■オハニ61


オハニ61初期形 ぶどう色2号

P-205 T 台車別・トータルキット

2005年4月発売
\4,725 (本体 \4,500)
a オハニ61初期形 ぶどう色1号 オハニ61 1〜205
登場時(昭和25年〜)
(標記は昭和27年以降)
●後方監視窓なし
●荷物室側デッキ扉リブなし
●貫通扉木製低窓
■ぶどう色2号は尾灯円板なし

テールライト点灯
2005年4月発売
\18,900 (本体 \17,500)
b オハニ61初期形 ぶどう色2号 オハニ61 1〜205
昭和34年頃以降
c オハニ61後期形 ぶどう色1号 オハニ61 206〜461
登場時(昭和27年〜)
●後方監視窓あり
●荷物室側デッキ扉リブあり
●貫通扉鋼製プレス
■ぶどう色2号は尾灯円板なし
d オハニ61後期形 ぶどう色2号 オハニ61 206〜461
昭和34年頃以降
オハニ61初期形 尾灯高位置
ぶどう色1号
オハニ61の一部
登場時(昭和25年〜)
(標記は昭和27年以降)
●後方監視窓なし
●荷物室側デッキ扉リブなし
●貫通扉木製低窓
■いずれも尾灯円板あり
2005年4月発売
\17,850 (本体 \17,000)
f オハニ61後期形 尾灯高位置 
ぶどう色2号
オハニ61の一部
昭和34年頃以降

オハニ61の完成品各種写真はこちらをご覧ください。




写真左:オハニ61初期形
写真右:オハニ61初期形 尾灯高位置
いずれも後位側妻面です


オハニ61後期形
後期形の貫通扉は鋼製プレス扉となります(写真はオハユニ61ですが妻面形態は同型です)


製品の特徴
■昭和25年〜30年に登場した鋼体化客車オハニ61を製品化。
■側板・妻板は真鍮エッチング板、屋根・床板がプラパーツの構成。
■キットは妻面後方監視窓のない初期形(オハニ61 1〜205)、監視窓のある後期形(206〜461)のいずれにも製作可。
 初期形の妻板は、尾灯位置が通常のものと高い位置のものの2種が含まれます。
■客用デッキ扉は3種(鋼製プレス/Hゴム大・小)・貫通扉は6種(木製4種/鋼製プレス/Hゴム)から選択可。
■別売の大型電池箱と、水タンクセットに付属の平型水タンクを取付けることで、北海道形のオハニ61 501〜・
 スハニ62としても製作可。

[別途購入品(キット)]
 GM製 TR11台車
 当社製 優等車他インレタ (オハニ61 145用 1輌分入)
      荷物車用インレタ1 (オハニ61 230用 1輌分入)
      等級標記他インレタ (窓下の荷物・車掌・等級標記)
      普通車用ボックスシート取付可


 オハニ61形は、昭和25〜30年に木造客車の台枠・台車などを流用して車体を新製する鋼体化客車として、オハ61形などと共に一般形461輌と北海道形の500番代が14輌登場し、昭和27年以降、北海道形は2重窓に変更したスハニ62形として昭和31年までに45輌が製造されました。これらは当初より普通列車用のため、シートピッチはスハ43形の1470oに対して1335oと狭く、また座席の背ずりもモケットのない板張りの簡素なものでした。なお、オハニ61形は当初、スハニ61形として登場しましたが、運用に不都合が発生したため昭和28年11月〜29年3月に荷重を変更しオハニ61形となっています。スハニ62形については2重窓などで自重が重いため、荷重変更は行なわれませんでした。
 オハニ61形などの鋼体化客車は主に従来木造車の使用されていた線区に投入され、幹線からローカル線まで幅広く使用され、鋼体化客車主体の編成で使用されました。昭和34・35・37年には23輌が電気暖房を取付け重量増加のためスハニ64形に形式変更され、東北本線や北陸本線などで使用されました。
 昭和30年代以降、ローカル線の気動車化が進展すると余剰が発生し、昭和35〜40年にオハニ61・スハニ62形の合計271輌がマニ60形に、昭和40〜43年には80輌がスユニ61形に改造されました。その他、オエ61形やオヤ62形に改造された車輌も存在しました。他車種へ改造されなかったスハニ61・スハニ64形の大部分は昭和40年代に廃車され、昭和50年代まで残ったのは、オハニ61形11輌、スハニ62形17輌、スハニ64形6輌のみでした。
 その後、わずかに残っていたオハニ61形は昭和57年までに廃車、スハニ64形も昭和58年までに、スハニ62形も昭和59年までに廃車となりました。




■オロ35(スロ30850) →アルモデルより「K0433 オロ35 1〜(スロ30850)」として発売中(2022.01追記)


オロ35 ぶどう色1号青1号帯

※価格を改訂させていただきました(2008.06.14)
P-433 T 台車別・トータルキット

2005年4月発売
\4,830 (本体 \4,600)
a スロ30850
ぶどう色1号青4号帯
登場時(昭和9年〜) 電池箱大型 2005年4月発売
\16,275 (本体 \15,500)
b ぶどう色1号青1号帯 昭和24年頃以降
(標記は27年以降)
電池箱小型
c ぶどう色2号青1号帯 オロ35の一部
昭和34年頃以降
d ぶどう色2号淡緑帯 オロ35の一部
昭和36年頃以降
オハ53 1〜 原形窓車
ぶどう色2号・帯なし
オハ53の一部
昭和39年頃以降

オロ35の完成品各種写真はこちらをご覧ください。

※オロ35の、アルミサッシ化された近代化改造車のキットは『P-104T スロ43』として発売中です。
 同完成品は『P-104a・b スロ43』『P-104c オロ35近代化改造車』『P-104d オハ53 1〜 アルミサッシ車』(本ページ下)として
 発売中です。



製品の特徴
■スロ30850として登場し、当初は特急「燕」や「名士列車」などの急行に使用され、戦後は急行「玄海」「みちのく」「白山」「越路」など
 多くの優等列車や普通列車に使用されたオロ35のうち、 昭和9・10年に製造されたリベットの付くオロ35 1〜21を製品化。
 ※本製品は基本的に『P-28T スロ30850』のPEシリーズ化リニューアル(完全新規)ですが、リベット付に変更されています。
■側板は真鍮エッチング板、妻板・屋根・床板がプラパーツの構成。
■キットには原形木製扉の他、木製高窓扉が付属(ただし、実車に木製高窓扉付の車輌が存在したかは不明です)。


[別途購入品(キット)]
 GM製 TR23台車
 当社製優等座席車/44系用インレタ (オロ35 8・スロ30850用 各1輌分入)
      等級標記他インレタ  (窓下またはデッキ横の等級標記)
      転換クロスシート 取付可




■オロ35 近代化改造車
■オハ53 1〜 アルミサッシ車 (スロ43バリエーション追加)
 →アルモデルより「K0433 オロ35 1〜(スロ30850)」として発売中(2022.01追記)


オロ35 近代化改造車 ぶどう色1号青1号帯


オハ53 1〜 アルミサッシ車 ぶどう色2号・帯なし

P-104 c オロ35 近代化改造車
ぶどう色1号青1号帯
昭和30・31年以降
のオロ35の大部分
電池箱小型 2005年4月発売
\15,225 (本体 \14,500)
d オハ53 1〜 アルミサッシ車
ぶどう色2号・帯なし
昭和39年頃以降


■発売中のスロ43完成品に2種の塗色の車輌を追加します。
 「オロ35近代化改造車」は、アルミサッシ化・Hゴム扉化された当初のぶどう色1号当時を製品化します。
 実車は、急行「なにわ」「月光」「阿蘇」「玄海」「霧島」「雲仙」「筑紫」「さつま」「みちのく」「青葉」「日本海」「大雪」「まりも」などで広範に使用されました。
 「オハ53 1〜 アルミサッシ車」は、オロ35近代化改造車がオハに格下げされて普通列車に使用された晩年の姿を模型化いたします。



■オハ34(スハ33000)

オハ34ぶどう色1号

P-474 T 台車別・トータルキット

2005年4月発売
\4,200 (本体 \4,000)
a スハ33000 ぶどう色1号赤帯 登場時(昭和9年〜) 電池箱大型
※スハ33000とスハ33900は
形式標記のみ異なります。
2005年4月発売
\15,225 (本体 \14,500)
b スハ33900 ぶどう色1号赤帯 昭和12〜15年
c ぶどう色1号 昭和16年頃以降
(標記は27年以降)
電池箱小型
d ぶどう色2号 昭和34年頃以降

オハ34の完成品各種写真はこちらをご覧ください。



製品の特徴
■スハ33000として登場し、当初は特急「富士」に、戦後は東海道線・北陸線・高山線の普通列車に使用された、オハ34を製品化。
 ※本製品は基本的に『P-13B スハ33000』のPEシリーズ化リニューアル(完全新規)ですが、リベット付に変更されています。
■側板は真鍮エッチング板、妻板・屋根・床板がプラパーツの構成。
■キットには原形木製扉の他、木製高窓扉が付属(ただし、実車に木製高窓扉付の車輌が存在したかは不明です)。


[別途購入品(キット)]
 GM製 TR23台車
 当社製 優等車他インレタ (オハ34 12・スハ33000用 各1輌分入)等級標記他インレタ (窓下の等級標記)
      または 特急富士・丸屋根客車用インレタ (スハ33900・スハ33901・スハ33905用 各1輌分入、窓下の等級標記も収録)
      普通車用ボックスシート取付可


 オハ34形は、特急「富士」用の3等車スハ33000形として、昭和10・11年に12輌が登場しました。従来の3等車スハ32800形(後のスハ32形)のシートピッチ1455o・定員88名に対して、この形式ではシートピッチ1600o・定員80名と余裕のあるものとなっています。窓配置はスハ32800形と同じく600o幅の狭窓を2つ1組で並べたものとなっていますが、シートピッチが拡大されたため吹寄せ(窓柱)幅が広くなっているのが特徴です。
 登場後、スハ32800形の増備で番号を追われ、昭和12年3月にスハ33900形に形式変更、更にスハ33650形(後のオハ35形)の増備で昭和15年8月にスハ33980形となりましたが、結局はスハ33650形に番号を追い越されています。昭和16年11月にはオハ34形に変更となり、これが最終形式となりました。
 オハ34形は戦後、東海道本線の普通列車を中心に使用されましたが、後には北陸本線や高山線などで使用され、昭和43年頃までに廃車となりました。



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