新仕様二重屋根客車(PEWシリーズ)の構成はこちらをご覧ください。

鋼製客車化当初の一・二等特急時代の編成を再現
■特急 「富士」昭和5年 7輌編成 トータルキット
 台車・テールライトユニット・集電板・インレタ・テールマークシール付属  23T 2008年10月発売  特別価格 \41,790(本体)\39,800

■特急 「富士」昭和5年 7輌編成 完成品
 S23 2008年12月20日発売  特別価格 \126,000(本体)\120,000

■増結用単品 2008年12月20日発売  
 マイネフ37230 増結用(テールライトなし) ぶどう色1号・白帯 完成品
   SPW-1018K \19,425(本体)\18,500
 マロネ37350 ぶどう色1号・青4号帯 完成品
   SPW-1033A \19,425(本体)\18,500
 スロ30750 ぶどう色1号・青4号帯 完成品
  SPW-1053A \18,900(本体)\18,000
 スユ36000 増結用(テールライトなし) ぶどう色1号 完成品
  SPW-1111K \23,100(本体)\22,000
  ●マイネフ37230とスユ36000は増結用としてテールライトなしを設定


○編成の塗り潰し部が7輌セットの内容となります。
○編成中、マイネ37130・スイテ37000は新規リニューアル製品で、全車がプラ屋根・妻板・床下機器の製品となります。
※昭和5年10月以降の「富士」の荷物車の形式をカニ39500・カニ39550とする資料も存在しますが、昭和6年頃の写真ではスニ36500を、昭和9年2月の写真では
 カニ39550を連結しています。

 [製品の主な特徴]
■一・二等特急時代の「富士」の、鋼製客車化当初の昭和5年4月以降の編成を7輌にまとめて再現。
 スユ36000・マロネ37350・スロ30750・マイネフ37230(キットの製品名はそれぞれ、スユ30マロネ29 21〜スロ34 1〜マイネフ38)を各1輌増結することで
 フル編成にできます。また、本セットのままでも、昭和5年10月の減車後のフル編成となります。
■スイテ37000のテールライト点灯
■テールマーク台座、テールマークシール付属。
■スシ37740はTR71台車

 [キットに付属するパーツ]
■当社製TR71台車×1、TR73台車×4、テールライトユニット×1(ケース無)、集電板×1(KP-068)、テールマークシール、
 インレタ(KP-073 等級標記・スニ41他インレタ(黒)、KP-083 富士(昭和5年)インレタ
■GM製TR11台車、TR23台車各1輌分、車輪
 (※プラ内装部品別売)



 スニ36500

 マロネ37350 (セットには2輌付属)

 スシ37740  ※セットに付属する台車はTR71なので、スシ37740〜37752となります

 スロ30750

 マイネ37130 (新規リニューアル製品)

 スイテ37000 (新規リニューアル製品)

 特急「富士」は、明治45年(1912年)6月15日、新橋−下関間に新設された初の特急、1・2列車が前身で、当時の日本を代表する列車でした。1・2列車は終着駅の下関からは、九州への連絡よりも関釜連絡船による釜山への接続を重視し、そこから朝鮮、中国へ、さらにはシベリア鉄道でヨーロッパに達する、国際列車としての使命を帯びていたため、客車は全て専用車として新製され、寝台車・座席車とも全て一等車と二等車で編成されていました。その後、大正3年(1914年)12月の東京駅開業に伴なって運転区間は東京−下関間に変更され、昭和4年(1929年)9月15日には、1・2列車が「富士」と命名され、同時に命名された3・4列車「櫻」と共に、初の列車愛称となりました。同年11月7日からは両列車の最後部にテールマークの取付を開始し、「櫻」は三等の赤帯を象徴する、赤を基調としたものとなったのに対し、「富士」のテールマークは、一・二等の白・青帯を象徴する、白と青を基調としたものとなりました。
 「富士」と命名後、昭和5年(1930年)4月からは編成の全車が鋼製客車に置換えとなり、「富士」用として一等展望車スイテ37000形、特別室付の一等寝台車マイネ37130形などが新製されました。スイテ37000形は3輌しか製造されなかったため、予備車には従来の木製展望車オイテ27000形が使用されましたが、昭和5年12月には桃山式の展望室が特徴のスイテ37010形が登場し、スイテ37000形と共に使用されるようになりました。
 昭和5年10月1日には、東京−神戸間に特急「燕」が新設されましたが、「富士」から「燕」への旅客の転移が見込まれたため、それまでの11輌編成から7輌編成に短縮されました。
 昭和9年12月1日から、丹那トンネルの開通により東海道本線は現在と同じ熱海経由となり、この時から、それまで三等車のみの編成だった「櫻」に二等車と二等寝台車が連結されるようになり、反面、「富士」は二等寝台車が減車されて三等車と三等寝台車が連結された10輌編成となり、運転開始以来の一・二等編成から各等編成に変わりました。「富士」の三等車は当初、スハ32800形が使用されましたが、昭和10・11年に「富士」用として新製された三等車スハ33000形(後のスハ33900形→オハ34形)に置き換えられ、その後、他の車種についても新形式への置き換えが進み、食堂車はスシ37800形を経てマシ37850形に、展望車はスイテ37000形に代わってスイテ37040形が、スイテ37010形と共に使用されるようになりました。
 その後、昭和17年(1942年)11月15日には関門トンネル開通により運転区間が東京−長崎間に延長されましたが、昭和18年(1943年)7月の第一種急行への格下げ、同年10月1日の東京−博多間への運転区間短縮を経て、昭和19年(1944年)4月1日には運転休止となり、同年10月1日に正式に廃止となりました。



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