぶどう色2号 昭和34年頃以降



製品の特徴
■特急「櫻」用の三等車として登場し、戦後は普通列車で使用されたスハ33900を製品化。
■付属の窓塞ぎ板で側窓を7ヶ所埋めることで、連合軍用の軍団長車オイネ30などとしても製作可能。
 オイネ1811(オイネ30 11)に取付けられていた貫通扉も付属(※オイネ30などの仕切は付属しません)
■便所などの仕切が付属。
■側板・屋根明り窓・仕切は真鍮エッチング板。妻板・屋根・床板・床下機器・ベンチレーターはプラパーツの構成。

[別途購入品]
GM製  ●TR23台車
当社製
 ●KP-080 W座席車2・食堂車インレタ
 ●KP-065 等級標記他インレタ (ぶどう色1号は必要)
 ●KP-073 等級標記・スニ41他インレタ(黒) (オイネ30など、一等車のみ必要)
 ■KPP-003 転換クロスシート  取付可能(2セット必要)
         (スハ33の場合は、KPP-005 普通車用ボックスシート)

 スハ33900形は、スハフ35250形と共に、「櫻」用三等車の木製客車スハ28400形・スハフ28800形を鋼製客車に置換えるために登場し、昭和5年に19両が製造されました。スハ33900形・スハフ35250形の基本的な構造は、同時期に製造のスハ32600形(後のスハ32 1〜)と同一ですが、車内の設備についてはスハ28400形とほぼ同一とされ、一方向固定の座席を備え、座席の背ずりはモケット貼りで角度がつくなど、座席間隔がやや狭い事以外は、当時のニ等車と変わらない高水準の設備でした。座席間隔はスハ32600形の1455ミリに対して、1580ミリに相当する寸法となったため、定員はスハ33900形で80名、スハフ35250形は76名と、スハ32600形の88名よりも減少しています。
 スハ33900形・スハフ35250形は全車が門司鉄道局に配置され、昭和5年4月から「櫻」で使用を開始し、昭和11年末には客車の増備で番号が詰まったため、スハ32550形に形式変更されました。昭和12年には「櫻」の三等車は輸送力増強のためにスハ32600形・スハフ34200形に置き換えられ、同年12月・13年3月には17両が傷病兵輸送用の病客車となり、座席は全て撤去され、片側に通路を設けて畳敷きとして、形式はスヘ32550形に変更されました。その後、昭和16年10月の称号改正でスヘ30形となっています。
 一方、三等車のまま残ったスハ32561・32564は昭和13年3月に、特急「富士」用のオハ34形(元スハ33000→スハ33900→スハ33980)と同じ向かい合わせの座席に取替えられましたが、これは「富士」のオハ34形の予備車となっていた可能性もあります。この2両は、昭和16年10月の称号改正ではスハ33形となりました。
 スハ33形は1両が戦災で廃車となり、スヘ30形は昭和21年に、スヘ30 8以外の全車が連合軍に接収されて、3両は病院車スヘ31形に、13両が軍団長車スイネ30形(→オイネ30形)となりましたが、スヘ31形は昭和25・28・31年に、オイネ30形は昭和26〜31年に接収解除されました(ただし、スイネ30 14は昭和23年2月に廃車となり、後にオハ71 103に復旧しています)。これらの車両は昭和27〜30・32・33年に、窓配置に合わせて向かい合わせの座席を取付けて、定員80名の座席車に復元されましたが、病客車に改造されなかったスハ33 1や、元スハフ35250形のスハ33形などと区分するため、10番代の番号とされて、スハ33 11〜17・19〜26になりました。
 なお、スヘ30形でただ1両、接収されなかったスヘ30 8は昭和21年に座席車に改造されてスハ32 874となり、この車両は一部座席が木製のロングシートとなっていましたが、昭和26年にはロングシートを撤去して、定員80名の座席車に整備されました。この際には形式の変更はありませんでしたが、後にスハ33形に編入されてスハ33 18となっています。
 スハ33形として三等車に復元後は普通列車で使用されましたが、昭和37〜39年には14両がオハネ17形に改造され、スハ33 1は昭和42年10月に、スハ33 22・24・25は同年11月に廃車となって姿を消しました。





■スハフ35250(スハ33 3・31〜)
PW-1065 T 台車別・トータルキット 2008年2月発売
\5,250 (本体 \5,000)
SPW-1065 A スハフ35250
ぶどう色1号・赤帯
登場時(昭和5年〜) ■大型電池箱 「櫻」 2009年4月発売
\18,900
(本体 \18,000)
(当店のみ販売)
B スハ33 31〜 ぶどう色1号 標記は昭和27年以降 ■小形電池箱 普通列車
C スハ33 31〜 ぶどう色2号 昭和34年頃以降



製品の特徴
■特急「櫻」用の三等緩急車として登場し、戦後は普通列車で使用されたスハフ35250を製品化。
■車掌室・便所などの仕切が付属。
■側板・屋根明り窓・仕切は真鍮エッチング板。妻板・屋根・床板・床下機器・ベンチレーターはプラパーツの構成。

[別途購入品]
GM製  ●TR23台車
当社製
 ●KP-080 W座席車2・食堂車インレタ
 ●KP-065 等級標記他インレタ (ぶどう色1号は必要)
 ●KP-073 等級標記・スニ41他インレタ(黒) (オイネ30など、一等車のみ必要)
 ■KPP-003 転換クロスシート  取付可能(2セット必要)
         (スハ33の場合は、KPP-005 普通車用ボックスシート)

 スハフ35250形は、スハ33900形と共に、「櫻」用三等車の木製客車スハ28400形・スハフ28800形を鋼製客車に置換えるために登場し、昭和5年に12両が製造されました。スハフ35250形・スハ33900形の基本的な構造は、同時期に製造のスハ32600形(後のスハ32 1〜)と同一ですが、車内の設備についてはスハ28400形とほぼ同一とされ、一方向固定の座席を備え、座席の背ずりはモケット貼りで角度がつくなど、座席間隔がやや狭い事以外は、当時のニ等車と変わらない高水準の設備でした。座席間隔はスハ32600形の1455ミリに対して、1580ミリに相当する寸法となったため、定員はスハ33900形で80名、スハフ35250形は76名と、スハ32600形の88名よりも減少しています。なお、スハフ35250形の車掌室は、他の三等緩急車と異なりスハ33900形より定員を4名減らしたスペースに設けられたため、非常に狭い車掌室となりました。
 スハフ35250形・スハ33900形は全車が門司鉄道局に配置され、昭和5年4月から「櫻」で使用を開始しましたが、昭和12年には輸送力増強のために三等車はスハ32600形・スハフ34200形に置き換えられ、同年12月・13年3月には全車、傷病兵輸送用の病客車となり、座席は全て撤去され、片側に通路を設けて畳敷きとして、形式はスヘフ35250形に変更されました。その後、昭和16年10月の称号改正でスヘフ30形となっています。
 スヘフ30形は3両が戦災で廃車となり、他にスヘフ30 11も戦災を受けましたが、昭和22年3月に復旧されて座席車となり、形式はスハ36 103となりました。この車両は一部座席が木製のロングシートとなっていましたが、昭和24年頃にはロングシートを撤去して、スハ32600形と同じ木製の背ずりの座席が取付けられて定員80名の座席車に整備され、スハ33 3となっています。
 スヘフ30として残った8両は、昭和21年に連合軍に接収されて、1両は病院車スヘ31形に、2両が軍団長車スイネ30形(→オイネ30形)に、5両が地区司令官車・特別車スイネ32形(→オイネ32形)となりました。スヘ31形は昭和24年に、他の車両は昭和26〜28年に接収解除され、スヘ31形は密閉式展望室付の特別職用車スヤ51 16となった後、昭和29年に密閉式展望室を残したまま、建築限界測定車オヤ31 21に改造されました。
 その他の7両は昭和27・28・30年に、窓配置に合わせて向かい合わせの座席を取付けて、定員80名の座席車に復元されましたが、元スハ33900形のスハ33形などと区分するため、30番代の番号とされて、スハ33 31〜35・37・38(36はオヤ31 21となったため欠番)になりました。なお、これらの車両の一部、もしくは全車の座席は、モケット貼りの背ずりとなっていたと思われます。
 スハ33形として三等車に復元後は普通列車で使用されましたが、昭和37・38年には4両がオハネ17形に改造され、スハ33 31・32は昭和43年3月に、スハ33 37は昭和44年2月に、スハ33 34は同年3月に廃車となって姿を消しました。
 なお、建築限界測定車となったオヤ31 21は、スハ33形の形式消滅後も長期間在籍し続け、平成17年3月末に廃車となりましたが、これは特別職用車時代の密閉式展望室を残す最後の車両であったのと同時に、二重屋根客車としても最後まで車籍を有していた車両でした。





■オイネ30

SPW-1066 ぶどう色1号・クリーム帯 昭和27年以降 「早鞆」
(オイ1811、増結車)
2009年3月発売
\18,900(本体 \18,000)
(当店のみ販売)



製品の特徴
■「櫻」用三等車スハ33900形を改造した病客車スヘ30形に、区分室寝台や談話室などを備える改造を行って、連合軍の軍団長車とした
 オイネ30形を製品化。専用の側板により独特の窓配置を再現。
※本製品は車内の区分室などの仕切を省略しています。





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