大形木製客車 (オイテ27000 他) 


■オイテ27000(オテン28070)


PW-1201 T 台車別・トータルキット
2012年2月発売
\5,880 (本体 \5,600)

【2012.02.28更新】
木製客車キット説明書について追記
(オイテ27000,スロネ27300,ナシ20300後期形)
お手数をかけますが、上記3種類のキット組立の際、下記のように修正をお願いいたします。

(1)オイテ27000,スロネ27300
『組立12 TR71台車の取付』で、床上に挟むワッシャー(真鍮板 t0.3)は、3枚ではなく、2枚にしてください。

(2)スロネ27300,ナシ20300後期形
室内仕切 車端部に付く仕切が、車体内板の上部に干渉するので、下のいずれかの図のように切欠いてください。
(右下図のほうが容易ですが、この場合でも、車体を組んだ状態で真横から見ても、側窓から切欠いた部分は見えません)

ナシ20300後期形の調理室仕切の場合、切欠の幅は左上図の場合で6ミリ以上必要になります。


製品の特徴
■特急1・2列車用として登場し、急行7・8列車でも使用された一等展望車、オイテ27000形(旧オテン28070形)を模型化。
■独特の形状の展望デッキは、上部の装飾まで一体とした洋白エッチング板で再現。(妻面雨樋は、その上に二重に貼り重ねる構成)
■「富士」テールマークシール付属

(※以下は、20メートル級大形木製客車 全種共通の仕様)
■車体・妻板・明り窓・床板・車内仕切は真鍮エッチング板製。
 床下のトラスロッドは洋白エッチング板製。
 ベンチレーター・一部床下機器はプラパーツ。
■床下は、1枚の部品にデッキ下部ステップや側板下の台枠を表現し、外見を損なわずに組立を容易化。
■床下機器は、登場当初の真空制動と、空気制動化後を選択可能。(真空制動機はエッチング板による簡略表現)
■妻板は幌の新旧に対応させるため、2種類が付属。
■旧タイプの幌を再現するための部品付属。
※本製品はカーブ通過に対応させるため、トラスロッドを上図の形状にアレンジしています。

[別途購入品](全種共通)
 KATO製  片側絶縁車輪 11-600(8ヶ入) 
    または片側絶縁黒色車輪 11-602(8ヶ入) 
 当社製  ●KP-059 TR71台車
       ●KP-097 木製客車インレタ2

 オイテ27000形は、特急1・2列車で使用されていた一等展望車ステン9020形(→オテン9020形)とステン9025形(→オテン9025形→オイテネ17000形)の置換用として、大正12年(1923年)にオテン28070形として5両が製造されました。前年に製造された国賓用展望車の10号御料車の設計を踏襲している点も多く、腰板は御料車のような大形の一枚板ではなく羽目板とされるなど、簡易化されていたものの、展望室の側窓は10号御料車と同じ1220ミリ幅の広窓4枚とされ、展望デッキ部の形態も、細部の装飾がわずかに異なりますが、ほとんど同一と言えるものでした。
 従来の1・2列車用展望車では、政府高官や皇族などの特定階層のみ利用可能な特別室が設けられていましたが、展望車の利用が多かったため、オテン28070形では特別室を設けず、代わりに、同年に製造の1・2列車用一等寝台車スイネ28120形(→スイネ27150形)に特別室が設けられました。また、編成中の一等寝台車が区分室式のため、オテン28070形は開放室のみの車内となり、一等室には回転腰掛が10人分と、向かい合わせの固定腰掛が8人分備えられ、定員は一等室18人、展望室12人となっていました。

 オテン28070形は、1・2列車の全区間(東京−下関)に連結されましたが、昭和2年(1927年)8月から、東京−下関間急行7・8列車の京都−下関間に連結を開始したため、1・2列車の連結区間は、東京−神戸間に変更となりました。昭和3年(1928年)10月に、オテン28070形はオイテ27000形に形式変更され、1・2列車が「富士」と命名された昭和4年(1929年)8月以降も連結され続けましたが、昭和5年(1930年)4月に鋼製の一等展望車スイテ37000形に置き換えられ、「富士」の展望車は全区間連結に戻りました。なお、以後もオイテ27000の1両のみ「富士」の予備車として残りましたが、スイテ37010形登場の昭和5年(1930年)12月以降は予備の予備となり、昭和9年(1934年)6月に荷物車マニ29500形に改造されました。
 他の4両は7・8列車専用となって、京都−下関間で連結され続けましたが、昭和13年(1938年)9月に「富士」用としてスイテ37040形が登場したため、スイテ37000形2両が7・8列車に転用され、オイテ27000形は予備車となりました。昭和15年(1940年)3月にオイテ27001・27003が鋼体化改造されてスイテ37050形となり、最後まで残ったオイテ27002・27004は昭和18年(1943年)に三等車オハ28050形に改造され、形式消滅しました。





■スロネ27300(スロネ28500)



PW-1211 T 台車別・トータルキット
2012年2月発売
\5,880(本体 \5,600)

製品の特徴
■特急1・2列車用として登場した大形木製20メートル級の二等寝台車、スロネ27300形(旧スロネ28500形)を模型化。
■下降窓の木製二等寝台車ならではの、幕板部の小窓を再現。
■側窓に取付けられていた、側窓の保護棒は洋白エッチング板製で付属。(実車は後に撤去)
■その他の特徴はオイテ27000と同一。

 スロネ27300形は、大正10年(1921年)〜大正12年(1923年)に特急1・2列車(後の「富士」)用の二等寝台車スロネ28500形として15両が製造されました。この形式は、同時期に急行用として製造された17メートル級・2軸ボギー台車の二等寝台車ナロネ20600形(→ナロネ20100形)を、20メートル級・3軸ボギー台車としたもので、ツーリスト形と呼ばれるレール方向に並ぶ開放寝台が設けられていることは同様ですが、定員は8人増加して28人となりました。また、後に登場する鋼製の二等寝台車マロネ48500形(→マロネ37300形→マロネ37形→マロネ29形)は、基本的に本形式と同様の室内配置・窓配置が踏襲されました。
 スロネ28500形は全車が下降窓でしたが、大正10年(1921年)製造の8両と、大正11〜12年(1922〜1923年)製造の7両とでは、明り窓・通風器・雨樋の位置が変更されました。(本製品は後期形) また、本形式はナロネ20600形(→ナロネ20100形)前期形と同じく、幕板部(上段寝台)に小窓が設けられ、外観的にも大きな特徴となっていました。これは、大正12年(1923年)頃に羽目とした(埋められた)との説もありますが、大正15年(1926年)9月のスロネ28500形の写真では外観に変化はないようです。なお、大正13年(1924年)以降に製造の二等寝台車では上昇窓が採用されたため、幕板部の窓は設けられませんでした。

 スロネ28500形の登場後、昭和3年(1928年)10月にはスロネ27300形に形式変更されましたが、大正15年(1926年)12月に前期製造車3両が廃車となっていたため、この分は番号が詰められて、スロネ27300〜27311となりました。スロネ27300形は、鋼製客車の登場で特急1・2列車の運用から外れ、その後は急行などで使用されたようですが、鋼製二等寝台車の増備によって用途を失い、昭和7年(1932年)12月〜8年(1933年)3月に荷物車マニ29550形もしくは三等荷物車スハニ28850形に改造されて形式消滅しました。




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